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ひな(21)・過去の出来事



 零した涙は一粒だけだ。

 頬を伝いもしないで落ちた雫は、そのままひなの着物の膝をわずかに濡らして、吸い込まれていった。次が落ちていく前に、ひなはぐいっと腕で自分の目元を拭う。

 もうすぐ、十野や八重が戻ってくる。彼女たちに気づかれるわけにはいかない。いつも通りにしていなければ。


「……ちゃん」

 かすかに届いた小さな声に、はっとして視線を下に向けた。


 今まで穏やかに眠っていた子供が、眉間に皺を寄せ、苦しげに息を継いでいた。ひなは慌てて上体を傾け、彼の口許に耳を寄せる。気がついたのだろうか。

 けれど、男の子の口から漏れる言葉は、大半が意味不明なものか、ほとんどまともに聞き取れないものばかりだ。まだ眠っているか、意識が朦朧としているらしい。

 彼が発した言葉の中で、唯一、きちんとした意味を持ってひなの耳に届いたのは、ひとつだけだった。


「……ねえ、ちゃん……」


 その人を呼ぶ時、男の子はひどく苦悶に満ちた表情になった。ぎゅっと強く閉じられた目から、薄っすらと涙が滲み始める。

 小さな手が上掛けから出て、何かを探すかのように空中をふわふわと彷徨っているのを見て、たまらなくなったひなは、両手でその手を包むようにして握った。

 何かつらい夢でも見ているのだろうか。それなら声をかけたほうがいいのだろうか。それとも、手拭いを濡らして拭いてあげようか。

 忙しなく思考をめぐらせて、おろおろと視線を盥にやったり男の子に向けたりする。だがそうしているうちに、男の子は再び、すうっと静かな呼吸に戻った。

 あ、と思っている間に、彼の頬には赤みが差し、すやすやと安らかな眠りへといざなわれていく。それを見届けて、安心したひなは、緊張した身体から力を抜き、手拭いを濡らすために握っていた手をまたそっと夜具の中に戻してやろうとした。

 そうして、気づいた。自分の両手の中の小さな手は、いつの間にか力が込められていて、逆にひなの手を強く握り締めている。まるで、縋りつくように。

 ここに至って、ひなもやっと気がついた。


 今のこの子に必要なのは、現へと引き戻す手段ではなく、冷たい手拭いの感触でもない。


「……大丈夫」

 囁くような声で、男の子の耳に言葉をかけた。

「大丈夫よ。……なにも、心配しなくていいの」

 もう一度、改めて男の子の手をぐっと握り返す。心なしか、眠る男の子の顔がほっと和んだようにも見えた。

(ああ、そう……そうよね)

 ひなは、誰よりもよく知っているはずなのだ。波に呑まれ、潮に流され、ようやく辿り着いた陸地で、どれほど身も心もくたくたになって疲れきり、弱ってしまっているのかを。見知らぬ島に流されてきた時の、不安と心細さを。一人きりの孤独と悲しさを。


 ──そして、与えられる喜びを。


(心配しないで)

 一人流されてきたひなが、この羽衣島の人々の優しさと温かさに、どれほど救われたことだろう。どれほど嬉しく、どれほど幸せだったことだろう。

 八重の優しさに、子供たちの無邪気さに、三左の親切に、千船の大らかさに、十野の涙に。

 千早の笑顔に。

 ひなは、力強く小さな手を握る。

 自分に出来ることは少ない。けれど、それでも、きっと。


(あなたが本当のお姉さんに会えるように、頑張るから)


 一生懸命、頑張るから。この羽衣島で、皆がひなにしてくれたように。少しでも、自分が貰った温かさを分けてあげられるように。

 そうして、いつか姉や家族の許へ帰っていくこの子の、満面の笑顔が見られたなら。

 ……その時こそ、ひなは、こうして生きている自分のことを、許容できる気がする。


 本当は、誰にも知られず、ひっそりと海の底まで沈んでいくだけだった命を。

 なによりも、自分自身がそうなることを望んでいた、この命を。



          ***



「こんにちはー」

 その時、明るい声が背後の入り口から聞こえて、ひなは驚いて振り向いた。

 その声が、八重や十野のものではなく、それどころか、まったく聞き覚えのない男性のものだったからだ。

 手で押し上げた筵からひょっこり覗いているのは、やっぱり見たことのない顔だった。この島に知り合いが増えてきたひなでさえまったく見知らぬ人物、というだけでも困惑するのに、相手はひどく人懐っこい笑顔で、さらに戸惑ってしまう。


「あ、安心してね、俺たち本当に初対面だから。どこかで会ったっけ? とか、そういうことで悩まなくていいから。まあ、俺はあんたを知ってるけど」


 彼は非常に敏い性質であるらしい。ひなが何を問うよりも先に、手を軽く振りながらそんなことを言って、にっこり笑う。

「入ってもいいかい?」

「あ……はい、どうぞ」

 どこの誰か知らないとはいえ、ここにいるということは、羽衣島の住人であることは間違いないのだろう。そう思って、戸惑いながらも招き入れたのに、相手はちょっと苦笑した。

「あんたは少-し、警戒心が薄いみたいだね。だから五平みたいな野郎に付け込まれるんだよ。頭もなあ、これじゃ苦労するよなあ」

 最後の言葉はからかいまじりの呟きだったが、今のひなにはかなり胸に堪えた。千早に迷惑をかけたくないのに、結果として迷惑ばかりをかけている自分、その上彼の厚意までもを一言で踏みにじった先刻のことが脳裏に甦り、ずきずきとした痛みが走る。


 反射的に目を伏せてしまったひなを見て、青年は一瞬、口を噤んだ。

 それから、「……あんたたちって、ホント面白いよね」と小さく言って、くすくすと笑い出した。


「まあ、とりあえず、若い娘さんが、知らない男をそう気安く入れちゃいけないよ」

 と言いながら、さっさと家の中に入ってくるので、まるで説得力がない。けれど止める気にも、咎める気にもなれなかった。この人物は、するりと人の心に入ってしまえるやり方を熟知しているようだった。

「せめてその前に、名前くらいは聞こうね」

「あ、はい。あの、お名前は」

 慌てて質問をするひなに、可笑しそうにぷっと噴き出す。


「七夜」


 目を細め短く名乗ってから、また口を閉じた。

 そのまま、愛想のいい笑顔を浮かべながらじっとこちらを見るので、ひなの戸惑いは増す一方である。てっきり、彼のほうから何かを言い出すかと思って待っていたのだが、向こうは向こうで、ご用件は、と訊ねられるのを待っているのだろうか。

 七夜と名乗った青年は、ひなの様子を見て、明らかに少し失望した顔になった。

「……俺を見て、なんとも思わない?」

「は?」

 意味が判らなくて問い返す。七夜はますます口を曲げた。

「いい男だなあ、と思わない?」

「…………」

 なんと答えていいのか、ひなは困ってしまった。そう言われてみれば、青年の顔立ちは非常によく整っている。そうですねと同意をしたほうがいいのだろうか。いやしかし、催促されてから頷くのは、却って失礼にならないか。とはいえ、普通、初対面の男性に、「綺麗な顔ですね」といきなり言うのが果たして礼儀にかなっているのかどうか。

 どう返していいのか迷っていると、七夜は、はー、と諦め交じりの大きな溜め息をついた。


「……これだから、他に想い人がいる女っていうのはイヤなんだ。俺みたいな顔のいい男を前にして、見惚れることもしやしない。色男の誇りが傷つけられる」


 不満そうにぶつぶつと独り言を言っている。意味がよく判らないのだが。

「あの……」

「まあいいや。それより、流れてきた子供ってのはそいつでしょ? まだ目が覚めないのかい」

 七夜は勝手に頭を切り替えたらしく、ひなの頭越しに、寝ている子供に視線を向けた。まだです、というひなの答えに、ふうんと顎を指で掻く。


 男の子を見る彼の眼差しは、心配も同情も含んでいない。

 顔立ちには愛嬌があって、口許にも優しげな笑みが浮かんでいるものの、瞳にはどこか冷ややかな、観察者としての鋭さがあった。


 なんとなく居心地が悪くて、ひなはつい、その視線から男の子を庇うように身体をさりげなくずらしてしまう。それに気づいたのか、七夜がまた苦笑いを浮かべた。

「この子、あんたが面倒を見るつもりなの?」

「はい」

 問われた言葉に、間をおかず返答したら、七夜はにやりと笑った。

「で、頭と喧嘩になった?」

「…………」

 何をどういう過程で考えるとそういう結論に辿り着くのかは不明だが、結果としては間違っていないので、ひなは何も言えずに固まってしまう。男の子の面倒を見ると言い張ったのは、千早と諍いになったことの直接的な理由ではないけれど、まったく因果関係がないわけでもない。

「あの人もねえ、あんたが関わると、子供みたいになっちゃうんだね。他のことでは、ああも依怙地にならないんだけどね、困ったもんだね」

 呆れるように言いながら、しょうがない人だよねえと笑う。その口調にはまったく毒がなくて、どちらかといえば、十野が千早に対して馬鹿よねと言うのに似ていた。


「けど俺はね、それはいい傾向だと思うんだ。いつまでも子供でいてもらっちゃ困るけど、無理矢理大人になる必要なんてないんだからさ。そんなのは、いつかどこかで歪みが出る。俺みたいにね。あの人はいいものをたくさん持ってるんだから、それを腐らせるようなことをしちゃいけないんだ」


 軽い言い方ではあったけれど、七夜の顔には、落ち着いた「大人」の分別が見える。一見、同年齢くらいに見えるけれど、実は千早よりももっと年上なんだな、とひなは思った。

「昔はもっと素直だったんだけど、あることが元で、ひねくれはじめちゃったんだよね。……過去にまだずっと縛られて、こだわってる。一年も前のことなのにね」

 七夜は、ひなと目を合わせると、にこ、と笑った。

 でも、その瞳はとても真面目だった。




 一年前──

 千早たちは、本島の貿易船の護衛をすることになったのだそうだ。

 なんとなく裏がありそうだ、とは、当時現役の頭だった千船も薄々感じ取っていたことだったらしい。海賊から身を守るために海賊を護衛に頼む、ということ自体はよくあることだが、それは仕事の依頼というより、ほとんど命令に近いものが大半だ。怪しむ気持ちはありながらも、千船はそれを引き受けるしかなかった。

 そして海に出て、羽衣島の男たちは誰もがそれを実感することとなった。通常ならば、貿易船を守るようにして、護衛船が取り囲みながら進んでいくものなのに、その時は、羽衣島の海賊船と数隻の小舟が貿易船を率いるように先に行け、との指示が出ていたからである。

 千早たちの乗る船から距離を置いて、貿易船がそろそろと後をついてくる。その姿は、まるで何かに怯えて三歩進んでは二歩後退するような慎重さで、誰もが後ろを振り返っては首を捻っていた。


 ──そこに突然、進路を塞ぐようにして、不知火海賊衆の船団が現われた。


 貿易船は、それを見るや、一目散に方向を変えて逃げ出した。羽衣の船が不知火の行く手を遮っている間に、猛然と船を漕いで去ってしまったのだ。

 つまり、羽衣の船は最初から、彼らにとっての盾、あるいは囮でしかなかったわけだ。きっと事前に、不知火についての情報を掴んでいたのだろう。彼らはそれを千船に知らせるという手間すらかけず、見捨てることにも何の迷いもなかった。


 傍若無人に船に乗り込んでこようとする不知火衆に、千船の決断は素早かった。


 彼は息子の千早に、小舟のほうに羽衣島の男たちを分散して乗せて逃げろと命令すると、海賊船に一人残って、刀を抜き、果敢に応戦した。千船はこの近海では名の通った猛者だったから、さすがに悪名高い不知火の男たちもかなり苦戦を強いられたようだ。

 ……それでも、多勢に無勢、所詮一人でどうにか出来るものではない。はじめから、千船もそんなことは判っていて、羽衣島の男たちの命と引き換えに、自分はそこで果てるつもりだったのだろう。

 不知火の頭が姿を見せた時にはすでに満身創痍の状態だった千船は、それでもなお、少しでも時間を稼ぐために、刀を振り上げた。激しい剣戟の末、頭の蜘蛛の刀が自分の腹の肉を抉っても、倒れることはしなかった。

 ああ、もう、俺の人生もここでお終いか──と、その時、千船は思ったのだそうだ。

 しかし、せめて島の連中が逃げ切れるといいんだが、とちらりと後ろを振り返った彼が見たのは、手にした刀で不知火の男たちを次々に倒しながら駆けてくる、小舟に乗ってとうに逃げたはずの息子の姿だった──




「頭……千早はね、そこで蜘蛛の腕を斬り落とし、父親を庇いながら不知火の奴らと戦って、なんとか逃げおおせた」

 淡々と説明する七夜の言葉に、ひなはほっと息をつく。気がつけば、いつの間にか自分は拳を強く握っていて、開いたらじっとりと汗ばんでいた。

「けどさ」

 七夜は相変わらず微笑んだまま、少しだけ声音を落した。

「けど、こっちも無傷とはいかなかった。死者こそ出なかったけど、何人かは瀕死の重傷だったし、片耳をなくしたなんて奴もいる。あの件で、生涯残る傷を負った人間は数多い。三左だって、着物をめくりゃその下は傷だらけさ。傷の大半は、その時に受けたものだ」

「……そう、ですか」

 他に何を言っていいのか判らない自分の無知が恥ずかしい。どんな想像をしてみても判るはずのないその痛みに対して、ひなのように離れた場所にいる人間が、一体何を言えるだろう。


「──頭は、それを、自分の責任だと思ってる」

 七夜はそう言って、また苦く笑った。


「あの時、羽衣島の男たちを逃がすことだけを考えて、それを最優先にしてりゃ、そこまでの被害は出なかったと思ってるんだ。……いや、まあ、実際、そうだったかもしれないんだけど」

「…………」

「自分の父親が敵に囲まれて、やられかけているのを見て、頭に血の昇った千早は制止を振り切って単身海賊船に戻り、助けるために戦った。美談だよね。でも、その裏では、いきなり司令塔を失った羽衣島の男たちが混乱して、そのために逃げ切れず、傷を負うことになった。結果としては一人の死人も出すことはなく、頭を救うことも出来たけど、ひとつ間違えば、千早は父親を助ける代償として、何人もの仲間の命を失うところだった」


 ひなはその時、千早の奴は、自分のヘマで、島の男たちをあやうく何人も殺すところだったんだぜ──という、五平の言葉を思い出した。


 終わってしまえば、すべてが仮定の話になってしまう。過去の出来事が、結果論でしか語れないのは当たり前だ。でも、そう思っている人がいるということもまた、事実なのだろう。五平の場合は、彼自身の僻みや卑屈さからきているのかもしれないにせよ。

「おまけに不知火の恨みまで買ってさ。千早はそれを、失敗だった、って思ってるんだ。なによりもまず考えなければならないのは、仲間たちの安全だった、って」

 七夜はそう言って、目を薄く眇めた。


「……自分はあの時、父親を見捨てるべきだった、って」


「そんな──」

 思わず顔を上げ、声を出していた。そりゃあ、それはひなには何も判らない種類の話だし、自分のような門外漢が迂闊に口を出していいという内容ではないけれど、でも。


 でも、そんな風に思うのは、間違ってる。


 きゅっと唇を噛んでまた下を向くと、七夜はなぜか、「うん」と嬉しそうに目元を和ませた。

「きっとね、俺なら、そういう時、迷わず見捨てると思うんだよね。相手が誰であろうとね。助けられるのはどの命で、見捨てるべきはどの命か。より多くを救えるのはどちらか。家族でも、恋人でも、捨てるとなったら瞬時にそういう判断をする。間違ってる、間違ってない、なんて観点で言うのなら、多分、間違ってるのは俺のほうだ。千早はあの時、どうしても父親を見捨てられなかった。そして傷を負った仲間の姿に、誰より心を痛めていた。あの人は、数や状況で、人の命についての判断をしないんだ。こんな殺伐とした世の中だっていうのに、失われていく名もない命について、いちいち哀れんでる。感情的だって言っちゃえばそれまでなんだけどね、でも俺は」

 七夜は静かに言った。


「──俺は、そういう人こそ、頭になるべきだと思ってる」


「……はい」

 ひなも、しっかり肯った。

 ゆるゆると胸の中が温かいもので満たされていくようだった。千早には、こうしてちゃんと理解してくれる人がいて、信頼してくれる人がいて、背中を支えてくれる人がいる。


「こっそりと船を一人でせっせと掃除してたり、可愛いところもあるんだよね。まあ、あの年齢で頭になるっていうのは、確かにきついことではあるんだろうけど、道さえ誤らなきゃ、千早はいい頭になれると思う」

「はい」

「誰かに愛情を持つのは、決して悪いことなんかじゃないんだ。愛情を持てない人間になるより、よっぽどいい。俺はあの人には、真っ直ぐ進んでいって欲しいんだよね。島のためっていうより、俺の個人的な願望でね」

「はい」

「大事な誰かを守ろうとするのを、『間違いだ』なんて思って欲しくないんだよ」

「はい」

「……あんた、なんにも判ってないよね?」

「はい?」


 きょとんとして首を傾げたら、七夜は呆れかえったように、深い溜め息をついた。「俺がなんのためにこんな話をしてると思ってんだろ」とぼそぼそと口の中で文句を言っている。


「そんなわけで、帰るよ」

「えっ?」

 何が「そんなわけ」なのかさっぱり判らない。大体、男の子の様子をほんのちょっと見ただけで、この人はそもそも、何をしにここへやってきたのだろう。

 ひながまごついている間に、七夜はくるりと背中を向けて、入り口の筵を押し上げた。

 外に一歩足を踏み出してから、何かを思い出したように上を見上げる。少し無言でそうしていたと思ったら、またひなのほうに向き直った。


「──あのカラス、ずっとここにいるのかい?」


「カラス……ですか?」

 怪訝そうに問うと、ほんのわずか眉を寄せて、七夜はまた頭を上に向けた。見ているのは、どうやらこの家の屋根らしい。

「俺が来た時には、もう屋根の上に居座ってたよ。鳴きもしないで、飾りもんみたいに止まってる」

「そうですか。気づきませんでした」

 ひなは自分の家の屋根にまであまり気を廻したことがないので、そう答えるより他にない。この人は、本当に敏い性質の人なのだな、と感心した。

「…………」

 七夜は少しだけひなの顔を見て、そう、と小さく呟いた。





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