それはご先祖様?
更新が不定期になっておりますが、今後も読んでいただけると嬉しいです。
「え?
ロジオンしゃまと私、血が繋がっていましゅか?」
おっと、意外なところで遠い親戚?
「俺の姪がクローディアを助けた領主の娘の母親だから三百年以上前だ。
俺の妹のネティが一時人間の男と夫婦の時期があって、その時にできた娘なんだが、その娘は人間としての要素が強く、魔族の特徴がほとんど出なかった。
だから姪はルドンの街、当時は大きな村だったが、そこに人間として一人移り住んで、その村の長だという男と出会って結婚して子供を産んで、寿命も人間と同じような長さで死んだ。
だからセシルと俺は身内ということになる。
きっとネティもセシルと逢えたら喜ぶだろう」
嬉しそうに笑い、頭をなぜてくれるロジオン様ですが、待ってください。
三百年以上前のご先祖様がロジオン様の姪……。
確かに血縁ではありますが三百年以上前。
三百年ですよ。
江戸幕府の約二百六十年より長いですよ。
この時間の感覚が前世人間、人生五十年じゃない、百年時代に入った時代を過ごした記憶の持ち主には、感覚的に理解ができない。
目の前のロジオン様は生きてるご先祖様になるの?
これって、前世の記憶や価値観が邪魔になるパターン?
あと、妹さんがネティとおっしゃいましたが、昨日陛下との会話に出てきた「冥界の門番」というお犬様をネティとおっしゃっていませんでした?
「待ってください、畏れながら申し上げますが、それを言うなら私、ヨハン・フルブライトはセシル様、いえ、セシル・ルディアーノの祖父です」
「ほえ?」
読んでいただいてありがとうございます。
気に入っていただけましたら、ブックマークと応援よろしくお願いします。
また、お恥ずかしながら、誤字脱字ありましたら、報告よろしくお願いいたします。




