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身体能力向上からのヤバい職業  作者: サンタルチア
2/2

二話 最上級職業

一話よりも長め(?)だと思います。

「お父様!今日はとうとうあの念願のステータスプレートをもらう日がやってきましたよ!」

「ふぁ~ぁ...って、お前は天使ですか?」

「何寝ぼけた事言っているんですか。僕ですよ。リルですよ。さあ、早く起きて着替えちゃって下さい」

そう言って僕はお父様の事を起こして着替えるように言って部屋を出た。


しばらくするとお父様が食堂に来た。そして皆そろっていただきますをした。

「お兄様。今日はお兄様のステータスプレートが渡される日ですね。ミラはとても楽しみにしていますよ。どうかお兄様がいい職業になれますようにミラは祈っています。ちなみにいい職業になれたらミラがおはようからおやすみまで、お風呂からベットの中まで一日一緒にいる券をあげましょう。」

「え、えーっと...ありがとう。そんなに僕の職業について考えたりしてくれて。でも、何かその券ってやつは遠慮しておくよ」

「そうですか。それはとても残念です。」

何か最近ミラがぐいぐいきている気がするんだよね。だって今のも断ったらものすごく残念な顔になってたもん。

「まあともかくリル、いい職業になれるといいわね。期待しているわ」

「はい!ありがとうございます、お母様。」

そして僕たちは朝食を済ませステータスプレートがもらえる神殿へと向かった。

「そういえば職業というものは基本どのような職業が普通なのですか?」

僕は神殿へ向かっている道中にお父様とお母様に話した。

「そうだな。基本的になら『剣士』や『魔法使い』が戦闘職には普通だな。後は生産職だが『鍛冶師』やレアなやつだとポーションが創れる『錬金師』ってのがあるんだが、言い忘れてたが職業ってのはクラスチェンジってのがありその職業の上位互換の職業になれるかんな。」

「え!」

そうだったの?と心の中でそう思ったが顔に出てたらしく、お母様が説明をしてくれた。


「そうよ。ちなみにだけど私の最初の職業は『魔法使い』だったわ。後、最初の職業でも最初から最上位互換の職業の人もいたから...ねぇそうでしょうお父様?」

「・・・ああそうだ。俺は最初っから最上級職業だった。」

「すごいです。お父様!僕も最初から最上級職業になりたいです!」

やっぱりお父様達はすごい人だ!僕が感心していると僕の服をぐいぐい引っ張っている感じがし振り向くとそこには頬を少し赤らめた妹がいた

「ミラ?どうしたの?」

「お兄様、ミラはお兄様が絶対に最上級職業になれることを信じています。だってミラの素敵なお兄様ですから!」

「...あ、ありがとう何かすごく嬉しいよ。」

危ない今ミラの笑顔がすごい可愛かったからおもわず抱き着いちゃうところだった。

そしてもうそろそろ到着する時にお父様が近づきなるべく小さな声で話せといわれた。

「さてリル、もう着くぞ。いいか正直言うとお前は職業無くても十分にやっていけるがもしその職業が最上級職業だったら...」

「だ、だったら...」 

「王都にある学園に行き寮をとってそこで暮らしてもいいぞ。ただし、十歳からだが」

「ほ、本当ですか?!」

「ああ、これはジルにも確認をとったが大丈夫だと言われた」

王都かぁ~行ったことないけど楽しそうだな。

「でも何故最上級職業でないといけないのですか?」

「...実はな、六年後に王宮で魔王を討伐するために大人数の勇者召喚があるんだがその一年前に勇者の仲間をこっちの世界で決めるそうだ。つまり...」

「その為に名誉や実力を示してこいと...いいでしょう。もし最上級職業がもらえたらこの僕、リル・ロワール。謹んで承りましょう。」

夢にまでみた勇者の仲間これは絶対に最上級職業になりたい!

「おお、そこまでいうようになったか。では神殿へ行って来い!」

「はい!」

そういって僕は一人神殿へ向かっていった



◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇




「うわ~!とってもきれいな場所だな~」

僕は今神殿の中にいるのですが同じ場所にたくさんの子供達がいます。


「おい、あの可愛い子って誰?」

「獣人だぞ!耳がぴょこんぴょこんしているぞ!」

「服装やあの顔立ちもしやロワール家の...」


多分これって僕の事だよね。僕は獣人と人族のハーフだから耳も普通の獣人に比べて十分優れているから300m位までなら余裕で聞こえる僕は陰話を盗み聞きしていると不意に後ろから声をかけられた。

「すまない、君の名前はなんて言うんだい?」

この子...もしかしなくても王子様だ!

「え、えっと...ザック・ロワールの息子のリル・ロワールです。」

その瞬間神殿がざわつきだした


『え、男の子!』


というような感じだ。皆失礼だな。れっきとした男の子でしょう。

「え、男だと...信じられん」

あ、まだ信じてないの?じゃあこうしてやる。

「えい。」

そして僕は王子に抱き着いた。

『えええええええええ!?』

おっと思わぬ反応だ。かんじんの王子はというと...

「何だこのいい匂いは!クンカクンカ」

思いっきり僕の髪の匂いを嗅いでいました。え、いや、ちょっと...

「きゃぁぁぁぁあ!」

僕は王子から離れた。―――否、少し強めで押した。あ、ヤバいやりすぎた。すると押された王子は思いっきり飛んで行った。そして床にゴンッと音が起こり王子が声をあげながらむくりと起き上った。

「いててて~...先程はすまなかった。いくら同性とはいえ人の髪の匂いを嗅ぐなど王子としてはあるまじき行動をしてしまい礼を詫びよう」

「あ、いえ気にしないでください。ちょっと驚いただけだったんで王子様こそ頭平気ですか?」

パッと見すごく痛そうなんだが大丈夫かな?

「これは大丈夫だ。よくあることだからな。取り敢えずまだ名を名乗ってなかったな。私の名はラガーナ・サナイだ。よろしく、リル・ロワール。」

そういって差し出された手を握り返した。その時、自分達が待っていた部屋の扉が開き、扉から白衣の人達が入ってきてステータスプレートが渡される部屋へと案内された。



◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇



「えーっと君は『槍使い』そして君は『鍛冶師』そして...」

今僕達はステータスプレートをもらう広場へと来ている。

はぁー。速く自分の番にならないかなぁ~。どんな職業になるんだろう?やっぱり最上級職業になりたいなぁ~。いや、なりたいではなくてなるんだよ!僕はそんなことを考えていると自分の名前が呼ばれた。

「君があのロワール家の子かぁ。せいぜいいい職業になれることを祈っとくよ。」

「は、はい!」

そうして僕は台座に置いてある水晶に手を触れた。その瞬間、今までの人達の輝きよりも強い光が僕を包み込んだ。そして光が止み職業を確認してもらっった。そしてこう言われた。















「君の職業は最上級職業の中でも最もレアな『神ノ巫女』だ」
















「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?














ちょろっと勇者の話がでましたがまだまだ先です...

ブクマ、評価等お願いします。<m(__)m>

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