表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1000年ぶりに目覚めた「永久の魔女」が最強すぎるので、現代魔術じゃ話にもならない件について  作者: 水定ゆう
秩序編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/721

35.秩序の魔術師

秩序といいながらの、鉄拳制裁。

 ロッセルは気づいてしまった。

 ノーブルの口にする、秩序の意味。

 これは、二つ名だ。


「お前は、まさか【秩序】!」


 この二つ名を持つ人物はこの世界に一人しかいない。

 それを知っているのはほんの一握りで、魔術省の中でもごく限られた人間だった。

 彼女自身を表す、たった一つの異名。


「まさか、秩序の魔術師! そうか。スクワーロ……顎鮫の魔術師か!」

「そうですね。勝手に震えていてください」


 かなり冷酷で冷たかった。

 ノーブルは本性をさらした。

 しかし、勝手に震えだし、怖気づくロッセルは腰を抜かしてしまっていた。

 完全に戦意喪失だ。


「肯定でも否定でも構いません。ですが貴方のやって来たことは、流石に見過ごせません。もう一度言います。貴方を殺します。秩序の名の下に、私の正義を執行します」


 ノーブルの手から白い手袋がほどけ落ちた。

 すると拳が光り始める。

 眩い白い発光が、さらに煽るみたいに陥れた。


「《秩序の鉄拳(ノーブル・アッパー)》!」


 ノーブルの右拳が下からアッパーの要領で、放たれる。

 しかし、ロッセルは上手く身を躱し、背後の壁が粉々に崩れた。


「外しましたか」

「ひぃぃ! そんなの食らったら死んじまう」

「だから言っているでしょ。もう逃げないでください。間延びすると、誰も喜びませんよ」


 ロッセルは怯えながらも、拳を作った。

 それから苦手な接近戦を繰り広げた。

 だけど、ロッセルの拳はノーブルには当たるわけもなく、その拳は腹に食い込んだ。


「ぐっはぁっ!」

「これが皆さんの痛みです。そして、沈め!」


 ノーブルは続けざまにこめかみに蹴りを入れた。

 つま先の回し蹴りは、そのまま脳震盪を起こして、ロッセルを倒した。

 横たわって動かないが、死んでいるわけではない。

 意識を失って気絶しただけだ。


「本当に殺すわけないじゃないですか。貴方の罪を裁くのは、今の私じゃありませんからね」


 自分のやるべきことを解っていた。

 ここまではナタリーに頼まれていたこと。

 残りは、ただのお片付けだ。


「さてと、後はこのゴーレムの残骸を如何するかですが……」


 ノーブルは腕組をして考え込む。

 この大きさのゴーレムは流石のノーブルでも想定外。

 それに、死体で作ったものだから、さっきから死臭が漏れ出している。

 ロッセルが意識を失ったせいで、勝手に魔術が解けたんだろう。

 かなり弱った。

 ノーブルの《秩序》は魔力の含まれるものに影響を及ぼし、主に近接戦で活躍してくれる能力だった。


「困りましたね。《秩序》は魔力の流れを均一化して、不条理なものが含まれれば魔力ごと崩壊させる能力ですが、これは流石に……」


 ノーブルは困っていました。

 勝利の余韻に浸り、無防備な状態です。

 そんな中、突然ゴーレムの体が崩れました。


 ドサドサドサドササァ! ——


 まるで雪崩のようだった。

 如何やら完全に魔術が切れたらしく、ノーブルの《秩序》が合わさって、その余波を受けてしまったらしい。

 そのせいで通常よりも早くに崩れてしまい、疲労もあってノーブルは逃げられなかった。


「仕方ありませんね」


 ノーブルは腕を前に出して、ガードする。

 さっき瓦礫を食らった時と全く同じことをした。

 しかし今度のは死体だ。

 無事に生きて出られる保証はどこにもない。


 覚悟を決めた。

 そんな中、体に糸が巻き付いた。


「これは!」

「せーのっ!」


 ノーブルは一気に引き寄せられる。

 糸が絡まって身動きが取れない。

 まさかもう一人いたなんて。油断していた。

 そう悟ったのも束の間、聞き慣れた声が聞こえた。


「今だよ、二人とも!」

「主を迎えるは風の窓。忘却の壁築け! 《ウィンドシールド》」

「これも追加しておこうか。《ウォール》」


 そこにいたのは生徒たちだった。

 しかもどんな偶然か。

 ノーブルは自分のクラスの生徒たちによって助け出されてしまった。

 如何してこんなところにと思考する中で、ノーブルは情けない気持ちと、この子たちは強いと嬉しく確信した。


少しでも面白いと思っていただけたら嬉しいです。


下の方に☆☆☆☆☆があるので、気軽に☆マークをくれると嬉しいです。(面白かったら5つ、面白くなかったら1つと気軽で大丈夫です。☆が多ければ多いほど、個人的には創作意欲が燃えます!)


ブックマークやいいねなども気軽にしていただけると励みになります。


また次のお話も、読んでいただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ