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アイドル女子寮奮戦記・改  作者: 青獅子
中学3年生
9/20

生放送と初詣

いつしか秋が過ぎ、季節は冬になっていた。ツバキガールズの知名度は日に日に上昇。そして年の瀬が迫った12月30日、冠番組の生放送の特番が放送される。どうやらこの生放送がツバキガールズの仕事納めらしい。生放送は午後4時からの1時間半。この日メンバーは開始前にリハーサルがあるため、午前中にはもう寮を出てしまった。




そして午後4時前。俺は、優衣姉・優里・早川さん・尾関さんと一緒にリビングに行き、テレビの前で待機する。しばらくすると、MCである人気お笑い芸人の「週刊ツバキガールズ 年末生放送スペシャル!」という掛け声とともに番組はスタートした。




◇ ◇ ◇




まずはツバキガールズの説明とメンバー全員の自己紹介。この番組、毎週録画(深夜1時台放送)して見てるけど、今テレビに出ている人がこの寮に住んでいるってすごい不思議に感じるな。




俺はテレビを見ている間そう思い、番組は進んでいく。番組の内容は普段やっているコーナーの生放送版だった。メンバーは初の生放送がゆえにハプニングや放送事故を続発。MCを困らせていた。




そして番組終盤には、3チームに分かれてのすべり台クイズがあった。このクイズは解答者(各チーム3人)のが答えを間違えると生け贄役が乗っているすべり台の角度が上昇していくというクイズだ。生け贄役は安達・松永・尾崎の3人。結局、解答者が答えを間違えまくったせいで、3人全員が無事落下した。見事に全身粉まみれだ。




そしてCMが明け、粉まみれになった3人を除いたメンバーが発売中のデビューシングルを披露した。最後に、さっき粉まみれになったばかりの安達・松永・尾崎が登場。3人が番組とそのデビュー曲の宣伝をして番組は終了した。




番組終了後、早川さんと尾関さんはすぐ夕食の準備を始めた。そしてメンバーは夕食前に揃って帰宅した。夕食を食べ、大久保さんから大切な話があると言われたので、その話を聞いた。どうやら明日の朝、多くのメンバーとお手伝いさん2人は実家に戻るという。俺は「いつ寮に戻るんですか?」と聞くと、麻衣さんは1月4日のテレビ番組(今日生放送やってた奴)の収録がグループでの仕事始めだから、みんな3日の夜までに寮へ戻ると言っていた。




そして麻衣さんの話が終わると、メンバーとお手伝いさん、そして優衣姉・優里は揃って風呂に入った。この間俺はリビングでテレビを見ていたが、1時間ほど経つと、俺は風呂から出たという安達・松永・尾崎に呼び出された。


「昼の生放送見たぞ。3人とも全身真っ白になった時は笑ったよ」


と俺は3人に言う。すると、


「ありがとう」


と尾崎が言い、


「でも、全身粉まみれになったのは恥ずかしかったんだからね!」


と松永は言う。そして安達は、


「やっぱ見てくれてたんだ・・・でもみんなに真っ白なところ見られたのは少し恥ずかしかったかな」


と言った。そして俺は3人に、


「・・・で、俺に何の用だよ」


と言った。すると3人は、


「正月、暇なら私たちと初詣とどこかデートに行こうよ!優衣さんと優里ちゃんも誘ってね」


と声を揃えて言った。俺は、


「正月?どうせこの時期はみんな暇だしいいけど。でも3日は午前中実家戻るから無理だよ」


と言った。




◇ ◇ ◇




そして翌日、正月期間中に個別での仕事がある安達、松永、尾崎を除いたメンバーとお手伝いさんは実家に戻った。しかし、寮に残る3人も1月の半ばには一度、実家に戻るらしい。そして夜になり、6人で年越し蕎麦を食べながら紅白歌合戦を見る。こうして俺たちは新年を迎えるのであった・・・


そして年が明けた1月1日。俺は6人で近所の神社に向かった。しかし、神社に着くとすごい人だかり。さすが元日だな。それでも、優衣姉と優里を含めた5人の晴れ着姿はとても綺麗だった。やっぱアイドルは何を着ても絵になるな。




そんな感じで6人はお参りをする。みんな何を願ったんだろう。ちなみに俺は、『平穏無事な高校生活を送れますように』と願った。そして、おみくじを引く。結果・・・




俺「あ、吉だ」


優衣姉「小吉」


優里「中吉」


松永「大吉!」


尾崎「やった!超吉!」




何だよ超吉って。尾崎曰く、大吉の上みたいだけど、初めて見るな。そして・・・




安達「げっ、凶だ・・・」



結局、安達を慰める形になったのは言うまでもない。




その後、近所のレストランで昼食を食べた。さて、これからどうするか。時刻は昼の1時。まだ時間があるな。でも5人が晴れ着姿だと動きづらいな。俺はそう思いながら、6人で時間を潰せる場所を探した。結局、俺たちはカラオケに行くことにした。夜までみっちり歌うようだ。




こうしてカラオケが始まった。早速、ツバキガールズのデビュー曲が入っていた。しかし、まだ発売前だぞ。いいのかよ。と俺は思ったものの、安達・松永・尾崎が早速、デビュー曲を歌い、次に俺・優衣姉・優里が同じ曲を歌う。やっぱ俺たちが歌っても3人にはかなわないな。その後は6人がそれぞれ好きな曲を歌う。俺・優衣姉・優里・松永は最近流行りの歌を歌っていた一方、安達はアニソンを歌っていた。意外かもしれないけど、安達のアニメ好きは結構有名だもんな。ちなみに、尾崎はだいぶ昔の歌を歌っていた。意外だ、尾崎にそんな趣味があるんだな。




んでまぁ、そんな感じでカラオケは終了した。しかし、みんな喉がガラガラになってしまったな。




そして2日後、3人を除くメンバーとお手伝いさんが寮に戻った。それから数日後、俺・優衣姉・優里の学校では3学期の始業式を迎えたのであった。

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