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疲労困憊

翌日。

僕はふっと目を覚ます。

まだ夜中なのかな、外から光が入ってくる様子は無い。

昨日は結局ふてくされたまま寝てしまったんだっけ……。

隣でフィリエルさんの穏やかな寝息が聞こえる。

早く寝てしまった分、早く目が冷めたのかなと自分に苦笑いすると、昨日の出来事を思い出していた。

ナナさんからアルゴさんに言って欲しいという伝言にどういった意味があるのかな?

ナナさんは病で亡くなったと聞いているけど……どうしてそこにアルゴさんが関係してくるのかわからない。

しばらく考えてみたけど、アルゴさんとナナさんの死因がどうしても結びつかなかった。

ナナさんは伝えればわかると言っていたから……アルゴさんに会った時にしっかり伝えよう。

そうしたら、僕の知らない何かを知ることが出来るかもしれないしね。

忘れないように気をつけなきゃと心の中で誓うと、眠っているフィリエルさんを見ていると、やっぱり綺麗だなと思う。

僕の寝顔もこれに近い感じなのかな、と思っていると……腰の辺りをつかまれる感覚がしたかと思うとフィリエルさんに抱き寄せられる。

前回窒息した時の恐怖が脳裏に蘇ったけど、僕の頭はフィリエルさんの首の辺りにあったので少しだけ安心する。

押し付けられる豊かな胸にちょっと嫉妬しちゃうけど、レリックさんがフィリエルさんを背負った時は困ってたんだねと苦笑い。

僕が男だった頃だったらドキドキしたりしていたのかな? まだ二ヶ月も経って居ないはずなのに遠く昔の事のように思える。

「シェリー……」

フィリエルさんの口から小さく、少し切ないような声が漏れる。

いつも軽い調子でシェリーさんを扱っているように感じていたけど、一緒に居ない寂しさの裏返しなのかな?

見上げるとフィリエルさんの表情が少しだけ微笑んでいるように見えたので、抱き枕にされたままにしていると、フィリエルさんから感じられる温もりが僕を再び夢の世界へと導いてくれた。


心地よい眠りから目を覚ますと、フィリエルさんはもう起き出した後なのか隣にはいなかった。

ふっと、鼻をくすぐる香りを感じると、くるくるきゅ~とお腹がご飯の催促を始める。

その香りに誘われて行くと、すでにレリックさんがテーブルについて座っており、

「おはようございます」

「おはようじゃ、良く眠れたかの?」

僕はこくりと頷くきテーブルにつくと、奥から大きなお皿を持ってフィリエルさんが現れる。

そのお皿には白いパンが乗っており、パンから出ている香りに反応するように、くるくるきゅ~とお腹がなる。

「ふふ、昨日食べずに寝ちゃったものね」

くすくすと笑いながらテーブルへとお皿を置くと、

「しっかり食べてね」

僕へ微笑みかけながらパンを差し出す。

お腹がなってしまったに少しだけ恥ずかしくなったけど、昨日何も食べてなかったからしょうがないよね。

と自分に言い訳をしながらパンへとかぶりつく。

今日は蜂蜜とかついてないけど、お腹が空いてるからなのかなすごく美味しく感じる。

もぎゅもぎゅと食べていると、

「今日はねリーラちゃんのお腹の音で目が覚めたのよ」

さらっと笑顔で言うフィリエルさん。

僕はその一言でパンがのどにつかえ「うっ」っと声を出して胸の辺りをとんとんと叩き出す。

「ほれほれ、大丈夫か」

レリックさんに液体の入った木の器を渡され、慌ててコクコクと飲み干す。

気のせいかぶどうのような味がして美味しかった気がする。

「レリック……それって」

フィリエルさんが僕が飲み干した器の中を見て目を丸くしている。

器の中には赤紫色の雫が少し残っている……ぶどうのジュースだったのかなと思っていると、体がぽかぽか温かくなっていくのを感じる。

「わしが飲むはずだった……ぶどう酒じゃのう……」

レリックさんが困ったように笑っている。

ぶどう酒ってことはお酒なのかな……なんだかすごく気分がよくなってきた気がする。

「リーラちゃん大丈夫?」

フィリエルさんが少し不安そうに僕を見つめる。

「大丈夫れす」

不快な気分は全く無いためすぐに答えると、フィリエルさんの表情は苦笑いへと変わっていく。

ふわふわとした心地よさが続くなか、僕は今なら言えるかもと、言いたかった事を行動を含めてしようと考える。

すこしだけよろけながら立ち上がると、ふらふらしながらレリックさんへと近づいていき。

「レリックしゃん」

と声を掛け、こちらへと振り向いたところへ胸を目掛けて飛び込む。

「いきなりどうしたんじゃ」と少し驚いたような表情をするレリックさんの頬にキスをして、

「だいしゅきれす」

と笑顔で言うと、

「リ、リーラちゃん?」

フィリエルさんは目を見開いて驚いている。

なんだかすごく楽しくなって、

「これで二回目れすよ~」

「ふむ、覚えが無いのう」

レリックさんは苦笑しながら答える。

「僕を追いかけてくれたときに嬉しくれ、先に眠った時にこっしょりやりましゅた」

「ほほう、あの時にのう」

覚えがあったのか納得するレリックさん。

内緒のつもりだけど勢いにのって言っちゃった~。

いつもなら恥ずかしがるのに、今は楽しい気持ちで一杯……どうしてかな~?

「ほれほれ、わしばかりにやるとフィリエルが嫉妬するぞ」

「そうれしゅね~」

レリックさんは楽しそうに僕に言う。

レリックさんだけにやったら不公平だよね。

と半ば心地よさに半分回らなくなってきた頭で考える。

ふらふらと立ち上がると、フィリエルさんに向かってふらりふらりと歩き始め、

困ったように僕を見ているフィリエルさんの腰の辺りに向かって飛び込むように抱きついた。

「リーラちゃんま……きゃっ」

フィリエルさんは飛び込んだ僕を支えきれず後ろに下がるように尻餅をついてしまう。

「フィリエルしゃんもだいしゅきれすよ~」

「もう……危ないでしょ」

少し呆れ気味に僕へと注意するフィリエルさんに、

「ごめんなしゃい」

と謝って、頬へとキスをすると、

「えへへ……これで四回目れす……あふ」

心地よさに眠くなってしまい大きく欠伸をすると、

「おやしゅみなしゃい」

フィリエルさんにくっついたまま眠気に勝てず目をとじる。

「ちょっとリー」

途中までしか聞きとれず僕の意識は途切れた。


気がつくと、頭の中はスッキリとしているけど、妙に現実的な夢を見たせいか気分があまりよくない。

思い出すだけで、叫びたくなるような夢だったから……。

枕がすごく柔らかい気がする……それに枕が温かい?

目を開くとフィリエルさんが僕を見下ろして微笑んでいる。

この柔らかい枕はフィリエルさんの太腿のあたりかな?

「目が覚めた?」

「おはようございます?」

フィリエルさんの声に反応するように挨拶をすると、

「リーラちゃん寝ぼけてるのね、もうお昼過ぎよ」

くすくすと笑いながら僕の髪を手櫛でといてくれる、すごく心地いい。

「そんなに寝てたんだ……朝起こしてくれてもよかったのに」

「リーラちゃん朝起きてたでしょ、覚えてないの?」

僕の言葉にフィリエルさんは首をかしげて答える。

「僕……起きてたの?」

なんだろう……聞かないほうがいいかもと思い出す。

もしかして……あの夢って……。

「リーラちゃんは覚えてない方がいいのかもしれないわね」

フィリエルさんは苦笑いを浮かべている。

すごく嫌な予感がするけど……わからないままのほうが気になってしまいそう。

「もしかして……僕がお酒飲んでしまって、キスしたりしてたのって……」

「朝の出来事よ、しっかり覚えてるみたいね」

ということは……夢じゃなくて朝の出来事だった……?

脳裏に夢だと思いたかった光景が蘇ると、頬が熱を持つまで時間はかからなくて、

「う、う、うにゃああああああ」

恥ずかしさのあまり、悲鳴のような声をあげてしまい、それでも足りずに膝枕から転げ落ち、ベッドの上を左右に転がり続け、枕を抱くように掴むとそれに顔を埋めて余った勢いで脚をばたばたさせてしまう。

その行為を数回繰り返していると、

「気持ちはわかるけど落ち着いて」

不意にフィリエルさんに捕まり、強く抱きしめられる。

「うにゃぁ……」

強く抱きしめられていてじたばた出来なくなったけど、全力で動いていたからへとへとになって、出る声にも力がなくなっている。

しばらくなすがままに抱きしめられていくと、少しずつ心が落ち着いていき、

「落ち着いた?」

「うん……」

フィリエルさんの言葉に力なく頷いた。


「ふふ、何時ものリーラちゃんじゃ考えられないくらい積極的だったものね」

「うう……思い出させないでよ……」

楽しそうに笑うフィリエルさんに、少し恨みがましく言うと、

「でもね、私もレリックもリーラちゃんに面と向かって大好きって言ってもらえて嬉しかったのよ?」

「えっ……でも、勢いでキスまでしちゃったから……」

あうあう、そういえば勢いに任せてこっそりキスしたことまで言っちゃった……。

怒ってはないみたいだったけど……からかわれちゃうかな。

「それぐらい私達の事を好きってことでしょ? まぁレリックに躊躇無くキスしてたのには驚いたけど」

苦笑いを浮かべるフィリエルさんに僕は肩を落とす。

「ほーら落ち込まないの」

フィリエルさんは僕への抱擁を解き、両頬に手のひらを当てて僕をまっすぐに見据えて微笑む。

「うん」

過ぎた事だし、気にしてるのは僕だけみたいだから早く忘れるようにしよう。

思い出すだけで頭を抱えそうだけど……。

「リーラちゃんにはまだお酒は早いわね……でも楽しそうだから今度こっそり飲ませてみようかしら」

「フィリエルさん!」

後半の部分を小さく呟くように言うフィリエルさんに、僕は強く抗議するように名前を呼ぶ。

「冗談よ」

フィリエルさんは僕の反応を楽しむようにくすくすと笑っている。

「もう、ひどい!」

ぷいっと横を向くと、フィリエルさんの顔が近づいてきて、頬に何かが触れる感触がある。

「ごめんなさいね、リーラちゃんが可愛かったから、つい……」

フィリエルさんからの不意のキスによってちょっとした憤りが、驚きで打ち消されてしまう。

怒る気力もごっそり持っていかれて、力なくフィリエルさんにもたれかかる。

そのまま僕を優しく抱きしめてくれ、肌から伝わる温かさで心地よくなっていくけど、少しだけ複雑な気持ちになった。


「リーラちゃんお腹空いてるでしょ? 遅くなったけどお昼作るわね」

フィリエルさんは僕をベッドに寝かせると、寝室から食事を作るために出て行った。

しばらくぼんやりと寝そべっていると、パンの鼻をくすぐるような香りをかすかに感じる。

それに引き寄せられるようにふらふらとテーブルにつくと、

「起きたか……えらく疲れてるように見えるがどうしたんじゃ?」

レリックさんは不思議そうに僕を見る。

「今朝の出来事を思い出して……」

レリックさんの疑問に答えると僕はテーブルに突っ伏してしまう。

「ふむ、まぁ仕方ないのう」

レリックさんは少しの間、思案顔になると僕の頭を撫ではじめる。

「何も思わずわしが飲もうとしてたものを渡してしまったからのう、すまんかった」

「僕のほうこそ急にキスしたりしてごめんなさい」

お互いの失敗を謝ると自然と微笑が混じって、

「流石にああなるとは思わんかったがのう」

「うう……思い出させないで……」

レリックさんは苦笑に変り、僕は頭を抱えてしまう。

「まぁ、すこし驚いたが嬉しかったがのう」

そう言って、慰めるように僕の頭を撫で続けてくれた。


しばらくして、出来た食事を運んで来たフィリエルさんは、

「リーラちゃんが立ち直るまで時間がかかりそうね」

この光景を見て小さく溜息をつき、苦笑いを浮かべていた。

お昼はパンと葉っぱような野菜と冷たいジャガイモのスープ。

朝は一緒にスープを持ってきていなかった為に、お酒を飲む羽目になった事からテーブルに並べてからの食事になり、

僕の前には透明な水の入った木の器が罰に置かれていて、朝の出来事からの気遣いが嬉しかった。

「朝食べれなかった分しっかりたべてね」

フィリエルさんに勧められ、ゆっくりと食べ始める。

急いで食べて今朝の失敗を繰り返さないぞと噛み締めると、何時もとはちょっと違う美味しさが感じられる。

なるべく今朝の事は思い出さないようにと食べる事に集中していると、ドンドンと扉を叩く音がする。

フィリエルさんがドアに近づき「どちら様?」と声を掛けると「ガーラントです」と返答が帰ってくる。

ドアが開かれると前回の鎧姿ではなく、革製の防具で動きやすさを重視したような軽装のガーラントさんが立っており「お邪魔する」と言って中へ入ってくる。

「レリック殿、フィリエル殿一ヶ月ぶりです」

と二人に頭を下げて挨拶すると、

「また、急にどうしたんじゃ?」

少し怪訝な顔をしてガーラントさんを見るレリックさん。

ガーラントさんが訪れる事はそんなに多くないのかな?

「報告とリーラ嬢には直接お礼を言いたくて参りました」

ガーラントさんの口から急に僕の名前が飛び出した事で「うっ」っとパンをのどにつかえさせてしまう。

今朝と同じようとんとんと胸の辺りを叩きながら水を流し込む。

「初めて会った時も同じようにのどにつまらせてましたな」

ガーラントさんは目を細めて僕を見ている。

あうあう……僕って本当に進歩してない。

がっくりと肩を落とすと、

「それはそれで愛らしいと思うのですが、こちらを向いてもらえますかな?」

言われたとおり、食べる手を止めてガーラントさんへ向き直ると、

ガーラントさんは片膝をついて、僕の片手を両手で包み込むように覆う。

「先日は高度な魔法をかけて頂きありがとうございました。 おかげで一人も欠けることなく目的を終えることが出来ました」

その仰々しく感じる物言いに僕は目を見開いて固まってしまう。

「相変わらず堅苦しいのう」

「ガーラントさんらしいわね」

二人とも苦笑しながらこちらを見ている。

どうしたらいいかわからずレリックさんとフィリエルさんを交互に見ていると、

「ガーラントよ、感謝の気持ちを示したいのはわかるがリーラが困っておるぞ」

レリックさんが助け舟を出すと、

「まるでお姫様と騎士様ね」

フィリエルさんは見たままの感想を述べる。

それってもう少し年の近い男女じゃないと……と思っているうちにガーラントさんが手を離してくれた。

「突然の事で困らせてしまったようです。 申し訳ありません」

と頭を下げて僕へ謝罪する。

「しかし、レリック殿……あれだけの魔法を使うリーラ嬢にはこれぐらいしてもおかしくないと思うのですが……」

「ガーラントの言いたいことはわかるが、リーラはそれを望んでいないのはわかるじゃろ」

少し不満そうに抗議するガーラントさんにレリックさんは理解を示すものの、僕の事を気遣って言ってくれた。

ガーラントさんはまだ戸惑っている僕を少しだけ見て、

「レリック殿の言う通りですね、わかりました」

納得したように頷いた。


「ガーラントさんにお願いしたい事があります」

「何かな?」

「ガーラントさん達にかけた魔法の事だけど」

僕の魔法を間近で見ているガーラントさんにほかの人には言わないように、お願いしないといけない。

報告とかしてるのかなと……と不安を抱きながら次にどういおうか考えていると、

「その事なら大丈夫です、レリック殿が平伏して私達に頼み込みましたから、他に漏れる気配はありません」

ガーラントさんの返答に目を見開き、レリックさんを見てしまう。

僕の為に土下座までしてくれた……感謝しても仕切れない。

レリックさんへと視線を向け、どうやってお礼を言おうかと考えていると、

「リーラから今朝盛大な感謝の気持ちを貰ったからのう、気にせんでよいぞ」

僕へと微笑み返しながら、右手の人差し指で僕が今朝キスをしたらしい場所を指でなぞる。

僕の言いたいことを察してくれたのは嬉しいけど、今朝の事は思い出したくないんだよね。

「盛大な感謝の気持ちですか、どんなものなのか気になりますな」

ガーラントさんは興味津々に聞きたそうにしている。

「今朝の話じゃが……」

「レリックさん!」

言いかけるレリックさんに、叫ぶように抗議の意をこめてレリックさんの名前を呼ぶ。

「リーラ嬢が疲れきったように見えるのはそれが原因ですか?」

ガーラントさんの指摘にビクッと反応してしまい、

「言う前に当てられてしまったのう」

苦笑いを浮かべて僕を見ているレリックさん。

「出来れば隊員達への土産話が欲しいところなのですが……」

ガーラントさんは、僕の許可を求めるように視線を送ってくる。

無理に聞き出そうとしないのはありがたいけど……口止めに協力して貰っているので断れそうにない……。

「もう、好きにしてよ」

観念して投げやりに言うと、テーブルに突っ伏した。

レリックさんから今朝の説明を受けたガーラントさんは、

「そんなことが……私もその場に居たかったですな」

ガーラントさんが少し残念そうに言うけど、僕は朝の光景を繰り返し説明される中、悶えそうになるのを必死に耐えていた。

「リーラちゃん疲れきってるわね……」

「良い土産話を聞かせてもらったが、リーラ嬢には申し訳ないことをしてしまったな」

「そのうち過去の笑い話に……するにはちと厳しいかもしれんのう」

三人とも苦笑して僕の様子を見てるけど、

まだ半日しか経ってないのに体力を使い果たした僕はテーブルの上でぬれた雑巾のようになっていた。

読了感謝です

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