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財布だけを持って




たまには静かに

一人で電車に乗ってみる



聞き慣れた音楽も

読み飽きた小説も


家の隅っこにおいてきて




街のただ中で一人


負けないなんて幻想は

いつしか僕の首に巻き付いていた


落ちるにしても

逃げるにしても


上っていく時だって


そいつが僕を

邪魔するんだよ




自分の心の隅っこの

小さな小さなかすり傷


別にもう

痛くもないけれど

別にホントに

痛くもないけれど


傷が開いちゃ困るから


なるべく触れないようにしてるんだ




一人で生きるなんて

自惚れは

一人の夢に砕けていった



この世界の隅っこで

君と出会ってからは


この心の真ん中に

いつでも君の場所が出来ていて


すべてのことが

虚ろに響いてしまうんだ




この街のどこか隅っこに

何かカケラを

落としたからって


それは負けた理由にならないね



夢だって恋だって

僕はちゃんと持っていて


何一つなくしちゃいないんだ



ただ

諦めるってそれだけが


僕のなくした「何か」




一人きりで乗ったから

一人きりで降りていく


ただそれだけなのに


ただそれだけのことなのに





最近の発見。


同じような文章を繰り返すと、非常に嘘くさく聞こえること。


自分の身を滅ぼすのはおそらくで酒であろうこと。


多分何があっても諦めきれないんだろうな、ということ。



以上。

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