放課後
チャイムと同時に授業終了の合図がある。
僕はとりあえず部室に移動した。
しばらくすると岡田君と田中さんが別々に入ってくる。
さらに時間を置いて彼が入ってくる。
彼が来るまで各々時間をつぶしていたが、彼が入ってくると荷物をしまって彼に注目した。
「今日から本格的に部活動を始めていくわけだが、今日の題材は『DD』で行く。」
そういって彼はボードゲームを広げる。
前の世界では、準備がめんどくさかったりルールが複雑だったり時間がかかったりで日本では遊んでいる人が少ないボードゲームだが、魔法の前には物理的距離や言語の壁はないも同然であり、ゲーム自体に魔法をかけることで準備をあらかじめしておく必要がなくなったりと何かと便利になっており、日本でもある程度の市民権を得ている。
今回彼が持ち込んだDDはボードゲームにRPG要素を盛り込んだTRPGに近しいゲームでキャラクターの成長要素やゲームをまたいで引き継ぎができるのだとか。
従来のTRPGではゲームマスターとして1人がプレイヤーとして参加できなかったが、魔法とAIの融合技術によってゲームマスターが不要になっている。
実際にプレーしてみるとAIでの補助や彼が慣れているのもあってすぐに時間が溶けてしまい時間も遅くなったので続きは明日ということになった。
岡田君や田中さんもゲームにもともと興味があったこともあり楽しんでいた。
翌日にはDDが一段落したので、次からは各自がやりたいゲーム等を持ち込む事になった。
そうなると各自好きなゲームの方向性が見えてくる。
岡田君は格闘ゲームやフィットネス系統の体を実際に動かすゲーム。
田中さんは麻雀やトランプなどの運と実力が必要なゲーム。
彼はボードゲームからビデオゲームまで幅広いジャンル。
それぞれに好みはあれど互いにゲーム好きということで楽しんでいる。
僕はこの世界に来てまだこの世界の娯楽に触れておらず、かつての世界にあったゲームがこの世界にもあるのか週末にでも調査しようと思った。
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