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No.52 その本の行方と捕虜

「最初から容赦はしないつもりですよ?」

「ほう…」

(紫色の…なにかの欠片。宝石のようにも見える。それもこの部屋の天井を埋め尽くす程の量…か…)

「ふむ。面白い…」

「余裕そうなその顔。とても嫌いです」

「そうですか」

「はぁ、消えてくれ」

「……」

(標準は私に向いている。3人には攻撃がいかない。なら、好都合ですね)

「避けきります」

「避けるだと。無理だ。この量を避けきれるはずはない」

「いいや。避けれますよ。ほら」

「ちっ!」

(なぜ、なぜ避けられる!正確に…避ける場所まで予測して放っているのに。なぜ!)

「この技はもういいです」

「え」

「もういいです。と言いました。束縛の本:鎖。拘束しろ」

ジーニアスの一声を合図に一つの本が狂信者の元へ飛び。ページがパラパラとめくれる。その瞬間。本から出た鎖が狂信者の右腕を拘束する

「右腕を拘束したぐらいで…いい気になるな!」

紫色の欠片が集まり。大きな2枚の丸ノコへと変化する

「なるほど…考えたものを欠片で具現化。遠隔でも操作可能?」

「ゴチャゴチャと考えている暇など…!」

複製(コピー)。3冊」

「がっ…!!なに、をっ!」

「複製。本をコピーし、増やしたんです。試しに。あなたの左腕と首に付けてみたんですけど。どうやら。あの刃は消えましたね。消える条件がとても気になるところです」

「貴様っ!」

「まさか、もう終わりなのですか?」

「なめるな!」

紫色の欠片が鋭い欠片となり。鎖を粉砕する

「できるではないですか」

「お前…」

「ですか。見たところ、あなた。まだ末端と言ったところですね」

「なぜ、そう思ったのか。理由はあるのですか」

「あります。まず、技の精度が低い。そして、管理人についてあまり良く知らない。他にも上げればキリがないですが。このくらいでしょうね」

「…どうやら。隠しても意味がないですね、そうです。私は末端。ですが、末端の中でも実力は認められています。今後はもっと強くなれるのです!」

「ですが、強くなれるのは今ではない。狂信者。あなたの負けです」

「え、」

「弱いながら。頑張ったとは思います。おそらく、手柄を立てたら少し上に行ける。とでも言われたのですかね。あ、それと。拘束させていただきます」

「なんっ!でっ!」

「逃がすわけには行きません。貴重な情報源ですからね。実のとこ。最近、あなたたち。狂信者と名乗る者がよく乱入して来ると聞いています。なので、内部の事を一応知っているあなたは捕虜。みたいになりますね」

「何も喋りませんよ」

「そうですか。構いません。それと…もう一つ」

ジーニアスが鎖で床に縛り付けられている狂信者へと近づき、目と目が合わさるところまで身を屈める

「世界の禁忌について触れられている本。ある場所。それは()()です」

ジーニアスがトントン。と自分の頭を叩く

「まさか…」

「私の頭の中です。もし、それについて知りたかったら。私を殺して、記憶を取り出すことですね」

「最初から知っていてハメたのか!」

「ハメたなど人聞きが悪いですね。見る限り。あなたは馬鹿ではない。しかし、私から見れば馬鹿なのです」

「言ってる意味が分からない」

「知識があるにもかかわらず、それを活用しない。それが、私の定義する馬鹿なのです」

「褒めているのか。逆に侮辱されてるのか」

「私的には褒めてます」

「………感情表現が下手とか言われてません?」

「…どうでしょうか」

「まぁ、いいです。流石、知識の管理人ですね」

「狂信者。名前を聞こう」

「名前…名前はない。好きに呼べ」

「なら、狂い…(きょう)で」

「ネーミングセンスないですね」

「………」

「否定してください。そこは」

「それは別で。この本だ」

「…禁固書?」

「言いましたよね。捕虜と。この本は。いわゆる刑務所のようなものです。ここに入っていただきます。ご安心を。刑務所みたいですが、普通の部屋ですよ。では、手を」

「はぁ…分かった」

狂信者。改め狂は本に手を触れる。すると、光が狂を包み、狂はいなくなった

…戦闘シーンは、その。温かな目で見ていただけると嬉しいです。ですが、流石管理人。強い!

ー設定とか書くゾーンー

なんか知識とは関係なさそうな本がありませんか?それはジーニアスは管理人として生まれたばかりのときに。いろんな管理人がやってきて知識の本もどきをジーニアスが大量に作ってしまったため。知識の本とは別の。管理人の力を込めた本なのです。ジーニアスの執務室にある本はすべてそう

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