帰り道。親友との再会
面接の後、咲との帰り道で生徒会に入った事を報告した。
「えぇっ?!勇人、生徒会に入ったの?!」
「うん。面接に合格しちゃってさ。これで部活は、免除だな。」
「そんなー!お料理クラブに入るって言ったじゃん!!嘘つきー!」
咲が駄々をこねる。面倒くささこの上ない。
「言ってませんー!」
「おっ?!お前勇人か?」
後ろから名前を呼ばれたので、振り返ってみるとそこには、
だらしなく制服を着崩した男子生徒が居た。
「俺だよ!俺!俺!忘れたの?隣に居るの咲ちゃんだろ?!何~?付き合ってるの?」
「付き合ってないですよ。誰ですか?あなた?」
咲の顔が紅くなっているのは気のせいだろう。
「………」
「何だよ!2人して忘れちゃったの?昔よく三人で遊んだじゃん!本当に覚えてないの?!」
「すみません…」
「いいんだよ。今から名前言うけど、2人共思い出してくれなかったら泣いちゃうよ?!」
「んじゃ、言うぞ…城花涼介どう?思い出した?!」
「「あ~~~!!」」
2人同時に驚きの声をあげた。彼、城花涼介は2人と保育園からの付き合いであり、よく三人でイタズラなどをして遊んでいた仲だったからだ。しかし、一つだけ違う所があった。それは、
「涼介ってあの涼プーか?!」
「小学校二年生にして体重45kg越えという偉業を成し遂げた愛すべきポッチャリの?ちょ
ー痩せたじゃん!涼介君痩せてスゴくカッコよくなったね。」
「まぁね。いろいろあって痩せたのさ!にしても勇人お前帰って来てたなら連絡くらいよこせよ!」
「あはは!悪りぃ悪りぃ!」
「久しぶりに三人揃ったんだから、遊ぼうよ!!」
そして、懐かしいメンバーで遊びまくり連絡先をお互いに交換しあった。涼介は私立の高校に通っているらしく、しかも涼介には彼女が居るらしい。涼プーに先を越されるなんてなんか虚しい。
涼介と別れ、家が近づいてきた。
「じゃ!明日ね。勇人!」
「おう!明日な!咲!」
この時、勇人は知らなかった。ずっと自分達の後を付けていた人物の存在を…
女の子だけだとなんか不自然なので、
男の子キャラ出しますた。