No.20 加工
「さて…どうするか」
天夜様に合うような装飾品を作らなければ………う〜ん。ブローチだと色が似ててあんまり装飾品としてはダメなんだよな。確か、天夜様の髪は宇宙のような漆黒で、ところどころキラキラしてる不思議な髪だったな。そうだ、あの髪に合うヘアピンを作ればいいのか。色合い的にも合うしな
「決まったら早速作業しないとな」
渡された水晶は原石のままで好きな大きさにカットできるからありがたい。そんなに大きな物は作らないつもりだから、親指サイズでいいだろう
「これが難しいんだよな…」
この作業は加工をする。これがなぜ難しいのか。それは力加減をミスったら宝石が欠けたり。最悪の場合砕けるからだ。これだけは絶対に避けなければならない
「しっ、いい感じにできそう…だな」
うむ。いい仕上がり。もう少し角を削って丸くするか。それのほうがはめ込みやすいしな
「よう。邪魔するぜ」
「っ!!」
「あ〜…びっくりさせたか?」
「アース。マジでやめてくれ」
「す、すまん。何やってんのか気になって来たんだが……」
「………」
「なんかやらかしたな。俺」
「いや、これぐらい欠けてもケアできるから大丈夫…です」
「ちょっと見せてくれ」
アースは隣に座ってきた。原石を手にとって観察するように眺める。なんか、やばいやつなのだろうか…これ、天夜様から頂いたものなんだが
「これ。どこで手に入れた?」
「え…天夜様から頂いたものなんですが」
「へぇ〜高純度のいい物だな。珍しいんだが」
「え…?なんか、沢山在庫あるからあげるみたいな事言われたんですけど」
「確かに星纏う水晶はよく採れるが。これはその中でも高純度なのは星覆う水晶っていう別名があるんだ」
「スゥッ……ちょっと天夜様に凸って来てもいいですか?」
「さわやかな笑顔でとんでもないこと言うな。それと……待て待て待て!行くな!ストップストップ!」
「いや、本当。1回話をつけてくる」
「ガチでやめて!?1回落ち着こう!なっ!?」
「っ……うん…分かった」
「よし。まず言いたいこと」
「まさかの高純度のやつを在庫あるからって言ってさらっと渡されたこと」
「あの人がよくすることだ。俺らも最初はそれでよく混乱したもんさ」
「あ〜…元々そうゆう感じなのか」
「そうだ。だから慣れてくれ。主は人を振り回しがちだからな」
「そうなのか………あぁ。分かった。慣れれるように頑張るよ」
「そうしとけ、それと。何作ってるんだ?」
「装飾品を作ってほしいって言われてな。髪飾り作ってたんだ」
「この水晶の色合いなら確かに。主の髪にも合うな」
「だろ。あの人の髪に絶対合うと思うんだよ。宝石はもう加工したから、あとは周りの飾りとか、はめ込むのを作らないといけないんだよ」
「ほ〜。少し手伝ってもいいか?」
「…?別にいいが」
「なら飾りもちょっと作っとく」
「助かる。なら、俺ははめ込むやつかな」
更新遅くなってごめん!
ー設定とか書くゾーンー
星海宝石の純度
高純度かどうかを見分けるには中に内包されている星の輝きや密度によって見分けられる。高純度だと輝きは増し、星が沢山中に入っている。普通のは数個なのに比べ、高純度なのは十個は確定で入ってる




