外伝5 二人の馴れ初め(後編)<フィリエル視点>
※フィリエル視点でのお話になります
ここでお世話になり、二ヶ月が過ぎた。
宿のお手伝いにも慣れ、なんとか掃除や買出しはできるようになった……と思う。
アルルさんは無事に男の子を出産する、名前は『ガーラント』君。
小さくて、まだ泣く事がお仕事の宿の人気者。
アルルさんが母乳を与えているのを見て、自分の胸に手を当てると、
それなりに膨らんだ柔らかな女性の象徴を触った感触が返ってくる。
性別が変ってしまったため、子供を産む側になって早六年。
私もいつかは……子供を授かる事になるのかな?
私が買出しや外出する時は、一人で出ない事になっている。
理由は言い寄ってくる男避けとかいってたけど、今まで言い寄られた覚えは無いのにね。
色々なお店に連れてってもらったけど、すぐ顔を覚えられて声を掛けられるようになった。
多分エルフが珍しいからだと思うけど、良い事なのか悪い事なのか判断が難しい。
大抵、レリックかロレンスさんが同伴してくれるから問題は無いけど。
不思議な事に、宿泊する人から小物や珍しい食べ物、小さなアクセサリーなどを渡される事がしばしばあり、断りきれないので、アルルさんに相談してみると「貰っておけばいいんじゃない? フィリエルさんにって買ってきてるものでしょうし、断ったら多分捨てちゃうわよ」
との事で、せめてものお礼にと頑張って笑顔でもらう事に……時々しょぼくれた顔して去っていく人もいるから、上手く笑えてないのかな。
時々、面白く無さそうに見ているレリックが少し気になる。
今日はロレンスさんと一緒に食材の買出しに……。
ロレンスさん曰く、私を連れて行くと安くなるらしい。
理由を聞いてみると笑って煙に巻かれてしまった。
ドルゴさんに聞くと苦笑し、レリックに聞くと「知るか」とそっぽを向かれた。
買出しも終わり、ホクホク顔のロレンスさんと宿へと戻る途中、
「今日も助かったよ、ありがとう」
「私で役に立てるなら」
笑顔でお礼を言われるとやっぱり嬉しい。
「旦那、旦那」
前から手招きをしながら声を掛けてくる男が近づいてくる。
「あちらにいる、あっしの主人が話があるそうなんで、聞いてもらっちゃいけませんか」
男の言葉に、ロレンスさんは苦虫を潰したような顔になり、
「断ってもしつこく呼び止めるんだろう?」
「へへ、わかってらっしゃる」
男の笑いが正直気持ち悪い、後ろ暗い事を沢山抱えているようなそんな気がする。
ロレンスさんの判断で男の案内するとおりについて行くことに。
「あちらがあっしの主人です」
男が腕で指す先には恰幅のよい男性が待っている。
来ている衣服は上等そうな白で、かなり裕福な人であると見て取れる。
「しがない宿屋の主人に何の御用でしょうか」
不機嫌を隠しもせずに、ロレンスさんは用件を尋ねる。
「この娘はいくらだ? 金貨百枚までならだすぞ」
男の主人はそう言った後、こちらを値踏みするような目で見ている。
なめ回すように私を見る視線に、背中に虫唾が走る。
この場から逃れたくてたまらない……。
ロレンスさんへと視線を移すと、私の気持ちを理解してくれたのか、真剣な面持ちでゆっくり頷く。
「生憎、うちの看板娘を手放すつもりはありませんよ、それにこの娘は奴隷でもなんでもありません」
ぴしゃりと言い切ると、私の肩を抱き、男と主人に背を向けて一緒に歩き出す。
「ふん、断った事を後悔しないといいがな」
男の主人が言った言葉には、負け惜しみにしては、なんだろう……自信がありそうな響きがあった。
「フィリエルちゃん、すまん……嫌な想いをさせちまったな」
「だ、大丈夫です」
声に出したところで、自分の体が震えていたことに気付く、声色からも虚勢であることがわかってしまいそう。
でも……ロレンスさんが肩を抱いてくれているおかげで、ちょっと恥ずかしく感じるけど安心できる。
「早く戻ろう、今日はゆっくり休んでおくといい」
「はい……」
ロレンスさんの気遣いが嬉しく、甘える事にする。
宿にもどると、顔色が優れないと、アルルさんやレリックに心配されたけど「大丈夫です」とだけ言い残して部屋に戻ってすぐ床に就いた。
結局、その翌日から熱を出してしまい、二日間寝込んでしまった。
熱にうなされてたらしいけど、記憶はほとんど無くて、目を覚まして意識がはっきりしたときには、レリックが椅子にもたれかかって眠っているのが見えて、
どうしてレリックが私の部屋に居るのかわからなくて、首を傾げてしまった。
後でアルルさんに聞くと、「環境が変わったせいで、疲れが出てきたんじゃない?」と言われ納得。
レリックが眠っていたのは、その二日間付きっ切りで看病してくれてたみたい。
お礼を言うと「丁度できる依頼が無かったから、暇つぶしでやっただけだと」憎まれ口を叩いていたけど……。
目の下にクマを作っていたから……暇つぶしなんて、私に気兼ねさせない為の優しい嘘。
いつかレリックが倒れるような事があったら精一杯看病しよう……そう心の中で誓った。
それから数日が経ち、私が震えながら戻ってきた一件以来、宿から外へは出ていない。
しばらくは外出はしないほうがいいと、ロレンスさんに言われたのもあるけど……同じ事があったら、平常で居られる自信はあまりない。
気のせいか、ここ数日でお客さんが減っている気がする。
私が寝込んでいる間に、宿で出す食事もやめちゃったし……何かあったのかな?
『この娘はいくらだ? 金貨百枚までならだすぞ』『ふん、断った事を後悔しないといいがな』私の脳裏に、男の主人の言葉が蘇る。
私が金貨百枚……ドルゴさんの言っていた『歩く宝石箱』という言葉がすとんと腑に落ちた。
その高額の甘い囁きにも全く耳を貸さなかったロレンスさんはすごいのかも、
私は品物じゃないから……当たり前だといえばそうなのかもしれないけど、即答するなんて事は中々できないものだと思う。
でも……お客さんが減ってる原因がもし私にあったとしたら……どうしたらいいのかな。
頭を振ってその考えを追いやる、今はできる事をしなきゃ……悩むのは眠る前でいいよね。
思いなおして、宿を後にする人の見送りをする。
「フィリエルちゃんいつもありがとうな」
「ありがとうございました」
何時ものように、見送ると……。
「次来る時もここが残っているといいな」
呟くように、男性がこぼした言葉に、
「それって……どういう意味でしょう?」
聞き流す事が出来ず、聞き返してしまう。
「もしかして、フィリエルちゃん知らないのか? ある商人をロレンスさんが怒らせたせいで、この宿には物を売るなって圧力がかかってるって噂だけど」
あの時の男の主人の言葉が蘇る『ふん、断った事を後悔しないといいがな』……私があの時……ロレンスさんと一緒に居たせいだ。
血の気が引いていくのを感じる。
「言わない方がよかったみたいだな……すまない」
私の表情を見て、苦虫を噛み潰したような表情になった男性に首を振って、
「教えてくれて……ありがとうございます……よい旅を」
「ああ……」
今出来る精一杯の笑顔で見送ったはずだけど、気落ちしたような表情で男性は去っていった。
笑顔にすらなってなかったのかも……。
どうしよう……私のせいで宿が潰れかけてしまっている。
私はその場で頭を抱えて屈みこんでしまう。
「フィリエルさんどうしたの?!」
アルルさんが血相を変えて歩み寄って来る。
「……ちょっとめまいを感じたの……心配かけてごめんなさい」
「……今日のお仕事はいいから部屋で休んで……」
アルルさんに少し強めの口調で言われてしまう。
それ程に私の顔色が悪いのかな……。
「でも……」
「休んで!」
有無を言わせないようなさっきよりずっと強い口調で言われる。
「はい……」
立ち上がり、自分の部屋へと戻る。
備え付けてある鏡に自分のを映すと、今にも倒れそうな血色の自分が映る。
これじゃ、部屋へ直行を申し渡されても仕方ないよね。
ベッドに腰掛けて、どうしようと再び頭を抱えてしまう。
さっき見送った男性の話だと、このままでは宿が潰れる可能性は高そうで、
その原因は、あの男の主人の申し出を断った事……。
私が居たからだ……私のせいだ……そう思い出したら、自分の心が沈んでいく事を止めるすべは無かった。
しばらくして、私のすべき事が決まる。
そっか……私がここに居なければ、宿への圧力も無くなって、元通りの生活が出来るはず……。
宿の皆と別れるのはつらいけど……二ヶ月前に戻るだけ。
不意に目頭が熱くなり……頬を目からこぼれた悲しみの塊が降りていく。
私の本心はここに居たい……だけどそれは迷惑をかけてしまうことになる。
それは出来ないから……ベッドに顔を埋めて声を殺してしばらく泣いた。
ひとしきり泣くと、少しだけ心がすっきりする。
思い立ったら急ごう、私が居なくなった事が早く広まれば、宿にかかる圧力も早くなくなるはず。
ここに着たばかりの頃の格好に着替え、背中に弓を背負う。
少しばかり増えたお金を母から貰った巾着袋に入れ、身につける。
ここで過ごした二ヶ月間の記憶が、私を感傷に浸らそうとするけど、今は頭の奥底に追いやった。
思い出すのはまた出来るから……。
部屋を後にして、入り口まで足音を出来るだけ殺して歩いていくと……。
「その格好どうしたんだ?」
レリックに見つかり、声を掛けられてしまう……。
心臓が跳ね上がるほど驚いてしまったのを必死に隠し、
「ド、ドルゴさんの依頼のお手伝いに」
咄嗟に思いついた言い訳をすると、レリックが怪訝そうに私を見た後、
「そうか気をつけて言って来いよ」
私を咎めるわけでもなく通してくれた。
宿の外へと出ると、宿に向かってありがとうと、深々と頭を下げた後、
街道の先にある隣の町を目指して歩き出す。
次の町で上手くやっていけるだろうかという不安が少し歩みを遅くしているけど、
何とかするしかないよね……ここにはもう戻れないから。
進むにつれて、街道にある家も無くなり、道だけが続く……。
先はまだ無いのかなと思いながら、進んでいると、不意に背中へ強い衝撃を受け意識を手放した。
意識を取り戻すと、街道から外れた場所なのか、周りは木々や草の茂みで、見通しが悪い。
脚のあたりから感じられる感触から、地面に寝かされているのがわかり、背中の辺りから痛みがズキリと走る……気絶する前の衝撃が原因かも……手足は動かせない。
何かで縛られているみたい……。
「むー」
声を出そうとすると、口も何かで縛られてるみたいで……まともに喋る事ができない。
「へっへ、気が付いたようだな」
声のする方向へ目をやると、三人の男性が目に入る。
そのうち一人には見覚えがあり……あの時案内してくれた男だった。
「あれから、ずっと外に出てくれなかったからな、待ちくたびれたぜ」
気味の悪い笑みを浮かべる言葉に……私が一人外出する事を狙っていた事がわかる。
「約束の金貨十枚わすれるなよ」
「しかし、これは上玉だな」
「心配するな、俺の主人のところに連れて行けば報酬は払える」
男達の話し声に耳を傾けていると、私はあの男の主人のところへ連れて行かれるみたい。
連れて行かれるとどんな事をされるのだろう……背筋が震える。
「味見……しないか?」
「俺は報酬さえもらえればいい」
「この娘が処女だったらばれるぞ」
話す意味が良くわからない……『味見』『処女』ってわからないけど私に対して何かを示す言葉だということだけ理解できる。
仕方ないのかな……外出する時はだれかいつも一緒に居てくれたし、今回は私の判断で一人で歩く事にしたのだし……。
でも……これで宿の圧力もなくなるはずだから……。
自分なりに半ば強引に納得しようとしていると……。
「最初から処女でなかったといえばいい」
「それもそうか」
「それじゃ俺が先に行かしてもらおう」
最後に言った男は私の近くまでくると、自分のズボンをずらし、下半身を露出させる。
そこには昔、私にもついていたものが……よりグロデスクになってついている。
すごく嫌な予感しかしない……ガタガタと体全体を震わせてしまう。
目を瞑って、これから来るかもしれない何かに耐えるように体を丸くして待っていると。
「ガッ」
「ゴフ」
「グエ」
三つの男の悲鳴らしきものが聞こえ、おそるおそる目を開けてみると……。
「大丈夫か?」
三人の倒れている男と、私を心配そうに見ているレリックが立っていた。
レリックに私を拘束している縄を解いてもらうと……たまらずレリックに抱きついてしまう。
「お、おい」
レリックが何かを言おうとしてるけど、かまわない。、
怖かった想いを、ぶつけるようにレリックの胸にすがってわぁと声を上げて泣き出してしまう。
「怖かった……怖かったよぉ……」
お礼の言葉を述べる事も忘れて泣きじゃくる私を、レリックはそっと抱きしめ返してくれた。
なんだろう……すごく温かい気持ちが満たされていくような気がする。
高ぶっていた気持ちが、ゆっくりとおさまっていく。
「落ち着いたか?」
「うん……」
落ち着いてみると、勢いで抱きついてしまった事と、泣いてしまった事が無性に恥ずかしくなり少し俯いてしまう。
「でも……どうしてレリックがここに?」
行き先も何も告げずに出てきたはず。
「様子がおかしかったから、ドルゴさんに合流するまで見ておこうと思って、こっそり後をつけていたんだ」
「自分なりに平静を装ってたつもりだけど……」
私の言葉にレリックは苦笑し、
「フィリエルは感情を隠すの下手だからな」
とレリックが指差す先には私の耳があり、
「それを見ると大体わかる、宿をでるときは……そうだなすごく沈んでいただろう?」
当たっているだけに言い返せない。
「後は……助けるのが遅くなってすまない」
急に頭を下げながら謝られて、目を丸くしてしまう。
レリックが言うには、三対一では返り討ちになる可能性があるので、ずっと機会を窺い、一人がズボンを下ろして動きに制限が出来てたところを打って出たとの事。
作戦は成功し、すぐに三人を倒す事に成功し、今に至ると。
「でも私を助けてくれた事には変わりないから」
感謝こそしても、恨むなんてことがあるはずが無い。
「俺も助けてもらったからな、これでお相子だ」
小首を傾げそうになったけど、すぐに思い出す。
二ヶ月前にケルスの大群に囲まれてしまった時の事をさしているのかな。
「でもあれは……」
「フィリエルが居なければ、俺はここに居ないからな」
私が言いかけようとすることを遮り、笑顔で言うレリックに自然と私も微笑んでしまう。
「フィリエル、ケルスを足止めしたときの魔法使えるか?」
「使えるけど……どうして?」
レリックの質問に答えるけど、意図が掴めない。
私の解答を聞くと、レリックは私から解いた縄を使って倒れている男達の手を縛り、背中合わせに起こしあげる。
三人を背中合わせに少し離れた場所に座らせると、
「この三人が入る分だけできるか? ケルスの時みたいに倒れるようなら他の方法を考える」
「これぐらいの範囲なら大丈夫」
『アースメルト』
三人の男達の体が少しずつ地面に吸い込まれていく……お腹がかかったあたりで、
「それぐらいでいい」
『スペルブレイク』
呪文を解くと、地面に埋められた男達が完成する。
「これどうするの?」
「俺たちが離れても逃げないようにするためだ、罪は償ってもらう」
私を誘拐した事をすごく憤慨している様子、怒ってくれてる事が少し嬉しく感じる……どうしてかな?
「それじゃ一回宿にもどるか」
「え……でも」
レリックの言葉は嬉しいけど……私が居たら同じ事が起こってしまうのでは? とためらってしまう。
「戻るんだ、黙って出て行くなんて許さないからな」
レリックは少し顔を赤らめてそっぽを向く。
「うん……」
かけてくれた言葉がすごく嬉しく、レリックの言葉に頷いてしまう。
頷く事へのためらいは全く無かった。
「こいつらを突き出せば、黒幕も処罰の対象になるはずだからな、宿への圧力もなくなるはずだ」
レリックはそういうと私に背を向けて屈み、
「背中を叩かれていただろう、宿へつくまで背負ってやる」
レリックは少し恥ずかしそうに頬を染めていたけど、背負ってもらう私も恥ずかしいので、お相子だと思うことにする。
「重くない?」
「これでも鍛えているからな、軽いもんさ」
私の言葉に事も無げに答えてくれる。
「しっかりつかまれよ」
歩きながらレリックがいうので、ぎゅっと肩を抱くように力を入れる。
少しだけ胸の辺りが圧迫してるけど、ぴったりとくっつくとレリックの背中の暖かみを感じる。
どこか安心する暖かみと、心の中で何かが熱くなっている気がする。
今まで感じた事のない気持ちで、でも不快じゃない。
ぎゅっと力を入れた後、レリックの頬が少しだけ赤くなってたけどどうしてかな。
ふっと目を覚ますと暗闇の中だった。
懐かしい夢を見ていた……あの頃からレリックのことが気になりだしたのよね。
少しだけ思い出し笑いをすると、背中の温かみは妙に現実感があったなぁと思い出していると……。
原因はすぐにわかった、温かみを感じた場所に目をやると、リーラちゃんが私を抱き枕にし、胸の辺りに顔を埋めていた。
「お……かあ……さん」
切なそうな寝言が漏れる。
見てみると頬を濡らしており、言葉の内容から前世の母親の夢を見ているのかな。
「リーラちゃんのお母さんにはなれないけど」
誰にも聞こえないような小さな独り言をいいながら、優しく抱きしめてあげると、
少し悲しそうに見えた寝顔が、穏やかなものに変っていく。
私と良く似たような人生を歩み始めた女の子。
性別も変ってしまい、魔力に翻弄されてしまいそうな運命を持ってしまっている。
容姿も私が性別を変えられてしまった頃に良く似ている。
神様の悪戯なのかわからないけど、正直に言えば残酷としか思えない。
どうして神聖魔法なんて授けてしまったのだろう……そのおかげでレリックが助かったとはいえ……。
この小さな体には持て余すしまうような存在。
ランドの村から迎えが来ても簡単には渡すべきではないと思う。
来た時には、相手には申し訳ないけど溜めさせて貰うわ。
そうでなければきっとリーラちゃんを守りきれないと思うの、
神聖魔法さえなければ……泣き虫で笑顔のかわいいただの女の子なのにね。
何より、リーラちゃんには守ってくれる肉親というものが居ない。
私が母と兄に支えられたように、リーラちゃんは私とレリックで支えて行こう。
そう思っていると、リーラちゃんの表情は少しだけ笑っているように見えた。
この笑顔を無くさないためにも、支えていかなくちゃね。
そう思いながら再び目を閉じる事にする。
夜は長いし、夢の続きを見るとしようかな。
読了感謝です これにて外伝は一区切りとなります