No.9 食事終わりに乱入者と
「ここ。食事するとこ」
「案外普通…」
「ん。でしょ。座って」
「どこでもいいのか?」
「うん。はい。これ。メニュー。どれがいい」
「………」
どれどれ。主食が星魚の星屑添え。暴れ牛の天の川ソースがけ
デザートは星空ゼリー、チョコケーキ、プリン
飲み物は夜空のカクテル、ジュース。コーヒー
へ〜、以外に普通だな。まぁ、なんか星に関する物があるが…美味しいのだろうか
「……てか、ネプチューンは食べれるのか?」
「食べれる。食べ物。エネルギー。変換。それ。食べる」
「え、すごいな。おすすめとかはあるのか?」
「暴れ牛の天の川ソテーがけ。とてもおいしい」
「暴れ牛なんてのがここにいるのか?」
「暴れ牛。違う世界。たまに。貰ってる」
「違う世界から!?すごいな。なら、これがいいな。食べてみたい!」
「なら。2つ。頼む。たぶん。すぐ来る」
「すぐ?っお!?」
え…いつの間に目の前にホカホカのうまそうな肉が。すご。普通にステーキだな。ソースは天の川みたいなやつか…メニュー通りだな
そして俺はフォークとナイフを使ってステーキを切り口に運ぶ。正直。めっちゃ美味かった。ステーキはさることながら、ソースがステーキとの相性がめっちゃいい。この天の川みたいなソース。これが肉の旨さを引き出してる。言語化が難しいが、ま、めっちゃ美味いってことだ
「美味い!これいいな!」
「でしょ。美味しい。よかった」
「ネプチューンは食べないのか?」
「食べる。見てて」
そう言うとネプチューンはステーキに手を伸ばし、どうゆう原理か分からないがステーキを浮かせ、手で圧縮し。綺麗な玉にした。慣れた手つきなもんだから一瞬で終わっていたんだが。えっと…ステーキを圧縮して球体にした。ガチか
「そ、それを食べるのか?」
「うん。これをね。こうする」
パキンという音がした。ネプチューンが球体を手で粉砕した。馬鹿力なのだろうか。それはさておきだ。粉砕された球体が光の粉となってネプチューンに吸収されていった。恐らく、これが食事なのだろう
「うん。美味しい」
「すごい食い方だな。食べ物を圧縮してエネルギー体にしてるのか?」
「お〜。正解。これが。俺達。の食事」
「すごい仕組みだな。あ、食べ終わった皿はどうしたらいい?」
「ここに。置いとく。すると。綺麗に。なる。そして。戻る。から。平気」
「改めてすごいな。ん?あれって…アースか?」
「あ。アース。なにか。あった?」
「後ろだ2人とも!」
「「!!」」
とっさに横に避けた。途端。ものすごいスピードでなにか突っ込んできた。それはあっという間に空間を泳ぎながら天井近くで動きを停止した。姿は
「カジキ?」
「アース。あれって」
「脱走魚だ。たまたま見つけてな…追っていったら食堂に来ちまったっていうわけだ。すまないなアルック。巻き込んでばっかだな」
「いや、平気ですよ。それで…あれが星海の狩人と言われてるバショウカジキですか?」
「あぁ…気をつけろ。時速110kmは余裕で出るからな」
「嘘。そんなに…」
「とりあえずアルックは隠れててくれ。なんとか俺とネプチューンでどうにかする」
「安心。して。大丈夫」
「っ…分かった。誰か呼んできましょうか!?」
「あ〜、そうだな。お願いする。誰でもいいからもう1人欲しいな。頼んだぞ」
「はい!」
「さて…ネプチューン。いけるか」
「どうだろ。相手。速い。攻撃。避けられる。かも」
「そうなったら俺がどうにかする。とりあえずだ、応援来るまで耐える。分かったな」
「もちろん」
「エ物。エ物。エモノエモノエモノ!我ノエモノだ!」
「やっぱりダークマターに長いことやられてたからか、狂っちまってるな」
「彼。星海の。一部。支配。位。高い。どれほど。力。ある?」
「さぁな。ざっとだが…通常個体の2、3倍は強いと思え!じゃないと大怪我じゃすまねぇからな!」
「了解」
なんかカジキ見つかるの早くない?それはカジキが泳ぎまくってるからです!速攻見つかりました!アースは調査が終わった帰りなので1人。ジュピターとサターンはそれぞれ仕事。天夜様ももう自分の部屋にいると思う。それと戦闘シーン突入はやいか?ま、いいだろ。許してくれ。
ー設定とか書くゾーンー
星海にいる魚達は通常の魚よりもスピードなどが速くなっており、星海の狩人バショウカジキの場合は200kmまで出せるというバケモン。それが他に2体いるわけですよ。早く捕まえさせなければ