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僕は異人です  作者: シノユウ
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王位&妻

「どういうことですか?」

「君にこの国の国王になってほしい。」


僕は突然のことで頭が混乱していた。


「一般庶民が国王になるって大丈夫なんですか?」

「一国の王家の者を助けたんだ。爵位を貰ってもおかしくない。その爵位が王位になっただけのことだよ。」

「王様からしても大丈夫なんですか?」

「ルーンをちゃんと妻として貰ってくれるならいいぞ。」


はあ、そんなのでいいのだろうか。


「しかし、僕みたいな政治とか素人に国王など出来るのでしょうか?」

「それは問題ない。私が先王となって最初のほうは助ければいい。それで仕事を覚えたら君が国を引っ張っていけばい事だ。」

「はあ、僕なんかでいいんですか?」

「ああ、君がいい!」


大丈夫なの?この国。


「もしもルーンと婚約を断るならただの爵位だけでいい。」


ちょっとルーンさん!そんな目で僕をみないでください。

ルーンは悲しそうな顔をして僕を見ていた。


「はあ、わかりました。ルーンとも結婚しますし、国王にもなります。」

「そうかそうか、ありがとう。」

「わたくしは楓さんと結婚出来るんですわね!」


はあ、なんか上手くやられた気がする。


「しかし僕からは条件をだします。」

「ほう、言ってみな。」

「まず一つ目は僕はまだ十四です。」

「それがどうかしたのか?」

「僕が十六になってから王位をつぎたいと思います。」


なんで十六かというと僕が高校生になる歳だからだ。


「まあ、それくらいはいいだろう。」

「ありがとうございます。そして二つ目です。僕が十六になるまでにルーンが僕のことを好きでなくなった場合、王はルーンがなるってことでいいですか?」

「そんなこと絶対にしませんわ!」


ルーンがなんか嬉しい事を言ってくれたな。


「こうルーンも言っているしその条件は大丈夫だろう。いいだろう。他に条件はないか?」

「あと一つだけあります。」

「ほう。どんな事だ?」

「実は僕はギルドの巨獣ハンターなんです。」


おっと王様の目がめっちゃ開いたな。


「君は巨獣ハンターなのか。」

「はい。僕を数えなければあと、世界に一人しかいないレベルだと。」

「なんと!君はそこまで強いのか。」

「それで、僕が王になっても巨獣ハンターはやらせていただきます。」

「なるほど、すごく大事なことがないかぎりいいだろう。」

「ありがとうございます。」


はあ、とりあえず僕の言いたいことは言えたかな。


「では君には王城の近くに住んでもらいたいから、私のほうで屋敷を用意するからそこに住んでほしい。」


それくらいはいいか。


「わかりました。」

「では君達には聖金貨五百枚と王家の者しか持てない紋章が入った物を渡そう。」


聖金貨五百枚って日本円でいうと···五億!?


「聖金貨五百枚はもらいすぎです!」

「貰って欲しいのだ。私達の命の恩人だある君達に。」

「そうですか、ではいただきます。」


僕は日本では絶対にてに入らない額のお金を手にした。


「あと、王家の者のしか持つことができない紋章入りの物はなにがいい?」

「その紋章入りの物はどういう意味が?」

「簡単な事だよ。自分は王家の者ということを示す物だ」


なるほど、喧嘩とかが起こった時は使えそうだな。


「アエルとセリアは何がいい?」

「私ですか!?」

「うん。それにセリアも」

「私はピアスがいいな。」

「じゃあ私はネックレスで。」


お、皆自分のストレージボックスのやつか。


「じゃあ僕はブレスレットで。」

「わかった。またここに来て受け取ってもらうけどいいかな?」

「大丈夫ですよ。」

「では君達には聖金貨五百枚を今日は渡しておく。」

「ありがとうございま。」


僕たちはお金を貰ってから王城を出た。


僕たちはとりあえず宿に戻って僕の部屋に集合した。


「で、これからどうする?」

「どうするもなにも、楓とルーンが用意された屋敷でくらして、楓が十六になるのを待つんでしょ。」

「そうだけど。」

「違いますわ。それには一つ間違っているところがありますわ。」

「と言うと?」

「わたくしと楓さんだけではなく、わたくしと楓さんとアエルさんとセリアさんの四人で住みますの。」


え!男一人に女の子三人で住むの?


「そうお父様から言われてましたの。」

「「···え!?」」


アエルとセリアが同時にそう言った。


「アエルさんとセリアさんも楓さんと結婚するのでは?」

「そうなの?」

「「そ、それは···。」」


アエルとセリアが顔を真っ赤にしてそう言った。


「ルーン、ルーンの国は一夫多妻が普通なの?」

「そうですよ。王となれば妻が三人いても普通ですわ。」

「なるほど。では、」


僕は息を思いっきり吸い込んで言った。


「ルーン、アエル、そしてセリア、将来僕のお嫁さんになってもらっていいですか!」


アエルとセリアはポカーンとしていた。

なんか僕まで恥ずかしくなるじゃん!


「わ、私でよければ。」

「わ、私も楓が私でいいなら楓のお嫁さんになりたい。」

「ありがとう。

では、三人とも今後もよろしく!」

「よろしくお願いします!」

「よろしく!」

「よろしくお願いいたしますわ!」


というわけぜ僕に将来のお嫁さんが三人できた。

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