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No.44 管理人の本

ジーニアス様と一緒に部屋を出て。迷路のように入り組んだ図書館を歩き始めた、歩いていて気付いたことがところどころある。まず、本棚に元々入っていた本も移動するということ。毎日増えていく知識の本の項目ごとに元々あった本は拡張された同じ項目だが違う本棚に移動するらしい。本棚も増えることに驚きつつ、常時動きまくる本を避けて進む

「あの…こんなに本棚や本が増えても平気なんですか?」

「平気とは?」

「位置とか覚えられるのかなどです…」

「心配いりません。全て覚えています。新しい知識の本の内容も。その場所も。移動しても全て把握しています」

「す、すごい」

「知識の管理人ならこれぐらいはできますよ。さて、着きました。ここが。管理人達の知識が記されている本棚です」

「これは…また…」

おそらく。この印が管理人様たち関連の項目の印だとすると。ざっとでかい本棚10個?ありすぎだろ

「管理人に関する知識の本は総数およそ8000冊です。お探しの管理人は。確か情報でしたね」

「はい、ですが。今の管理人様方はこんなにいないはずですが…」

「聞いたことはありませんか?大きい概念を管理する管理人にそれよりも小さい概念を管理する管理人が吸収統合されるという話を」

「あっ!確かに、天夜様の部下のジュピターが言ってたような」

「そう。この知識の本には吸収統合されてしまった管理人の知識の本もあります。そして、概念崩壊を起こしてしまった管理人の物も」

「……」

「少ない時間でも同じ管理人として機能していたのです。それを知識の本として保管するのは、とても嬉しいのです。忘れられてしまっても。本があればまたいくらでも読み返せるのでね」

横からみたジーニアス様の顔は…過ぎた思い出が蘇ってきたのか悲しみに少し歪んでいた。おそらく、その吸収統合か概念崩壊で消えてしまった仲の良い管理人がいたということは容易に想像できた

「その…なんというか。なんでも話してください!少しでも気持ちを聞きます!」

「…ふっ。それはもう少しあとにしましょう。それと、実は天夜から情報の管理人について聞かされて探したのですが……あぁ。ありました。これです」

「え、これ」

「驚きました?普通知識の本は劣化することなどほぼありえません。しかし、情報の管理人とかろうじて題名を読めるこの本はまるで何年も放置されてきたかのように紙が変色し、破れたりしてるのです」

「見てもいいですか?」

「もちろん」

「…あ…」

確かにページ数はある。だけどほとんど破けたり変色して読めない…けど、読めるとこも若干ある?

「あの…これって少し借りることはできますか?」

「もちろんです。自分の部屋でゆっくりと読むのがいいですよ」

「部屋?」

「はい。あ、まだ案内していませんでしたね。ついてきてください」


「ここです。ずっと空き部屋だったので好きに使って構いません」

「わぁ」

なんというかベット付きの書斎みたいな感じだ。本が少し入ってる本棚もある

「アルックも疲れたでしょう。また明日いろいろ話をしますので。部屋で休んでください」

「はい。ありがとうございます」

そう言ってジーニアス様は扉を閉めていった。確かにいろいろ疲れたかも。1回寝て。明日は少し早起きして報告書を書こう

なんかジーニアスさんの暗めの何かありそうですね。それよりも。まじで移動する本は縦横無尽に動くため避けるのは初見だとほぼ無理

ー設定とか書くゾーンー

実はジーニアスの仲が良かった管理人。数人が吸収統合。1人が概念崩壊を起こしとります

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