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撃鉄の響く戦場にて  作者: KY
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獣人の事情

無事に陸の孤島から解放されて良かったですね。

やはり、水に囲まれるのは、深層心理的にも不安がありますものね。

時間は少し戻って、基地奇襲の計画前の公国ベース・医務室


ここに副長のマリーダが衛生兵のエリザにあることを聞いていた。


「副長、やはりそれはあれでないのですか?」


「やはりそう思うか・・・。 ここ一年なかったのに・・・。 なぜここで」


少し嫌そうな顔で一人のたまう副長にエリザは原因を指摘した。


「副長、もしかしたら安心したことで起きたのでは?戦場では危険が多いですが、ここは隊長がいるので安心が出来ます。 食料の心配もないです。」


「それに・・・。」


「それに?」


「副長は隊長の事を異性として意識をしてしまっているのでは?」


「!!」


自分でも意識をしていないうちに隊長に対して、意識している所を確認させられたマリーダ。

あっている際は、気づかれぬようにしているが、意識はしている。 やはりつり橋効果だとは思うが、時間が経つにつれて、本当の気持ちであることに気付かされた。 しかし意識をしないようにもした。 でもやはり、無理だった。


「そうなのか・・・。 いや、そうかもしれん。」


「副長の心の葛藤はさておき、実はマリにも同様の症状が出始めています。 マリは初めてらしく、心配そうにしていましたが。」


「なに!マリもか?!ん?そうなると、エリザは?」


「私は兎族なので、比較的に激しくはないのですが、それっぽい症状が出始めました。」


「よりによって、全員とは・・・。」


そういって、数日間の我慢だからと。 その夜に寝ようとしたが、今回は寝れない。

恐ろしいまでの衝動にかられ、体はほてり、喉も乾く。 ひたすら耐えていた彼女も自身の中で、何かが切れる音がした。


ホシイ・・・。 クルオシイホドニ・・・。


もはや夢遊病者のように部屋を出る。 見張りをしているはずのマリ達に見つからないように目的地へ歩いた。 隊長の部屋に。


    ---------------------------------

うとうとしていた所に気配が感じて目を開ける。


「ユリーダ?どうしたんだ?」


「隊長ほしい・・・。 隊長すまない・・・。」


いつもと違い、少し赤い顔をしていた彼女に襲われた。

どうやら『発情』したらしい。 自分も異性とする前に死んでいるため、自分でもあり得ないくらいにユリーダと仲良くした。 上にも下にもなり、前からも後ろからもした。 ホントの獣のように彼女を白化粧をした。 落ち着いた時には、おかわりがあった。 ユリとエリザだ。 当然襲われるが、次第にこちらが襲う側になり、二人も白化粧をした。 ここまでくると、二人を潰した後も耐えられず、まだ復活していないユリーダを自分のJrで、起こすという技で復活させてまた追い込んだ。 そして、ユリ・エリザと、同様な方法で起こしては追い込んだ。 これを4回続けると、三人ともがつぶれたカエルの様な状態で、半分白目をむいて眠りの世界に。

 マサカツも出すものを出し切ったので、休んだ。 久しぶりに寝た。


   ------------------------------

その後は大変だった。

種族的な物で仕方がないとはいえ、女から襲い掛かりながら最後は組み伏せられた上に好きなだけやられまくった。 そのうえ、失神している時ですら、物でたたき起こされ、そのまままた落とさる。

恥ではないが、顔どころか顔も合わせられなかった。 同性同士でも。

互いに醜態を見られた中だが、経験が豊富というわけでもない為、無言になる。 


「隊長、すまない。 種族の性質上、抗えなくて・・・。」「あうあう」「・・・」


やはり発情時は、理性も希薄になっているためにきついようだ。 全員耳が垂れ、尻尾も同様だった。


「自分の方もすまない。 最近はその・・・、致してなかったんで、辛くてな・・・。」


マサルも赤面になりながらも正直に伝えた。

三人もそこは気にしないでほしいと、いってきて沈黙した。


「隊長、もしまたこの症状がでたら、受け入れてくれるか?」


三人にとっては切実な悩みだ。 これで拒否されたら多分生きてはいけないとも感じられる質問だった。


「そうだね。 受け入れるよ。 逆に私がしてくれと、言ったら?」


ボフン!


こんな擬音が出そうなくらいに顔が真っ赤になった。


「もももも、勿論だ!何時間でも相手をするぞ!」「お願いします!」「ですです!」


三人の答えは肯定だった。

こうして、四人は新たな絆で結ばれた。 

記念すべき10話目。

無事に迎えられました。

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