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二十歳



いつの間にか



僕は



僕にとって




長い時間を積み上げてきた





何故か僕は




このときを




迎えないものだと




信じていた





僕は何かに




命を捧げ




燃え尽きるつもりだったんだ




でもその「何か」が見つからず



「何か」と思ったものに拒まれて




今 まだ湿っぽい




生木のままでいる







幸か不幸か



僕の周りには




潔く 煙になった奴はいないけど




そういう命も多いから








この年月を




僕は迷い



戸惑い



通り過ぎてきた





どんな人でも



走り続けることは出来なくて




走ったり



立ち止まったり



歩いたり




曲がってみたり



戻ってみたり




また走り出したりしながら



ただひたすらに



一秒を積み重ねていくもの





そう自分に言い聞かせて



僕は自分を慰めている






何を恐れているのか




死ぬことではなくて




生きることが



僕を追い詰めていく





枝にしがみついて枯れていく花を




醜いと思う幼さが




僕を煙にしようと



向かってくるんだ






立派に立派に



たたずんだまま



中から腐って倒れるよりも




一振りの斧で



地面に倒れ伏す



その潔さを望んだ僕も





二十歳となった







―――



うーむ、作った時は結構良いような気がしたんですが、そうでもないですね。笑



まぁ、なんというか、酒だけは堂々と飲めるようになったわけです。



それ以外は何もないようなもんですから。






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