武器
「クエスト達成です。クエストの報酬聖銀貨四枚です。あと、余分に倒した雷狼の買い取り金額が十四匹でしたので、聖銀貨五枚と金貨六枚になります。」
「ありがとうございます。」
「そしてランクEからDへ上がりましたので、ランクDのクエストをこれから受けてもらって結構ですよ。」
聖銀貨合計で九枚か···。アエルに五枚渡して僕は四枚でいいか。
「アエルー、はい報酬の聖銀貨五枚と金貨三枚。」
「ありがとうございます。これで今月の食費は大丈夫ですね。」
「そうだね、ランクもEからDに上がったし。」
カードの色が紫から黄色に変わっていた。
黄色ってけっこう目立つよな。派手だし···。
「アエル、これから時間ある?」
「ありますよ。」
「僕さ武器無いじゃん。だからなにかいい武器探しに行こうかなって思ってたんだけど。」
「武器屋ならいいとこ知ってるよ。」
そう言って横からセリアが出てきた。
いきなり出てこないでよ。ビックリした。
「セリア、武器ってどんなのがあるの?」
「いろいろあるけど、剣、刀、弓、ガントレットとかまだまだあるよ。」
「なるほど、じゃあ今からその武器屋に行こうか。」
ガントレットか···。欲しいな。
「ここが私の父が経営している武器屋スミスだよ。」
「セリアのお父さん武器屋を経営してたんだ。」
「そうだよ。まあ中に入りなよ。」
中にはいろいろな武器が並んでいた。
いろんな武器があるんだ。
「らっしゃい。お、セリア連れか?」
「そだよ。こっちが紅葉楓、でこっちがアエル·オストラン」
「はじめまして。」
「はじめましてです。」
セリアが僕達を紹介してくれた。
お父さんなかなかごついな。
「今日はどんな武器をお探しで?」
「ガントレットとかあります?」
「ガントレットね。それならこれがいいと思うよ。」
そう言ってセリアのお父さんは僕に青色のガントレットを渡してきた。
重っ!けっこう重いんだな。
「まーはめてみな。」
「けっこう動かしやすいですね。これいくらですか?」
「聖金貨三枚だよ。」
聖金貨三枚というと、日本円では三百万円か···高っ!今の僕には買えないな。
「ちょっとこれは僕には買えないですね···。あれは売ってます?」
そう言って僕が指差したものは木箱に入ったガントレットだった。
「あいつはやめといたほうがいいよ。武器にはな、使用者を選ぶ物があるんだよ、そしてあれは約四百年前から使われないんだよ。試しにつけてみ、すぐガントレットの方から外れるから。」
僕はガントレットを手にとってはめてみた。するとガントレットがだんだん白くなっていき、茶色だったガントレットは真っ白に変わった。
「!?まさかあんたが使いこなせるとは···。そいつは無料でやるよ。どうせあんたにしか使え無いんだし。」
「本当ですか?でもそれは少し悪いような気がします。」
「そうかい?ならセリアとパーティーを組んでやってくれ。あいついつも一人でクエスト行ってるから。」
「ちょっと!お父さん!何かってなこと言ってるの。まあ別に悪くはない話だけど···。」
「アエル、いいよね?セリアがパーティーに入っても。」
「私はいいですよ。」
「ていうわけで、セリアよろしく。」
「本当にいいの?」
「いいよ。」
「じゃあ、よろしく。」
というわけでセリアがパーティーに加わった。
「あ、それとダガーもあります?」
「あるけど、なぜだい?」
「常にこのガントレットを持っている訳にもいかないので、護身用にです。」
「なるほど、ならこのダガーがいいだろう。」
そう言ってセリアのお父さんは僕に、深緑色のダガーを渡してきた。
「そいつはミスリルでできているんだけど、そいつでいいか?」
「値段によりますが、欲しいですね。」
「そいつは聖銀貨四枚だ。」
聖銀貨四枚か。なら買えるな。
「これにします。」
「そうかい。鞘はサービスしとくね。まいどわり。」
僕はダガーを鞘に入れて腰につけた。
買い物も済んだし散歩でもいくか。
「ありがとうございました。またきます。」
「ん、待ってるぞ。」
そう言って僕達は店をでた。
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