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撃鉄の響く戦場にて  作者: KY
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今後の計画

少し更新が遅くなります。

スイマセン

転移して半年以上、この森のべースにいるマサシ。 三人が合流しても根本の状況の改善がない。

やはり人的にも、物資的にも先細りが否めない。 やはりどこかに合流したい。 とはいえ、近隣の友軍は壊滅しているか、撤退している。 しかし、もう一撃はしたいという機運になった。 とはいえ、近くの帝国軍の基地はやはり規模が多い。 しかし、印象付けるために奇襲をすることになった。 


「とはいえ、四人しかいないから限定される。 どこを攻めるかだね。」


「集積所は攻撃されると印象があるから収容所を狙うか?」


「それだと4人では少なすぎる。 逆に危険だ」


人数も少ない事もあり、燃料の備蓄庫と指揮官クラスの個室を襲撃することにした。

備蓄庫はやはり食料より車両や設備を動かなくする意味があった。 個室の襲撃は、機密情報の入手が目的だ。 燃料庫と宿営地は爆発の危険から離れているためにばれにくいが、応援も届きにくい。 

その為、副長とエリザの二人が備蓄庫に。 マサシとマリが個室襲撃を行うことにした。 注意点は燃料庫は破壊しつくす事と車両も壊せたら壊す。 個室組は書類や機密情報を主として、極力囚われの人は助けない事。 苦渋の決断をした。

 

「よし、行こう。 互いの健闘を祈る」


「わかった。そっちも無事を祈る」


こうして、四人で出撃する。 エリザも拳銃の訓練は受けていて、発砲もしているとのことで、公国の拳銃を持ってもらった。 こうして、散っていく。 時間も合わせ済みだ。

   

   ------------------------------------

マサルとマリは敵の宿営地に伏せた。

張り巡らされた鉄線をペンチで切って侵入した。 


「よし、士官用の宿泊所に行きますか」「はい。」


数分程掛かったが、目的地に着いた。

少し頑丈に作られた建物で入り口には歩哨が立っていたが、例の如く弓で射殺。 そのまま、忍び込む。

マリがいるため、在室かどうかだけはわかる。 その為、不在の部屋を探るも私物の類は少ないため、上級士官の部屋に変更。 ざっと、怪しい部屋を目星がついた頃に合図が響く。


ドカーン!


その後、ボンボンと、さらに爆発音が響き渡り、破壊が続く。 急いで行こうするが、車両が吹き飛んだり、走っているうちに爆発したりと、混乱が混乱を招く。 こうして、基地自体が混乱しているうちに目星の部屋をあさる。 指令書も出てくるし、横領の証拠の様な物も出た。 中には娼婦もいたが、消えて頂いた。  そうしているうちに基地司令の机にたどり着き、錠前の掛かった引き出しに命令書があり、回収。 他の物もついでに回収し、もぬけの殻にして退散した。 混乱も続いていたため、ついでに蔵とゆう蔵をすべて襲い、すべてを回収した。 仕掛けてない車両も回収し、厳重に管理するはずの戦車まで放置してたので、回収した。


「さあ、合流点まで移動だ(ハート)」


「隊長は盗賊稼業でもしてたんですか?」


マリが疲れた顔をして、こちらを見ていた。

少し下げ済み気味で。


「そういうわけではないさ。 お土産を頂いただけだよ。」


「はあ。 とりあえず行きましょう」


マサルもマリーダ達との合流点に急いだ。

合流点には、少し煤けているが、満足そうな顔で二人がいた。


「おーい!お疲れ。 そっちは?」「ばっちりだ!」


「十二分に破壊したぜ!そっちは?」


「えっとぉ・・・。」「ばっちり書類は回収したぜ!」


「破壊しなかった物資回収の間違いでは?」「そうともいう」


「その様子だと、どれくらいを持ってきたんだ?」


「副長が破壊しなかった居住区付近の食料・燃料・武器・金すべてを回収したと思います。」


「ほんとに?」


「はい、隊長は戦車も回収してました。」


マリの告白で固まる一同。 マサルだけは平然としていた。 触れさいすれば、生き物でなければ取り込めるから基地の物資はほぼない。


「ひとまずベースへ行こう。 多分、この森に仕掛けてくる。 出迎えの準備をしないとね。」


「ああ、わかった。」


三人も疲れた顔をしてついてきた。

でも、書類等の機密を三人にお願いして、自分はトラップ作成・設置にいそしんだ。 ベトコンが使った物や独自の物、罠用に仕掛けた手投げ弾、戦車榴弾や爆弾、地雷に手製爆弾等々を仕掛けた。 支援兵のためにこう言ったことは得意だった。


そして、彼らはその夜には森にやってきた。

入り口付近に仕掛けた見せかけ落とし穴にハマり、ブレストファイヤーを食らう者。 少し安心した所で矢が飛んでくる。 避けても踏んだ足元で竹筒ライフル銃の弾の撃鉄が、足に穴をあける。 木々の間を進もうとして、毒虫や毒蛇などに襲われたり、槍で体のどこかを傷つく。 その上、水分も少ないために脱水になる兵士が増えた。 他にも様々な罠で傷ついた。 ここにきて、やっと撤退するも深入り過ぎた為にマサカツたちの奇襲・強襲を受け、さらに被害を出した。


   -------------------------

帝国軍前線基地


「まだ落とせんのか!あの森を!早く落とせ!」


「しかし、指令。 戦車は奪われ、装甲車は破壊か強奪された上にすべての蔵の中身が奪われた今、基地を放棄し、撤退をするべきです!」


「馬鹿か!前線基地を奪われたら、楔が減っては奴らが勢いずくだろうが!」


「基地はまた奪えば良いんです!ですが、兵士はそうはいきません!撤退を!」


「くどい!再出撃の編成表をだせ!これは命令だ!」


「・・・。 わかりました。」


こうして、四百人近く居た前線基地の隊員は、その多くが今後の戦闘で消えていった。 実に4次まで行われ、車両・人員とも九十%もの隊員が、食料がない中を戦った。 そして、最後はマサルのベースを発見して強襲するが、ベース事爆破する方法で、指揮官以下多数の友軍の犠牲を出し、勝利をした。 これにより森の戦力は壊滅した。 4人は逃げることに成功するが。 とにかく最後は勝利をした。 わずか十名程の負傷兵を残してだった。


   ------------------------------------------

森の外・平原


「思っていたより執拗に攻撃されたな。 隊長。」


「物資を奪いすぎたかな?」「まあ、原因の一端はあるでしょうね」「ガンバです!」


とりあえず足の速さで選ばれたM8装甲車で脱出した。 唯一、操縦できるマサルが操縦席へ。 マリーダが車長席でマリが砲手席、エリザが装填手兼通信手席についた。 物資はマサルが回収済みで空のベースを吹き飛ばした。 こうして、脱出したのだった。


「ひとまずは獣人の国かな?」


「まあ、まだ抵抗はしている国だ。 受け入れてくれるだろう。」


「まあ、気を付けていくか。」


こうして、進路を決めた一行は進む。 新たなベースを求めて・・・。


暑い日に娯楽だったものを書く。 何気に大変でした。

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― 新着の感想 ―
[一言] 混乱している様子が描かれていたらリアリティがあっていいなと思いました。
2019/11/12 18:59 退会済み
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