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撃鉄の響く戦場にて  作者: KY
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拾い物

ベースを脱出しての会敵。

ベースより西へ移動した際に大型トラックを含む5台の部隊を発見した。


「編成は?」


「大型輸送トラック1両、ジープの機関銃仕様が2台、サイドカー1台にバイク2台です。 帝国の物ですね。」


先行偵察のマリが報告している。 発見は小休止のために停車した際に周辺偵察をした際に逆方向から来る車両を発見した。 そして、警戒態勢となった。


「大型輸送車は何かしらの実験兵器を輸送している可能性があるね。」


「はい。 ですが、警備が少なすぎます。 護衛兵は12名。 技師と思われる2名のみでした。 技師は獣人らしいです。 遠目なので未確認ですが。」


「そうなると、獣人の国で流失した技術を帝国が搾取しているか・・・。 ありえるか。」


マリの偵察で分かったことはやはり搾取された技術であった事と、元々この近辺に敵対勢力がいない事もあり、護衛が少ないのだと、護衛の兵士が話していたのを確認した。 

 本題の搾取した技術は、どうやら複数のロボット兵を一つの装置で管理することで、少ない人出で多くの物を守る技術らしい。 その実験で来たらしい。


「そうなると、ロボット兵は厄介だ。 兵がというより監視の目があることが厳しいな。」


「先に潰しますか?」


「少し三人で攻撃してみるか・・・。」


「別々の方向から攻めよう。 エルザは装甲車内で待機で」


「「「はい。 隊長」」」


三方向から攻めた。 獣人の二人はナイフで見張りが消される。 マサルも軍刀の様な物で倒した。 そして、技師以外の兵士は銃殺していく。 これで完全な無力化された。

捕らえられた技師の二人は狐人族の姉妹だった。 

どうやら二人のいた研究所が襲撃され、そのまま捕らえられたようでそのまま研究所で技術研究をさせられていたらしい。


「おかげさまで助かったよ。」「ありがとうございます」


「とりあえずはここを離れないといけないが、トラックは持っていけない。 どうするか・・・。」


「それなら・・・。」


二人がいうには、トラック内のメインのコントロール用のシステムと資料、数体のロボット兵を出せば、良いとのこと。 それ以外は爆破してもよいとのこと。

とはいえ、機械は収納できるので平気だが、人が乗れない。 装甲車は無理となり、こうして中型トラックでの移動となった。


「まあ、仕方がないよな。」


運転席の自分とマリーダが前で荷台部分に残りの四人が座る。 あと、少しの荷物をのせて。

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