Amantes, amentes
ずっと考えていた
「恋は病だ」って言葉について
多分きっとどこかで
それは正しく響くのだけど
僕は少し違うと思う
「病」だと言うのなら
この想いもいつか
「治って」しまうのか
ずっとずっと想ってきた
君を ただ君のことを
でも叫びもしないで
身を焦がす程でもなくて
とはいえ冷たいと言えば
そうでもなくて
握った手の温もりが ちょうど
想いの温度だった
ただ36度の心と身体で
君を愛していく
終わらない 変わらない
ただ一つの温もり
熱いと のぼせてしまうだろ
寒いと こごえてしまうだろ
炎は 燃え尽きてしまうだろ
さよならは 悲しすぎるだろ
ただ36度の心と身体
特別じゃない
いつも通りの温もりで
長く 長く もっと長く
命の限り
未来がある限り
世界が続く限り
君を ただ君のことを
愛していくんだ
36度の想いを胸に
君を ただ君のことを
見つめていくんだよ
―――
なぜか今日は気分が乗ったので続けて更新です。
何か、ぱっと燃え上がって、すっと消えてしまう。
そんな恋愛だったら、諦めるのも成し遂げるのも簡単なんだろうな、と思います。
題は「恋するものに正気なし」という意味のラテン語。
まぁ狂ったもん勝ちのような気もしますがね。