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No.4 管理人様への謁見

八天の皆さんと管理人様…天夜星(あまよほし)様の所に向かっている途中でアースが

「あ…サターン俺の部屋に置いてきぼりだった」

「…では、アースの部屋に行ってから行きましょうか」

「こっから逆方向だぞ!てか、なんでサターンがお前の部屋にいんだよ!」

「俺の装置をまた壊したから説教ついでに」

「あら、またやったのですねあの子」

「早く。行く。」

「あの…ネプチューンの言うとおりですよ。ほら、宇宙の管理人様がお待ちしてるなら早くしたほうがいいかと」

「だよな!主待たせる訳にはいかねぇんだ!さっさと行くぞ!」


「ていうか。ウラヌス。お前もさっき装置外したろ!お前とサターンは常時発動型の能力だからやめろって言ってるよな!」

「いや…あ」

「遊び半分でもだ!」

「アース。大変ね…」

「アース!元気だせよ!何かあったらアタシ達が何とかするって!」

「あ〜…ジュピター。アースって意外に苦労人か?」

「苦労人と言われればそうですね。アースはトラブルを収めるのが上手いんですよ、問題起こしても彼が何とかしてくれちゃうんですよ」

なんか、真面目枠だな。ジュピターとアース。八天の統治ならこの2人がいたら何とかなるだろうし。マーキュリーとマーズは性格が正反対。マーキュリーはおしとやか、マーズは勇ましいというか。ウラヌスとネプチューンは……分からん

「着きましたよ。アース、早くサターンを連れてきてください」

「はいよ……サターン!はよ来い!」

まさかの中に入らずにサターンから越させる系!?

「はいはい!ふぅ…ごめん…」

「サターン回収したから行くか」

「そうですね」


「ねぇねぇアルック」

「はい…なんでしょう…サターンさ。サターン」

「主に会いに行くんだよね」

「そうですよ。どうかしました?」

「いや…なんでも!」

え、明らかに反応……

「アルックさん。着きましたよ」

「あ。はいって…すご」

凝った扉だ。扉の周りがなんか…宇宙っぽいし、扉の上らへんには八天の皆さんを模した物が飾ってある

「早く入ろーぜ!」

「分かってますよマーズ」

コンコンとジュピターが扉を叩いた。すると

「入ってちょうだい」

中から声がした。この声の主が宇宙の管理人様。天夜星(あまよほし)様だろう

「失礼します。八天全員。そして、次元観測員のアルックさんです」

「えぇ、お話は聞いています」

目の前にいたのは綺麗で美しい女性。羽衣を身にまとい、天女と言われれば納得してしまいそうな見た目だった。だが…その美しさとは逆で底しれない力を感じた。まるで。宇宙そのものが今、目の前にいる。そんな感覚だ

「初めまして。全ての世界の宇宙を統括。管理する天夜星(あまよほし)です。」

「次元観測員の……」

「アルックですよね。報告は受けています。そんなに堅苦しくしなくていいですよ」

堅苦しくなりますよ…だって管理人様の御前ですよ?これで堅苦しくならない方がおかしいって…

(ほし)様。ヴィーナスはどこでしょう?」

「ヴィーナスには助かったわ。案件が予定よりも早く終わって」

「ふっ…疲れた俺様も美しい」

癖強!

「彼が金星。ヴィーナスです。ナルシストですが頼りになりますよ」

ですよね。ナルシストですよね。見て分かった

「主久しぶりー!」

「マーズ。久しぶりです。どうですか最近は」

「ん?いたって元気です!」

「それは良かった」

「主。」

「ネプチューン。ジュピターから聞きましたよ。ウラヌスの装置を外すのはちゃんとあなたが止めてやらないと」

「はい。」

「ウラヌスも。分かりましたか。勝手に装置を外さない」

「はい…申し訳ありません…」

「それとサターンも」

「はい!あの…説教はもうアースからされてるのでお腹いっぱいです!」

「そうですか、アースもまた装置を直してくれてありがとうございます」

「これが仕事なので」

「主様」

「マーキュリー。宇宙樹(うちゅうじゅ)は大丈夫ですか」

「はい。問題ありません」

「なら良かったです」

すごいな。案件片付けてる間も報告を受け取ってたってことだよな。情報処理能力が高いのかもしれないな

「……」

「………」

あ、ジュピターとはアイコンタクトなのか。頷いてるあたり2人の間で何か情報が共有されてるんだろうか

「そうだ。皆は少し休んでて。私はアルックと少し話しがあるの」

「えっ…!?」

「分かりました。では……行きますよ皆さん」

「またあとで来てください。ヴィーナスも休んできなさい。疲れたでしょう」

「ふふっ…確かに疲れましたね。休むとします」

あ〜…皆が去っていく。おいアース。グッジョブじゃないんだが。やめてくれ余計不安になるだろうが

「それでは。行きましょうか」

「はい………でもどちらに?」

「私のお気に入りの場所ですよ」


「ここです」

ガラス張りの部屋。そのすぐ外は深淵と光が入り交じっていた

「わぁ〜…すごいですね」

燦々の煌めく星々。様々な星雲。この光景を表すなら壮大。これしかないだろう

「ここは星海です。私が宇宙を創る作業場と鑑賞として楽しんでいるお気に入りの場所です」

「さ、座って。お話をしましょう」

うん…ヴィーナスはやっぱりナルシストだよなぁと思い書いたら癖強になりそう

ー設定書くゾーンー

星海とは:宇宙や星などの原材料が集まって海のように見える所から付けられました。それと星海には星魚せいぎょと呼ばれる魚が生息。要らない星の破片などを食べてくれるので天夜様いわくとても助かるそう

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