No.67 虫取り
ジーニアス様…ジーニアス様はどこに
「ここを……して」
「こうですか?」
「そうです」
あ、何かしていらっしゃる。行ってもいいのか…
「あれ。アルックさん?」
「っ!?モノウダさん」
「どうしたの?館長とメンラムに何かある系?」
「あ、はい。実は覡様からジーニアス様に伝言を頼まれまして」
「なるほどね!じゃぁ一緒に行こう!私も館長に用事があったんだよね!」
「館長ー!」
「ん?モノウダ、アルック。どうしました」
「あ、見つけてきたんですよ館長!叡識の花です!」
「あぁ…よかった。一体どこに?」
「えっと、確か。旧執務室のとこですね」
「そうですか。とりあえず助かります、アルックは何か?」
「はい!覡様が部下の陽炎という方と一緒に何かを討伐しに行くため図書館から居なくなりました。別れを言えなくてすまないとジーニアス様に」
「彼の仕事なので仕方がありませんね」
「あの。その花で一体何を?」
「これですか、そうですね…アルック。一緒にやってみますか?」
「やる…とは…?」
「虫取りです」
「え?」
「え?」
なんかいつの間に虫取り網を持たされてここに連れてこられたんだが…
「なんだこれ!?」
この区間だけ虫が…虫が大量発生してる。いろんな種類いるし。綺麗だが、なんかやばそう
「これは、なん…ですか?」
「害虫だ」
「私から詳しく説明しますと。この虫達は知恵飢虫と言うものです。たまにこうして大量発生するんです。その度に虫取りをします。あいつらは本を食べてしまうので。そこで活躍するのがモノウダが取ってきた叡識の花です」
「これは、虫が集まりやすくなるんです!たぶんあんまり耐性のない虫なら集まった所を一気につかませられます!」
「メンラム、モノウダ」
「はい!館長!」
「なんでしょうか。ジーニアス様」
「モノウダは花に集まった虫を。私とメンラム。そして、アルックは集まらなかった虫を捕りに行きます。いけますか?」
「了解しました」
「分かりました!」
「了解です」
「では、大規模虫取りを開始します」
「はいは〜い。おいでおいで〜」
さっそく花を持ってきたモノウダは寄ってきた虫達を
「とりゃぁ!」
「………」
「アルック」
「…メンラムさん。モノウダさんのアレは」
「通常運転ですよ。気にしないでください」
「いや…」
寄ってきた虫を片っ端から袋に詰めまくってるアレが?しかも素手で?若干狂気さえ感じるぞ
「アルックは蝶などを捕まえてください。メンラムはバッタなどを。私はトンボ。速い虫達を捕まえます」
「了解いたしました」
「分かりました!」
蝶か、よし。やってやろうじゃねぇか!
めっちゃ遅くなってしまいました。大変申し訳ない…
最近暗めの話だったから明るめの話にしたかったから虫取りが爆誕したぜ




