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アイドル女子寮奮戦記・改  作者: 青獅子
高校1年生
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高校生!

お久しぶりです。いよいよ高校生編に突入です。

4月になり、俺は高校生になった。とはいえ、通っている学校は中高一貫で、高校から入学した生徒は1年生の時は別クラスになるので、あまり高校生になったという実感はない。中学の卒業式も高校の入学式も形式的なものであった。そして安達・松永・尾崎も高校生になった。3人とも高校生のメンバーがすでに通っている某高校に進学した。


俺自身は高校に入るにあたって、硬式野球部に入部した。渋谷(しぶや)学院高等部の野球部は一応スポーツ推薦はあるが、そこまで強くはなく、俺みたいな硬式野球の経験者はあまり多くはない。そして野球部員のおよそ半数が渋谷(しぶや)学院中等部の軟式野球部から入部してくる。幼稚園から渋谷(しぶや)学院に通っている俺からすればチームメイトの多くが知り合いなのでかなり助かる。




◇ ◇ ◇




4月も半ばとなった頃、一般入試で高校から入学した生徒と女子マネージャーが入部した。これで1年生は渋谷(しぶや)学院中から上がった生徒とスポーツ推薦で入学してきた生徒を含めて30人(うち女子マネージャーが10人)。1年生が入部すると、学校の食堂で歓迎会が始まり、監督が挨拶した。




「私が監督の 日笠直人(ひかさなおと)です。この学校では主に日本史と世界史を教えています。さて、この野球部は20年以上前の東東京大会準優勝が最高成績で、とても甲子園に行くようなレベルではありません。現に昨夏の都大会は3回戦敗退、そして秋の都大会はブロック予選を通過しましたが、初戦敗退でした。この春の大会もすでにブロック予選で敗れています。しかし私が監督に就任して以来、退部者を1人も出していないのは誇りだと思っています」




続いて部長・副部長・コーチ、そして主将の3年生も挨拶をする。そして新入部員がそれぞれ自己紹介をする。




相川優(あいかわゆう)です。多摩川(たまがわ)シニア出身です。ポジションは内野手です」




こう俺は自己紹介をした。自己紹介は五十音順で俺が最初だった。そして最後に女子マネージャーの自己紹介を行う。




「しかし、今年はマネージャーの新入部員が多いですね~」




と、部長の 茅野正雄(かやのまさお)先生が新入部員全員の自己紹介が終わるとこう言った。・・・確かに。ここまでマネージャーが入ってきた部活動は全国どこを探してもないぞ。いくら渋谷(しぶや)学院が女子の方が多いって言ってもな。




この日は歓迎会が終わると解散し、俺は寮に戻った。まだ夕方の6時を回ったばかりである。そしてしばらくして、レッスンや仕事を終えたメンバーが続々と帰ってきた。




「そういえば優っち、野球部なんだって?優衣さんから聞いたよ」




と夕食時、松永がこう言ってきた。俺は「そうだけど」と言い返し、




「暇だったら試合見に行くわ。楽しみにしててね」




と今度は尾崎が言った。それに対し俺は、




「・・・どうだろうな。1年は相当な実力がない限り夏までは試合に出られないみたいだからな」




と言う。そして安達は、




「やっぱ優くん、かっこいいな・・・私も頑張らなきゃ!」




と言った。




◇ ◇ ◇




そして数日後、俺は日笠監督に呼ばれて昼食後に職員室へ向かった。日笠監督は、




「相川、1年の中ではお前が一番体力も実力も群を抜いている。上級生にひけを取らない。それにお前、内野は全部守れるし投手も外野もできるみたいだな。これからバンバン試合で使っていくぞ」




と俺に言ってきた。そして俺は授業が終わり、練習が始まるまでのわずかな時間、安達・松永・尾崎に、




「監督にこれから試合に使うぞって言われた!」




という内容のLINEを送った。そして3人からは、




安達「おめでとう。頑張って!」


松永「おめでとう!レギュラー目指して頑張れ!」


尾崎「この前高校生になったばかりなのにもう?すごい・・・」




という内容のLINEがすぐに送られたのは言うまでもない。

今日は遥の誕生日だと言うのに、出番が最後だけという・・・

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