初めての授業
あっという間に一週間が過ぎ、週末も受験前と同じように勉強をしていると月曜日が来た。
今日から授業が始まるということでみんな緊張しているようだ。
斯く言う僕も緊張している。
授業が始まる。
一般的な高校の授業とはこういうものなのだろうという授業が行われた。
中学校の頃よりも授業のスピードが速く、説明も少ない。
午前中の3限目までは一般教養のみで、5限目から7限目が魔法に関する科目だ。
昼食を学食で1人で黙々と取っていると、岡田君が隣に座る。
彼は見るからに緊張しており、食事があまり進まないようだ。
岡田君からしてみれば初めての魔法の授業だし、入学試験の時魔法の試験があるとはいえ魔法陣で規格化されている魔法を使うだけなので、恐らく自分で魔法の構築から制御までをやることになるのだろう。
魔法に初めて触れるわけではないが、改めて魔法の危険性を実感することになるのがわかっているからこそ、緊張をしているのだろう。
緊張している岡田君をよそに、僕が昼飯をバクバク食っていると、それを見て不安が和らいだのか同じ様に岡田君も昼食を済ませた。
ーーー
4限目が終わり、5限目の教室に移動する。
意外なことに5限目の教室はクラスルームで使っている教室だった。
5限目の魔法教養の時間が始まる。
教師は担任が担当している。
魔法に関する基礎知識の確認とクラス分けの基準をまず教えてくれた。
そして本命の魔法を使うために魔力制御の訓練から始めた。
僕はある程度制御はできるようになっているものの、クラスメイト達の大体は苦戦していた。
固有魔力の割合が多いクラスだけあって、指導方法も各個人異なるもので生徒だけでなく先生も苦労しており、完璧な魔力制御ができる彼がサポートとして入っていた。
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