表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
陣取り合戦  作者: 玲依菜
1/1

プロローグ

えっと、カクヨムで書いているものをこちらにも掲載しているだけです。

最果ての地、とある孤児院。

ホーホーと梟の鳴く声にふと顔を上げた少女は目を見開いた。どうした?と同室の子が聞く。

「声が聞こえたの。“ソコには敵だらけだ。早くこっちにいらっしゃい。”って。」

目を伏せ気味にして少女は語る。

「“敵を全て殺しなさい。あなたは特別なのだから。”そう言っていたの。」

敵?僕たちも?同室の子が聞く。

「ワカラナイ。でも、敵を殺さないと私が死ぬみたいなの。」


1ヶ月が経った満月の日。少女は外に目を見やる。紅い月が少女を照らす。“早くおいでなさい”少女の脳内に声が響く。“此処の神父やシスターは全て敵。あの国の奴等なの。早くおいでなさい。”「しんぷさまとしすたーをころす……」ぽつりとそう呟いた。少女の眼は真紅に染まっていた。


その日、最果ての地の孤児院でシスターと神父が惨殺された。血溜まりの中に目を真紅に染めた少女が無言で立ち尽くしていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ