入学式
担任に誘導されて式場に入る。
いたって普通に見える体育館だった。
魔法によって全ての校舎から新入生が一堂に会している。
500人の新入生とその親、教員と在校生と思われる人物たちが入れるだけの空間が用意されている。
よく見ると魔法陣が天井に描かれており、空間の拡張だけでなく空調や照明などの役割もこなしている。
新入生が入場し終えると、式が始まった。
ーーー
魔法高校だからといって特別面白いイベントがあるわけではなく、硬い答辞が続いていく。
在校生代表として、東京校の生徒会長があいさつをしていた。
どうやら各校に生徒会があり行事ごとに持ち回り制で行事の進行や準備を行うそうだ。
生徒会は一般的な高校よりも若干強く、行事の規格立案から運営までを行うことができるそうだ。
生徒会は自薦による入会を受け入れているとのことだ。
途中から宗教勧誘よろしくな方法で生徒会勧誘が始まったので、魔力の制御の訓練をしていた。
隣の彼については完全に寝ている。
ーーー
最後の校長の話が始まる。
式も佳境なので彼を起こそうと体をゆすると暫くして彼が起きた。
意外なことに彼は校長の話を聞くようだ。
僕は校長の話に耳を貸しながら、同級生を見渡す。
5組にはいなかったが耳が長かったり、尻尾が生えていたり、明らかな異形だったりとファンタジーな種族もちらほらいる。
数が少ないのを見ると、留学生位の立ち位置なのだろう。
校長の話が終わる。
長く退屈な入学式の終わりと学校生活の始まりを感じながら教室に戻った。
書く拷問読む拷問。
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