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河原で模擬戦の続き

10分ほど歩いたところに広い河原があった。近くに建物もなくたしかにここなら魔法を発動させても問題なさそうだ。

向かい合う2人、その光景は昨日のそれと全く同じだった。


「準備はいいか。早くこの力を使いたくてうずうずしてんだ」


「この力‥?」

やはり何かあるのか。優美はいっそう気を引き締める。


「いくぜ」

そう言うと昨日同様、福田は魔法を発動させた。しかし福田の魔法は昨日とは比べものにならないほどだった。


確かに、同じ獣に自分自身を変化させるものだったが魔力が飛躍的に上がっている。

それ以前に福田の魔力の質そのものが変わっているように思えた。

それは優美がこれまでに感じたことのない類の魔力だった。


「あなた、一体なにを‥」


「なぁに、ちょっとドーピングしただけさ!」

そう言うとこれまた昨日同様優美めがけて突っ込んできた。しかしやはりスピードは桁違いだった。


優美もすかさず魔法を発動させ、風の壁を作り出す。

しかし昨日の様にはいかなかった。優美の風の壁は福田の拳によって簡単に破られてしまう。


「つよい‥」

スピードだけでなく当然パワーも上がっている。慌てて優美は風の魔法を使い右へと超スピードで移動した。

しかし福田はいとも簡単に優美のスピードについていく。


「逃げてばかりだな。おらよ!」

福田の繰り出した右手が優美の顔面めがけて飛んでくる。とっさに腕でガードするも後方へと飛ばされていった。


「な、なんて威力なの」


今まで風の魔法のおかげであまり攻撃を受けたことのない優美。ダメージは大きかった。


「ははは、すげー力だ。魔力が桁違いになってやがる。

おいおい、もう終わりか?」


高笑いながら倒れる優美を見る福田。その姿は邪悪な雰囲気を帯びている。

痛みが優美の全身を貫く。必死にこらえて立ち上がり

今度は優美が攻撃の体制に入った。両手を広げ竜巻を作り出していく。


「出たな。昨日俺を吹き飛ばしたやつ。こい、今の俺にそんなものは通用しない」


「自惚れないことね。私の魔法はたった1日でどうこうできるものじゃないわ!」

渾身の力を振り絞って優美は竜巻を放った。

優美の魔法もまた昨日のそれよりも強力なものだった。


「うおーー」

福田が優美の竜巻めがけて拳をはなつ。

しかし昨日とは違い竜巻に触れても福田は吹き飛ばされずその場で竜巻と対峙していた。

それどころか徐々に押し込み始めそして、優美の竜巻を打ち破った。


「そ、そんな‥」

渾身の力を打ち破られその場に崩れ落ちそうになる優美。


そんな優美とは対照的に福田はまだまだ力が有り余っているようだった。


「そう気を落とすな。もう少し楽しませてくれよ」

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