No.62 急変
「あの。ジーニアス様と覡様のところには戻れますか?」
「厳しいと言ったほうがいいな。なぜか、干渉ができないようになってるんだ、何かあったのかもしれない」
「…」
絶対に情報の管理人様だ…でも。なんでこんな事を…
「そういえば、何か書いてたな」
「あぁ。報告書です。情報の管理人様の部下は全員報告書を書いて提出するんです」
「へぇ…そうなのか」
「ちなみに、ここはどこなんですか?」
「ここか?ん〜、なんというか。ちょっとおかしな場所なんだよ」
「おかしな場所?」
見る限り変なとこはないけど。確かに埃とかは被ってるけど…
「ほら、本とかが飛んでないだろ?」
「言われてみれば」
「ここは。消えた世界の知識の本が集まってる場所なんだ」
「消えた…世界」
もしかして、その世界が再生不可と判断されると壊されるアレか
「ここにある本はな。壊された世界の本だ、それで、なんでかは分からないが。よく居るんだよ」
「居る…?とは」
「おばけってのを信じるか?」
「おばけ…ですか?」
「そうだ。体は死んでも意識が残り。半具現化。半透明になって徘徊するやつらだ」
「さぁ…見たこともないので」
「結構出るんだよ。ここに」
「え、」
ガチで?
「じ、冗談はやめてくださいよ…」
「本当だぞ〜。ほら、お前の後ろに」
「っひ!」
あ、あれ。いない…
「ククク…アハハッ!いるわけないだろ」
「……」
すっっげぇ殴りたい。けど、我慢
「まさか引っかかるとは思わなかったな。以外に怖いの苦手か?」
前言撤回する。やっぱり一発は許されるかな、今ならやれる気がする。やばい、いけるな。やったろか
「怖い顔しないでくれ。悪い気分にさせたなら謝る」
「いえ…大丈夫です。しかし、なぜこんなとこに」
「言ったろ。守護してるんだ。ここは、危険だから」
「危険なら他の人はいるのですか?さすがに1人だと危ないかと」
「いいや、俺1人だ。他の奴らは…そうだな。たぶん存在はするんだろうけど。どこにいるかまでは分からないな」
変な言い回しな気がしなくもないが、あんなだだっ広い図書館だと確かにそうか
「かなり劣化も激しいんですね」
「かなり放置されてるのもあるからな。気おつけてくれ。ほら、行くぞ、何とかお前を送り出さないとな」
「分かりした。ん…?」
明らかに劣化とは違う。なんだこれ、傷跡か?かなり鋭いので斬りつけられたような…
「おーい。こっちだぞ〜!」
「あ。はい!」
「なんかあったか?」
「いえ、何でもありません」
「そうか。しかし、厄介なことになった」
「どうしたんですか?」
「ここ。通路だったはずなんだが…」
本棚に塞がれてるのか
「もしかして、ジーニアス様が何か…かなりまずいかもしれない」
「なにか、やばいことが?」
「図書館が少し狂ってる。ジーニアス様に何かあったとしか」
まさか、情報の管理人様と何か…!
「で、出口。とにかく早くジーニアス様のところへ行かなければ!」
「だな。よし、こっちに来い!」
なにやらヤバそうな雰囲気が漂ってきますね。ジーニアスなどに何があったかは次回明らかになります!お楽しみに!




