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撃鉄の響く戦場にて  作者: KY
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商業ギルド②

今日はいろんなとこで雨が降ってます。

仕切り直しからは、条件の見直しから始まった。

 ・利用料金の大幅な値下げ ⇒ 規定通り

 ・物資の販売・輸送 ⇒ 通常通り・割り増しなし

 ・護衛業務無償奉仕 ⇒ 依頼料を提示して合意の元、行う


最初の条件は常識の範囲内に収まった。 だが、これは契約の見直してあって、謝罪や誠意ではない。


「さて、条件はこれで良いですが、誠意や謝罪についての話をしましょう?」


「まだほ『ズキューン』・・・しい」


「あんたに発言は認めてない。 的になりたいなら今するか?」


全力で首をふる副ギルド長。

溜息をつきながら、愚痴るギルド長。


「はぁ、君はもう・・・。 あと、突然撃つのは辞めて貰えんか?」


「それは隣の阿呆に言ってください。 許可しない事をしているので。」


「備品を穴を開けて欲しくないんだが?」


「なら、その阿呆に請求してください。」


「君が開けたのに?」「彼の落ち度です」


その後の謝罪は、副ギルド長は役職を外され、平職員に。 さらに石鹸とシャンプー用の精油(香料用の油)のギルドが仕入れ時の3割増しの購入・ギルドを通しての購入注文は2割引きでの購入する事が出来る事と義勇軍用の基地用地の半額での販売が明記された。


「さすがにこれ以上は譲歩できん。 追加で用地を買うならこちらの価格で買ってくれ。」


「わかりました。 良いでしょう。 これで手打ちにします。」


こうして、ギルド最大の危機はギルド長の機転と話術で乗り切った。

マサルも交渉の結果をギルド長名前で、箇条書きにしてもらい、れっきとした契約書にしたためて貰い、一応の、いや大戦果ともいうべき戦果を挙げて帰還していった。


門の外のキャンプに移動すると、新たに隊員となる予定のメンバーと談笑しているマリーダを見かけた。

彼女も自分を見つけてやってきた。


「中々ハードな交渉をしたようだね?」


「そうでもないさ。 クールに進めたよ?」「どうだか。」


苦笑いをしている彼女。 獣人族だから耳もいい。 交渉時の副音声を聞いて予想をしたらしい。

そして、用地も金銭も食料等の今後の手配が出来るようになった旨を話すと、笑っていた。


「最初は無理だろうと思ったが、まとめてきたのかい?恐れ入ったね。」


ひとまずおさえて貰っている基地用地についてきてもらい、またショップを開く。


  ・『小規模基地』   価格:350万クレジット

   ・有刺鉄線を付けた柵に囲まれた基地  ・防衛用設備✖12

   ・兵舎(30人収容)✖4       ・見張り台✖4 

   ・車両用倉庫(車両10台収容)✖3  ・食料・兵器庫(各1)

   ・指令室兼無線室付き中央施設     ・正門(金網製)


  ・『小規模要塞』   価格:1億クレジット

   ・高さ10メートルのコンクリート壁(有刺鉄線付き)

   ・兵舎(100人収容)✖3    ・見張り塔(コンクリート製)✖6

   ・車両用倉庫(30台収容)✖4  ・食料・兵器庫(各3)

   ・中央指令設備棟6階建て✖1   ・正門(鋼鉄製)

   ・防衛用設備✖10        ・自動応戦施設✖3


価格が破滅している。

無条件で『小規模基地』を選択。

商業ギルドが確保してもらった場所に召喚する。

施設内は丈夫な金属製で出来ていて、設備内は簡素だが使いやすそうだった。

これで帰還用の基地が出来た。 食料は今までの物を出した。

こうして、基地が完成して、志願兵が基地に入場した。


「これからはここが拠点になる。 まあ、傭兵団にはなるけどね。」


「そこは良いよ。 でも、それでもこの基地は凄いよ?」


「まあ、最初は訓練しながら護衛任務が多そうだけどね。」


「今は埋伏の時です。 頑張りましょう」


それから数か月は訓練の日々だった。

トップがやらねば、示しがつかないと、頑張った。

頑張ったら、マリーダに頑張るなと言われた・・・。 解せない・・・。

答えは自分が頑張ってしまうと、ハードルが上がってしまうからだという。

なので、実地訓練と称して、ギルドで討伐クエストを数人の隊員と共にこなした。 報酬は隊員だけで頭割りで。 適当に誘っていたが、人気訓練らしい。

頑張ってください。

こうして訓練と息抜きの討伐依頼をこなしながら、していると再び帝国の影が再び忍び寄ってきた



仕事お疲れ様です

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