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ただ青とは片付けられない

透き通る

洗われる

空の青を知った今日



空がどこまでも美しいのは

その向こうに

無限の宇宙を隠しているから


輝く術のない

真昼の星が

ひたすら空を

輝かせて


どこまでも遠く

どこまでも青く


空は広がって行くんだ



深く

濃く

夜の沈黙を映したように

静かに

強く

力に満ちた

そんな青がある


無限の空を吸い込んだ

海の色


海がどこまでも力強いのは

その後ろに

深海の神秘を隠しているから


命を抱き

波立たせ

飲み込んでいく

だから海は


どこまでも深く

どこまでも青く


僕らに語りかけるんだ



ぞっとするほど美しい

そういう青を

見たことがある


空よりずっと小さく

海よりずっと浅く

でももっと透き通り

空を写して

海を見つめて

幼い瞳


その目がどこまでも美しいのは

その向こうに

果てしない悲しみを 映しているから


誰もが涙を流して

泣きながら

喚きながら

生まれて来るのだから


どこまでも深く

どこまでも青く


涙の色が瞳の中に染み込んでいるんだ


どこまでも青く

どこまでも青く

青く 青く……




―――


なんとなく、晴れた日に更新がしたく、何日か待ってみました。


そして今日、やたら綺麗でやたら春らしい青空の下を歩きながら、妙に心地よさを感じ、「春を感じたら「春」編を更新する」と言っている「Season」を更新しようかと迷うほどの日。


待って良かったと思います。



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