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ふつうが一番  作者: ほろにが
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ふつうが一番1

一話づつが短いのでサクサク次話も投稿します!

「いらっしゃいませ~」

ここは、とある世界。

マルガ国城下街近くにある小さな村の小さな花屋

今日も母を手伝ってせっせと働いています

私はファナ

髪はライトグレーのボブヘア

緑色の瞳の普通の村娘

25歳で結婚は・・・まだです

そりゃもう、色々事情があって・・・


ドゴーン!!


店の裏庭の方で凄い地響きと爆発音がした

あぁ、頭が痛い

私は右手を額にあてて、ノロノロと裏庭に向かった


「・・・お兄ちゃん、ナニコレ」

「ごほっごほっ・・・いやーちよっと、回線の不具合が」


煙の中から、みすぼらしく汚れ無精髭をはやした変態が現れた

そう、こいつが私が結婚出来ない理由その1だ

兄メガルク35歳は痩せ型で私より少しの背が高いメカオタクなうえに超変態シスコン

結婚はー・・・こいつに嫁などくる訳がない・・・

訳が分らない実験や研究を毎日やって、村を騒がせている

私からみると全く働いてないと思うのだが、何故か収入があり家にも少し入れてくれる

不思議だ・・・


私はゲシゲシと2・3発蹴りを入れて

「とっとと、片付けろ!」

「うへへ~♪」

蹴られて笑ってる兄・・・きも・・・


ガチャンガチャン

金属が擦れ合いなる音が近づいてきた

村の騎士団があの爆発音を聞いて駆けつけたのだ

毎度毎度申し訳ない


「はぁーまたお前の所かよ・・・」

3人の騎士が近づいてくる

先頭は幼馴染みのケイン

「ほんと、モウシワケナイ・・・」

私は深々と頭を下げた

残り二人の騎士は苦笑


「最近、魔王軍が動き出して物騒だから変な事するなよ!騎士団長が視察して廻ってるって噂もあるし・・・」

ケインは怒り半分呆れ半分といった顔で私を睨んだ

やはり出世したいだろうなー

「兄にあと3発蹴り入れておくから許して~」

兄に蹴りのポーズをとった私に焦ったケインは

「オイオイ!!それはやめろって!と、とにかく爆発音とか無しな!俺報告しに戻るから」

「うん」

ケインたちはやれやれと戻って行った

あとで差し入れ持って行こう・・・うん


私は母に状況を説明して仕事の休憩をもらいマフィンを作り、出来たてホヤホヤのマフィンをもって騎士団駐屯地に差し入れに向かった


駐屯地はそんなに遠くなく、花屋から歩いて15分ほどの所にある

途中、何軒か店があり小さな公園もある

その公園の池の前にいる空色の長い髪をひとつに束ねた青年?が目についた

この町は観光とかないからよそ者は珍しい

青年はしゃがんで何かブツブツ言い出したと思ったら、凄い怒りモードで何かをおもいっきり公園の池に投げた

なんだか、その行動が面白くって遠目でクスクス笑いながら眺めていると青年がこっちに気がつき目が合った


あ、やば


にこにこしながら、こちらに近づいてくる

きちんとした服装に整った顔、どこかの貴族だろうか

身長は私の頭にひとつ上

イケメンなんだろうけど、あまり見た目にこだわらない私はカッコイイとか言って浮かれるよりも警戒心が勝った


「お嬢さん、ひとつ聞いてもいいかな?」

「はぁ」

「ここは何処かな?」

「マルガ城下町の近くの村ですが・・・」

わたしは誰とか言わないでよ


「・・・俺は誰だろう?」

「・・・え?」


最後まで読んで頂きありがとうございます!

ずっと前に勢いで書いて下書き放置してた物語です。なんだが違和感ありまくりの文章ですが個人的に展開が好きです〜(´▽`*)この先、インキュバスさんが出てくるので、あーそっち系はちょっと・・・って人には要注意小説かも〜でもでも、ちゃんとR15未満だと思います。もし、よろしければ最後までお付き合いして下さい〜10話完結予定です!

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