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 07

 重大な事実。第三者の操作を防ぐため、ルディーとシヴァの両者の個人識別データと登録コードが記録されているのだそうだ。何か1つでもアクションを起こしていれば識別データ等は消えるが、まだ何もしていない状態なので、見る所でみれば個人情報を読み取ることもできるのだと言う。

「内容を消さねば。戻ります」万年筆のキャップを押しながら強くひねると、中で酸と金属が反応して、データは焼いてしまうことができる。

「いや」リーダーはルディーの肩に手をかけた。

「オレが戻る。あるとしたらどこに?」

「サンライズ・リーダー、やめてください」

「どこだ」

「多分、大きなデスクの下か、金庫の前」

 ルディーは座ったまま、サンライズの目をみた。かなり充血している。

「行く前に、私を始末してください」

 あごを上にむけて、のどをさらけ出した。

 シヴァがまだ塀の向こうにいる気配がする。リーダーは声をころして

「先に行け、シヴァ。後は予定通り」

 短く告げる。シヴァは何か言おうとしたのか、「あ」中途半端に声をあげたが、次の

「行け!」

 の命令に素早く反応して、だっと駆け出した。


 サンライズ・リーダーはルディーの頭を両手ではさみ、仰向けにこちらを向かせる。

「ルディー」目をみて話しかけた。それから本名を呼ぶ。

「ヨーナス、聞こえるか」

「はい」覚悟したのか、目をつぶった。

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