ああ、これが……
おもしろいと感じていただけたら幸いです。
それは電撃の衝撃だった。
触れてしまった指先が熱かった。
その熱は指から手、手から腕へ、最終的には体中に伝播していき体温が上昇していた。
体温が上がったせいか先ほどから息が荒く、酷いものだ。
もう一度、指を見ると思わず笑いがこぼれてしまう。
頭の中はもやがかかったように上手く動けない。
体のほうもそんな感じだった。
しかし動かなくてはと、手を開いては閉じたりしている。不格好なものである。
そして、そこまで来てようやく私はそれを認めた。いや、ようやくというのは可笑しなことだ。最初から判っていた。それを認識するのが嫌だっただけなのだ。
私は、声に出してはっきりとさせる。
「ああ、これが『感電』なんだ」と。
最近ガチでこんなことがありました。
文字に起こしたらなんだか恋をしているようではないですか。
そんなことを考えながら書いていました。
感電したら実際にこんな風になります。威力があると本当に体中の筋肉が収縮して飛び上がります。
気を付けてね。