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1000年ぶりに目覚めた「永久の魔女」が最強すぎるので、現代魔術じゃ話にもならない件について  作者: 水定ゆう
秩序編

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20.くだらない言い合い

ルカにはくだらないと感じる話。

だけど明らかに横暴。

ライラックと一緒に歩いていたルカ。

 ノーブル先生から本の整理を頼まれた。あいにくと、シルヴィアがいなかったからだ。

 そこで普段だらしないライラックと巻き込まれ事故的にルカに押し付けられた。


「なんで私まで……」

「まぁまぁいいじゃんかー。それより、結構あるね」

「闇魔術大全。古代魔法伝書。古の儀式の習わしに」

「げっ! これ怪談ものじゃんか」


 ライラックは苦い顔をして、顔を顰めた。


「そういう系苦手なの?」

「ううん全然。ただ、こんなの授業でやったっけ?」

「いんややってないよ」


 ルカは即答した。

 うとうとしている授業中も真面目に聞いていたからだ。それこそシルヴィアがいればすぐに即答しただろう。

 しかしそんな怪しさ極振りの分厚い古書を運ばされているのか、いかんせん訳が分からない。

 不服そうな顔を浮かべていると、二人は教室から何やら言い合いになっている声を聞いた。しかも一人はシルヴィアだった。


「ですからこの部分の解釈は間違っていると思うんです!」

「いや、この部分はこれで合っている」


 何やらくだらなそうな会話だった。

 しかし気になったので、廊下に立ち止まりこっそり様子を窺うことにした。すると教室の中で一冊の本を間に何やらもめているようだ。

 シルヴィアに、それから……


「ロッセル先生。いい加減この部分を認めてください!」

「だからこの部分は私の解釈で合っているんだよ!」

「それだとペーパーテストの意味がないじゃないですか!」

「だからそう言っているんだよ」

「何で開き直ってるんですか。それにそれでしたらこの、“個人の意見・解釈を踏まえて”の部分は取り除いてください!」

「いやそれはできない」

「なんでですか!」

「その部分を外せば、校長から叱られるからね。私の名誉を守るためにも必要なんだよ」

「そんな横暴な!」


 ヤバい。ガチでくだらなかった。ルカは唖然として言葉を失う。

 しかもそれだけではない。大きな溜息を吐いていた。


「何やってるのかな?」

「さぁ。けどかなりのくだらなポイント話っぽいけど」

「くだらなポイントって」


 そこは食いつかなくていい。

 ルカはムッとした。しかしライラックは表情を睨む眼に変えた。


「ライ?」

「前から思ってたけど、あの先生……」

「えーっと、ロッセル・デイモンド?」

「そう。あの人、かなりの死臭が……なんでもないよ」


 ライラックは口をつぐむ。

 しかしルカも気づいていた。あの先生には裏がある。しかも非情なことをしてきた臭いで。けれど魔術師が魔法使いの劣化版ならそれも仕方ないのかもしれない。何故ならそれが魔法使いの宿命だからだ。


 けれどルカはそれだけではないものに目を奪われていた。

 白い前髪の間からはっきり除いたのは、二人が口論になっている元凶。それは一冊の本だった。


「古代魔法考古学学書?」

「げっ。私の嫌いなやつじゃんか」

「嫌いって言っといて、この前の小テストは?」

「まぁ四十二点だけど。そう言うルカは如何なのさ?」

「ん? 私は……」


 ルカが声を出そうとした。

 しかしその瞬間、辛辣な魔力を感じ取った。これはシルヴィアのものじゃない。ロッセル先生だ。

 まさか暴力を振るう気か。くず野郎が。

 ルカはシルヴィアに襲い掛かろうとしていた良くない魔力とチョップをすんでのところで食い止めた。


「えーっと、この問題ですか? って、ただの石碑じゃないか」


 ルカは魔力で幕を張り、お得意の魔法を魔力の中に溶いて封殺した。

 その結果、二人はそれぞれ別々のことで驚く。


「「えっ!?」」


 シルヴィアはルカの登場に、そしてロッセルは自分の魔術が無効化されたことに仰天する。

 しかしそんなことはお構いないし。

 その場に現れたルカは教科書のページを見つめていた。

 そこには一枚の写真が載っている。

 しかも何の面白みのない石碑というか石板だった。


「なんだお前は!」

「ルカ!」


 二人の声はルカには聞こえていない。

 石板には何か文字が彫られているが、かなり昔のもの。それこそルカの板時代のもので、しかもどこか懐かしさに駆られていた。


(そう言えば、この間小テストに出てたっけ)


 面白みのない問題だった。

 この問題の答えを知っているのに、なるほどな。この男が×にしたんだ。ルカはそれを知って、後でナタリーから仕打ちがあると思うとビビってしまった。


少しでも面白いと思っていただけたら嬉しいです。


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また次のお話も、読んでいただけると嬉しいです。

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