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No.8 脱走魚

「え〜…たいっへん申し訳ございません!!」

すかさず土下座をする。当たり前であろう。土下座以外の選択肢ないんだよ。ガチで…

「そんな謝らなくてもいいわよ」

「え?」

「怒ってないもの」

「え…怒ってないのですか……?」

「えぇ、むしろ面白い発見をしてくれて感謝してますよ」

え〜。そう来たか…予想の斜め上をいったな

「だから普通にしてていいわよ。さて…ネプチューン。詳細を説明できる」

「はい。俺。アルック。怪我した星魚。いるとこ案内。そしたら。アルック。汚染されてる星魚いるとこ。入った」

「ダークマターに汚染されてる星魚がいる所か!?そんなとこ入っちまったのかよアルック!」

「そのですね。床に黒い液体があって。それが気になって入ってしまったんです……」

「なるほどな。ダークマターに汚染された星魚は凶暴になる。あれ?もしかして…」

「ねぇ。その黒い液体があったのはどこ?」

「えっと…怪我をした星魚達がいたところで。黒い液体があったのは汚染された星魚がいた部屋の前で数メートルは続いてたかと…」

「……」

あれ。なんか静まり返ってしまった…なんかやばいこと言ったか…俺

「アース。後で確認してきてくれる」

「はい。もちろんです」

「えっと…どうしたのですか?」

「アルック。黒い液体があったのは汚染された星魚がいる部屋の外だったのよね」

「はい…外に……あっ!」

「気づきました?恐らく脱走してしまったんでしょうね…あまり大きくないといいんですが……ヴィーナス。例のものはありますか」

「もちろんですよ我が君。こちらを」

「ありがとう。もし、脱走するとしたら今から読み上げる星魚よ。心して聞いて」

星魚が凶暴化してて、そいつが脱走してるって事だよな。一大事じゃねぇか…でも脱走してる可能性がある星魚をもつリストアップしてるとは…流石だな…

「あの部屋から抜け出すにはかなりの力を持った星魚。その中で可能性があるのは3体。1体目が星海の狩人と言われるバショウカジキ。2体目が星海の白い死神と言われるホホジロザメ。3体目が星海の死を運ぶ海月(クラゲ)キロネックス。以上よ」

なんか付いてる異名からして明らかにやばいだろ。死神と死を運ぶって言うのが物騒すぎやしないか。それがうろついてる?え、どう身を守れば…

「この3体は元々知性ありだったのだけれどダークマターに呑まれて凶暴になってしまってこちらで収容していたの。話すことはできるんだけど支離滅裂で…ダークマターを取り除きたいけど近づけないから。取り除けなかったのよね…」

「しかし。この3体が逃げたのなら大変です。外には出てないでしょうからこの場所にいるのは確定。今は隠れているということでしょうね」

「えぇ、それと…ネプチューンが凍られたリュウグウノツカイなのだけれど」

「あれ。知性持ってなかったのに持ってた。凍らせてある。から。ダークマター。取り除けるかも」

「わかったわ。後でリュウグウノツカイを持ってきてくれる?」

「了解」

「……あの。少しよろしいですか?」

「どうしたのマーキュリー」

「私達は能力がありますが、アルックは能力がなく。危険です。もし襲われてしまわないように誰か付いているべきかと」

「確かに。なら、なんかバリア装置を作っておくよ。完成するまでは誰か隣にいるってことでいいんじゃないか?」

「賛成!それいいねアース!」

「ま、アルックならお前みたいに装置を壊さないだろうしな」

「うっ…今それ言う事!?」

「とりあえずアースの装置ができるまではマーキュリーの案を採用しましょう。アース。装置の完成見込みは?」

「短くて3日。長くても5日かかるかと」

「そう。なら今日から付けましょうか。ネプチューン、引き続きお願いね」

「了解。アルックの護衛」

え、八天の皆さんが1日交代で付くの?はぁ、申し訳ない…自分もなにか身を守れる力があれば…

「では、これで1回解散ね。アースはさっそくアルックの装置を作って、あなたのかわりにサターンとウラヌス。ジュピターを連れて行くわ。あそこは危険だから」

「了解。主!」

「行きますよ(あるじ)

「お任せください星様」


ということで天夜様の部屋からでた俺とネプチューン。これからどうすれば…

「まず。あのリュウグウノツカイ。主殿の所。持ってく。1回戻る」

「分かりました。行きましょう」

あの部屋に入ったが特に何も出てこず。安全にリュウグウノツカイの氷漬けを部屋の外に出すことに成功した

「ふぅ。でも本当に凍ってるんだ。すげぇな…」

「でしょ。さっそくこれ。主殿。持ってく。あっ。今いないんだ。どうしよう」

あ〜…そうかあの部屋見に行くって言ってたけどやっぱりすれ違いになったのか?会わなかったが…それよりこれどうするかだよな。以外にデカいし。そうだ!

「俺の仮部屋に置いとくか?1人だと結構広くて」

「いいの?」

「あぁ。問題ない」

「ありがと。さっそく。置きたい」

ということで俺の部屋に新たな装飾品が追加されました。氷漬けリュウグウノツカイです。すごい何回見てもものすごい眺めだ

「助かった。ありがとう」

「いいんだ」

「お礼。ご飯」

「ご飯?食べるところがあるのか?」

「もちろん。さっそく行こう。今はもう。お昼時」

「えっ!もうお昼!?」

「そう。だからおなか減った。だから行く」

「分かったから。よし、行くか」

「うん」

脱走者。いや脱走魚かな。かなりいかついメンツなのではないでしょうか、これから捕獲作戦がだんだんと展開されてく予定

ー設定とか書くゾーンー

知性がある星魚達はだだっ広い星海の一部を支配する支配者のような役目をになっております!しかし、ダークマターに侵されてしまってはもともこうもないゆえに天夜が捕獲して浄化してあげてるのですが。先ほどの3体は力が強く近づけないため浄化もできない。なので放ったらかしのような感じになってしまったのである。まぁ…仕方ない。近づけねぇんだもん

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