表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕は異人です  作者: シノユウ
PR
53/81

作戦実行

楓は衛兵と一週間話し合い作戦が決まった。

というか元々決まっていた作戦を実際に実験をしてみてフウが安全にいれるかどうか確かめていた。

今楓はフウと一緒に衛兵の詰所に来ていた。

外は夕焼けが綺麗に見える時間だ。

集合時間はあっているはずなのに中に入って見るとそこには誰もいない。


「フウ、作戦実行日って今日であってるよね?」

「はい、今日のはずですけど···。」


フウは部屋の中を見回しながらそう言った。

フウは一通りみて顔をしかめた。

どうやらもう一度見ても誰もいなかったらしい。


「どうする?」


楓がそう言った時に部屋の中の扉が開いた。

楓とフウは音に気付きそちらを見た。

そこには扉を開けてこちらに来ようといている青髪の白いマントを羽織った人物がいた。

衛兵だ。

楓とフウは衛兵の姿を確認してから衛兵に近づいていった。


「遅くなってすみません。」


衛兵は頭を下げて謝った。


「大丈夫ですよ。」


楓がそう衛兵に声をかけると衛兵は頭を上げた。

申し訳なさそうな顔をしながらこちらを見てきた。

楓とフウはそこまで気にしていないのか普通の顔をしていた。


「じゃあ全員揃ったんで一通り作戦の最後の確認をしましょう。」


楓がそう言いフウと衛兵は頷いた。

椅子に座り作戦確認を始めた。


「まずは僕たちがフウに防御の魔法などをかける。フウはそのあと誘拐が頻繁に起きている場所まで行き待機。この時フウは本を読んでいる。僕と衛兵は気配を消して見張っておく。そしてフウが拐われるのを合図に僕たちは追跡を始める。この時フウは出来るだけ無抵抗でいてくれ。多分認識阻害魔法等を張ると思うけど、僕たちは出来るだけ追跡を続ける。見失ったら魔法で追跡をする。そしてアジトについたら僕たちもそこへ向かう。フウはこの間バレない程度に探索してくれてもいいよ。そして僕たちは拐われた人たちを探す。そしてみつかったらその人たちを避難させてから組織を潰す。」


楓は一通り言い切りため息を一回ついて肩の力を抜く。

フウと衛兵は今までに沢山この話を聞いてきたがちゃんと聞いていた。

楓は二人を見た。

すると二人とも楓をみて頷いた。

作戦実行の合図だ。

皆立ち上がり顔が今まで以上に真剣になる。

楓と衛兵はフウに手をかざし目を閉じた。

そして魔力を高め始めた。

衛兵は詠唱を始め、楓は詠唱をしなくてもいいのでただただ意識を集中した。

少しすると大きい魔力が近くにある時特有の肌がピリピリする感覚を感じ、さらにビリビリと普通の人なら気絶してしまう程魔力が高まった。


「《プロテクト》」

「《チェイス》」


楓と衛兵はそう唱えフウに魔法をまとわせた。

楓は目に魔力を集中させ魔力視が出来るようにした。

フウを見てみると白いオーラと蒼いオーラが凄く大きく見えて、そこに小さく明るい碧のオーラが見えた。

白いオーラは楓がかけたプロテクトが見えたもので、蒼いオーラは衛兵がかけたチェイスが見えたもので、明るい碧のオーラは元々持っている魔力が見えたものだ。

楓はそれを確認すると衛兵とフウを見て頷いた。

二人ともその意味が分かっており頷き返した。

楓は準備が出来たことを確認して言った。


「じゃあ行きますか。」


楓がそう言い楓は扉に向かって歩き始めた。

それに続きフウと衛兵が歩き始めた。

扉を開けると空はすっかり暗くなっていた。


「時間はピッタリだ。」


楓は月を見ながらそう言った。

フウと衛兵もそれにつられて月を見る。

楓はもう一度フウと衛兵の目を見歩き始めた。

それにフウと衛兵はついていく。

少し歩くと、以前チンピラ達が女性達を襲っていた所周辺についた。

楓達は電灯(この世界の月に反応して光る石が入っているもの)の下に行った。

そこで衛兵は白い紙のような物を取り出した。

それは黒い線で模様がかかれていた。


「フウさんこれを。」


衛兵はそう言いその札のような物をフウに渡した。

フウはそれをよく眺めてから懐にしまった。


「ありがとうございます。」


フウはそう言い衛兵に笑顔を見せた。

どうやらなにかあの札には仕掛けがあるらしい。

衛兵は札をフウに渡し楓のほうに来た。

衛兵は楓の横に並んだ。

フウはさっきからてに持っていた本を開いて読み始めた。

それを見て楓と衛兵はフウから離れ始めた。

フウから五十メートル程離れた辺りに気配を消して隠れた。

すると三十分程したときにフウの近くに人影が見えた。

楓と衛兵は暗視が出来るのですぐにその正体が分かった。

以前遭遇したチンピラのようなやつが四人いた。

その四人はフウを囲むようにしてフウに向かって話始めた。

フウは本を閉じ四人と喋り始めた。

そして少し話すとフウと四人は楓と衛兵がいる方向の逆に歩き始めた。

それを見て追跡が開始されたと楓と衛兵は分かった。

二人は目を合わせ頷いた。


「追跡開始!」


楓のその合図と一緒に二人は走り始めた

ブックマーク登録、評価していってください。

感想もお待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ