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意外な決着

「うおーーー」

叫びながら最大限魔力によって強められた拳で

炎を打ち砕こうとする。そして、福田の拳がしゅんの炎に届くほんの直前だった。

どこからか、2人のいる方向とは全く別の角度から

紫色の魔法による光線がしゅんの炎めがけて飛んできたのだ。

そしてその光線はしゅんの作り出した巨大な球体の炎を一瞬のうちに相殺した。その反動で福田も後方へと飛んでいく。


今度は何事だろうか。優美と福田の対決、そこにまた新たな参戦者の登場なのだろうか。優美は理解が追いつかないでいた。

しかししゅんの反応は優美のそれとは違うものだった。


「チッこの魔法は‥」

この魔法、その口ぶりからどうやらしゅんには術者の見当がついているようだった。ゆっくりと術者の方に目をやる。


優美もまたその視線のさきに目をやった。

するとそこには1人の女性の姿があった。

全身黒いドレスのような姿でその手には黒い日傘のようなものがある。金髪のロングヘアーで自分たちよりはさすがに年上の女性だった。

ゆっくりと女性が近寄ってきて、しゅんに話しかけ始めた。


「よう、ずいぶん久しぶりだなしゅん」

その女性はしゅんのことを知っていた。またしゅんの方もその女性を知っているようだった。


「やっぱりアンタだったか。俺のあれを相殺できる魔道士はそう多くはねーからな」


「お褒めの言葉ありがとうしゅん。だが‥」

やはり2人は知り合いのようだが、しゅんの言葉に女性は何やら少し怒っているように見えた。


「学園長様に向かって、アンタとはなんだー!」

そう言うと、女性はしゅんのこめかみを拳でグリグリするという何とも古典的な攻撃を始めた。


「いたたた、痛すぎる。ちょ、ちょマジ許してー」

しゅんの訴えもむなしく女性は攻撃の手を緩めない。


「何がマジ許してだ。お許し下さい、学園長様だろ!」

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