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この広い世界で



宇宙では





原子と原子が出くわすことも



一つの奇跡だと聞いた




宇宙はそれほどまでに大きく



世界はそれほどまでに広い




点と点がぶつかる瞬間



線と線とが重なる空間




ただそれが欲しかっただけ






君を抱きしめるのが



僕でなくても構わない



君が幸せであるならば



それで良い




君と燃えるような恋をしたいわけではない




遠くから 君の幸せを祈るだけで良い





そんな綺麗事を僕は




本気にしようとしていたんだ






胸が苦しい



心が痛い



ただ想っただけなのに




君を好きになってしまった



ただそれだけのことなのに







惑星の上では



無数の原子の粒が浮かんでいて




出会っては離れを繰り返しているけど






一度出会った二つが



再び寄り添うことは



やっぱり奇跡なんだと知る







世界が広すぎるのが




悪いわけではなく




僕らが小さすぎるのが



いけないわけでもない





そんな気休めで僕は




自分をごまかす気でいたんだ






君を幸せにしたいのに




ホントにそう願っているのに




誰かが君を包み込むことを思うと




心の血管で



砕けたガラスが



暴れ出すんだ








何故僕は



君を好きになってしまったんだろう




それが間違いだったなんて




言いたくはないけれど





何故僕は




君と出会ってしまったんだろう




痛みしかありえないなら



どうして 君と





何故僕は



君を愛してしまったんだろう





始めから届くはずもないのに






君が幸せであれと願う気持ちに




嘘はないけれど






嘘はないんだけれど






―――



なにやら難しいことばかりです



足りないのは力なのか、想いなのか。



やれやれ、といったところでしょうか。笑

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