逃げるも戦うも覚悟が必要
秋葉原の東側、旧首都高速道路沿いから駅に向かって歩いている時におきた。
一瞬色彩が反転する。
またか。
そう思い周囲を確認するも同じ世界のようだが、異様に静かになっている。
静寂の正体は意外と速く見つかる。
人が街から消えてしまったのだ。
緊急事態にどう行動するかを考えて彼に連絡を取ろうとしたその時、突然轟音が鳴り響き隣のビルが倒壊した。
瓦礫の中から人が立ち上がる。
間髪入れずに巨大な岩石と火球が人を目掛けて飛んでくる。
それを水で迎え撃っている。
これが魔法の戦いなのか。
そう思っているうちに我に返る。
彼への連絡を急ぐも連絡がつかない。
急いでその場を離れようとするとする、しかし魔法の余波で吹き飛ばされてしまった。
戦っている二人に気がつかれる。
逃げるか、応戦するか。
どちらにしろ立ち上がって様子を見る。
構えていると首の後ろをつかまれてビルの上に連れ去られた。
連れ去った人物を見ると見知った元囚人の1人だった。
下を見ると戦闘が再開されており、こちらのことなど意にも介さないようだ。
ここが何処なのか質問する。
「なるほどね、全く知らずにこの世界に迷い込んだと。この世界は、文字通りの裏世界だ。魔法が規制されていない無法地帯と言い換えることができる。TRを用いて作られたもう一つの現実世界だ。」
どうやらゲームのような世界に紛れ込んでしまったようだ。
そう思っていると彼からメッセージが返ってくる。
『すまない。説明不足だったが、君のデバイスにも裏世界へのアクセスアプリを入れていて特定の時間に特定の場所にいると自動で裏世界に入るように設定されている。詳しい説明は彼らから聞いてくれ。』
メッセージを見せて、更なる説明を求める。
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