休み明け
夏休み明け初めての登校日、午前中で終わるものの鬱々しい。
始業式が始まる。
相変わらず校長の話は長くてうんざりとする。
そんな些細なことよりも明日からの授業に思いをはせる。
式が終わってホームルームが始まる。
教室を見渡すと夏休み前と比べて明らかに皆魔力の練度が高まっている。
夏休みデビューしたやつはいないようで、夏休み前と比べて極端に変化している人はいないが、身長が伸びているのはちらほらいる。
ホームルームが終わると夏休みはどうだっただの、この後どうするだのの会話をしている。
彼からメールで午後から部活をする旨を伝えられる。
お昼を済ませるために食堂に向かう。
いつもよりも混雑しており空いている机を探すのに苦労する。
一席だけ空いている席を見つけた。
相席にはなるが食べられれば問題はない。
先客の女生徒に相席が大丈夫か聞いて問題ないようなので席に着く。
ご飯を駆け込み立ち去ろうとすると声を掛けられた。
「君は面白い人だな。私と相席したのに相席の確認をしただけでそれ以上の会話をしないとは。
自慢ではないが容姿には自信があったのだがそっちも興味がないみたいだ。
よかったら少しだけ話さないか?」
確かに美しいという言葉で表すにはあまりにも整いすぎている人だとは思うが、腹が減っていてそれどころではなかった。
時間はまだある。
せっかくなので座り直して会話をすることにする。
「本当に面白いな君は。
私よりもほかに予定が入っていたらそっちを優先しようとした。」
僕は確かに予定を優先する。
なぜならいくら美女が目の前にいるからと言って初対面の相手であるこの人は何を言っているのだろうか。
なんで声をかけたのかを聞いてみる。
「私はこの学校一の美貌を持っていると自負している。
さらに加えるなら家の事情もあって私によって来る男の大半はそういった目的の人が大半を占めていた。
大体どういった態度で接してくるかは敏感になっている。
だが君は私のことなんて相席の相手以上の何物としても見ていなかっただろう?」
だから?と一蹴することはできるが、この人なりにいろいろと苦労してきたのだろう。
初対面ではあるが少しは同情できる。
しばらく会話して電話番号を交換するまでに至った。
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