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撃鉄の響く戦場にて  作者: KY
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軍靴

小国連合の一角で、拠点を構えてから護衛任務や討伐任務を受領しながら隊員を訓練をしていた。

その最中、商業ギルドからの呼び出しを受けた。


「呼び出して申し訳ないね。 今日はリスクの高い依頼が来ていて困っていたんだよ。 人数も必要だけれどもリスクも高い依頼でね。 相談したかったんだよ。」


「どのような依頼なんですか?」


「それはこれなんだ。」


『物資輸送』

 ・小国連合から獣王国への輸送任務

  窮地に立たされた獣王国へ物資輸送をしてもらいたい。 帝国軍並びに盗賊等の妨害みられる道を進 む為にリスクも高い。 ただ、遅らせることは出来ない程に切羽詰まっている情勢のために早急なる対 応を求む。


『報酬』

  歩合制:馬車一台ごとに金貨3枚。 出発予定は15台なので全部届けば、金貨45枚


「・・・。 これ、戦場を突っ切れとか、縦断しろとかのレベルを求めてます?」


「いい得て妙だね。 その通りだよ。 しかし、情報がリンクされている節もあります。 万全の態勢で挑んでください。」


こうして、傭兵団最初にして大きな仕事に挑むことになった。

ベースに帰還後に全員に告知・準備をさせる。 ただ、馬車では耐久性や馬の世話があるために車両での輸送となった。 主はドイツ軍のハーフトラックや中型トラックを運用し、偵察兼務でケッテンクラートに似せたハーフバイクに貨車の様な物を引き、使用する。 偵察用に帝国のオートバイを使用する。 鹵獲した装甲車やトラックも使用する。 戦車は速度の関係で帯同せず。 輸送車両13台でバイク・サイドカー・ハーフバイクは14台。 装甲車8台にジープ3台にもなった。 目的地は獣王国。 最初にして、大きなクエストになった。


「これは大きなクエストになるね。」


「本当ですね。 隊長。 腕がなります。」


副長ユリーダが、意気揚々と故郷への凱旋に嬉しそうに尻尾をふる。

すこしいたずら心がでたマサルはその尻尾を掴む。


「ひゃん!何すんですか!隊長!」


「いや、別に。」


「最近、ご無沙汰なので怒っているんですか?」


「なっ!断じて違う!少しいたずらをしただけだ!」


「それは欲情のサインですか?」


「作戦が始まるんだから興奮するのは仕方がない事だろう。」


「そうですか・・・。 辛ければ、お相手は致しますので、遠慮はしないでください。」


「作戦中は自制はします。」「頑張ってください」


こうして、小国連合のベースから80名の隊員と共に出発していく。 留守番の指揮官は白衣さんの妹さん。 本人に曰く、引きこもりたいらしい。 実質は元負傷兵の伍長さんが務めることになった。 彼らに見送られる中、依頼に挑むのであった。


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