そっと滑らせました
真実というのは、救いがあるものばかりではない_φ(・_・
( ゜д゜)『帰り方が分からない……だと?』
『王の間で、クラス全員が聞かされた事実は、空き缶ですら驚くものだった。クラス全員を召喚した術は、第一王女のワリアが何者かに操られていた状態で成されたものだった。そして、召喚術は本来この国が持っていない術だったのだ』_φ(・_・
「王様、この国には持っていないと言う事は、他の国には召喚術自体があると言う事でしょうか?」
「うむ、葉桜殿の言葉通りだ。この世界は、何百年に一度の頻度で魔王と呼ばれる者が現れる。その都度、女神様より授けられたという異世界人を召喚する術を用いて来たのだ。そして、その召喚術を管理している国というのは、一国のみなのだ」
( ゜д゜) 何やら、雲行きがあやしいのぉ
「……何故、空き缶が足元に?」
( ゜д゜) かっちゃんにカーリングの要領で、床を滑らせて貰ったのだ
「……ツッコミどころ満載なんだけど、それはいいや。代表者は僕なんだから、引っ込んでなよ」
( ゜д゜) クラス枠の代表者はお主で決まったのだろうが、我は空き缶枠の代表者なのだ
「えっと……空き缶枠?」
( ゜д゜) 何か問題でも?
「葉桜殿、まぁ良いではないか。見たところ、種族と言って良いか分からぬが、そもそもの形態が違うのだ。別でも問題あるまい」
「王様が、そう仰るなら」
( ゜д゜) 同じ代表者として、よろしくの
「……空き缶と同格……ゴミと間違えたら、申し訳ない」
( ゜д゜) 清々しい程に、明らさまな敵意だの
「……王様、話を戻しますが、召喚術を用いて異世界人を召喚していた国というのは、所謂この世界の大国という事なのでしょうか?」
「いや、女神様が守護する中立国でな。召喚の儀を護り、他国にその術が広まらぬように監視する国というか、そういう機関だと言うた方が正しいな」
( ゜д゜) ということは、その機関以外で召喚されたということは、まずいのではないか?
「そうなのだ。自分で言うのも何だが、我が国は小国だ。その小国に、強力な戦力となりうる異世界人が三十三人も現れたというのは、非常にまずい。そして、早急に調べねばならぬ事がある」
「他国にも、同じ様に召喚された者たちがいるかどうかと言う事ですね」
「うむ、その通りだ。我が国は、空き缶のお陰で正気を取り戻したが、他国でも同じ事が起きているやも知れぬ」
( ゜д゜) ナチュラルに空き缶呼びだが、今更ながら我の名前はカンだ
「最悪の場合は……」
「うむ、戦争が起きる」
……続く_φ(・_・
((((;゜Д゜))))))) 重い!?
いつもスベってるよね(´・_・`)
( ゜д゜)……何の話だ





