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4.表一覧~4.3『アイテムの基本ルール』

4.表一覧


4.1『イベント表関連』


イベント表とはこのゲーム内において施設使用以外でPCがシーン内でどのような状況や事態に出会っていたかを現すものである。PCは施設使用、戦闘を行う以外のシーンでは目的判定を行った後にこのイベント表を使用出来る。このイベント表は基本的に1D6、1D10で振った出目を参照する。表は複数種類存在し、ゲーム内の状況に合わせてGMはシナリオ上に適応するイベント表を指定または作成してよい。指定されていない場合はPC側が指定して振って良い(GMはこの時、そのイベント表がシナリオ上合わないと思えば、使用を拒否する事が出来る)。GMがイベント表の適応をどれにしようか迷うようなら、記載されている恒常的なイベント表を適応するとよい。


[特殊イベント表]


イベント表の中には特殊なものが存在する。それが以下の『恋愛表』である。エネミーやNPCを倒した時のドロップ表などは【NPC記述方法】の覧で扱う事とする。


*後に特殊イベント表は追加される可能性がある


『恋愛表』


恋愛表は自身の恋愛相手となるNPCをランダムに生み出す為に用いるものであり、恋愛判定が儘ならないPCに対する救済措置の意味合いがある。公式NPCなどをGMに用意してもらうような場合や表などで出て来る恋人になれるNPCともまた違ってランダム設定となるので必ずしも自身の求める相手とならない事は了承して振って欲しい。ちなみにこの表で出来るNPCはフレーバーNPCとなる為、戦闘などが出来たりはしない。順に6回のダイス結果によって年齢、性別、所属組織、属性、NPC属性、履歴が決定する。年齢に関しては下限5歳以下にはならない。あなたの恋人の説明文をこの表で作って欲しい。出だしは『あなたの恋人は』である。


年齢

1.[自分より10歳年下の]

2.[自分より5歳年下の]

3.[自分と同年代の]

4.[自分より5歳年上の]

5.[自分より10年上の]

6.[あなたが望んだ年齢の]


性別


1.[異性で]

2.[同性で]

3.[性別が無い(性別欄は?となる)]

4.[人間ではない(性別欄は?となる)]

5.[アンドロイドで(性別欄は?となる)]

6.[あなたが望んだ性別で]


所属組織


1.[敵対組織に属している(GM裁量)]

2.[味方組織に属している(GM裁量)]

3.[同組織に属している]

4.[フリーランスに属する]

5.[未知の勢力に属している(GM裁量)]

6.[あなたが望んだ所属組織に属する]


属性


1.[病弱な]

2.[中二病な]

3.[都市伝説な]

4.[正義の味方な]

5.[アイドルな]

6.[あなたが望んだ属性な]


NPC属性


1.[神を名乗る]

2.[狂人と噂される]

3.[失恋経験者らしい]

4.[関係者だとされる]

5.[能力者だと思われる]

6.[一般人に偽装している]


履歴


1.[おっぱい大好きおっぱい星人だ]

2.[天を突くマッチョだ]

3.[美形な天然だ]

4.[天使のような人物だ]

5.[とても可愛いスパイだ]

6.[普通の経歴の持ち主だ]


[恒常的なイベント表]


1.見知らぬ能力者集団が抗争しているところに出くわす[次のシーンも現在の場所に留まって彼らを鎮圧するならば、所属組織から報酬としてRDを+10進呈される]


2.怪しいSFからの押し売りに合ってしまう[RD1個と引き換えにランクCまでの消耗品カテゴリのアイテムをランクFで2つ入手する]


3.人材アイテム達を偶然にも横暴な能力者から救う[感謝の印にとRDを+3個貰う]


4.死体を見付ける[もしも漁るならば、順化数をセッション終了時まで-1して、ランクFの武器カテゴリのアイテムを任意に1つ入手する]


5.能力者の被害を受けたらしい場所でETを持つ人物が仕事をしていたのでお手伝いする[RDを+3個、もしくは自身の順化数をこのセッション中+1する]


6.神処のサイドハウンドが巡回しているところに出くわす[お疲れさまですと挨拶すると事件に気を付けるよう護身用に製造終了品カテゴリのアイテム『こん棒』をくれる]


7.怪しい中国人とロシア人の密会を見てしまう[彼らが取引していたところに何かが落ちているようだ……拾った宝石からRDが+3個肉体に流れ込んで来る]


8.ニンジャ同士が戦う姿を目撃してしまった[アイェエエエエ……失禁は免れたが、順化数をセッション終了時まで-1する]


9.見知らぬGNが怪しい宗教を始めようとしていたので説教して改心させる[RDを+3個くれた後、そのGNは静かに去って行った]


10.野生のフレンズが現れた[どうやら誰かから逃げて来た人材アイテムらしい……ランクC以下の任意の学校カテゴリ、不適切カテゴリ、兵隊カテゴリの人材アイテムを1個入手する]


[今朝のイベント表]


1.目玉焼きは半熟が至高[固焼き派の焼き討ちに合って自身の装備するアイテム1つを破壊される(PCが任意に選ぶ)]


2.朝から妹と弟を探す決闘好きな兄達とバトルする事になる[アンティなルールでRDを+6個貰う]


3.預言者を名乗る謎のGNの勧誘だ!! [あなたがRDを-1個しなければ、預言という名の呪いを掛けられて順化数を永続的に-1する。あなたがGNならば、指定値35の恋愛判定に挑戦出来る。判定に成功した場合、GNを逆洗脳し、あなたの忠実なフレーバーNPCな下僕に出来た上でRDを+8個くれる]


4.カビパンを咥えた貧乏な異性と十字路で激突する[もしあなたが相手に謝るならば、ランクBまでの学校カテゴリの人材アイテムを1個入手する。あなたが手を差し伸べて微笑みかけるならば、胸キュンした相手がRDを+4個くれる]


5.運送トラックに激突するも異世界転生は果たせず、トラックの方が拉げて横転する[トラックの中から零れたものが棺桶に見えたならば、破壊されたランクCの人材アイテムを任意に1個入手する。貴金属に見えたなら、怪しい宝石からRDが+4個が流れ込んで来る]


6.朝食のパン派とごはん派で戦争になったところに出くわす[あなたがパン派ならランクCまでの遠距離カテゴリのアイテムを任意に1個入手する。ごはん派ならばランクCまでの近距離カテゴリのアイテムで剣、ソード、刀と付いているアイテムを任意に1個入手する。その後、シーンが終わるまで武器をくれた派閥として戦う]


7.霧の奥から奇妙な肉色の化け物が湧き出すのを目撃する[エネミー『ザ・フォッグ』との戦闘になる]


8.うっかり能力がプチ暴走して、無人民家の一部を破壊してしまう[中から棺桶が出てきて絶叫が響いた後、灰がサラサラ流れ出す……灰からRDが+4個流れ込んで来る]


9.今日の運勢はコレ[ディスプレイ先の占いで運気100%UPしたら、順化数が永続的に+3される]


10.ヒーローと戦隊が殴り合う場面に遭遇する[悪の組織側で参戦したら、ランクSまでのガジェットと名の付いたアイテムを任意に一個入手する……その後、悪の大幹部の称号を得る]


[正午のイベント表]


1.優雅なランチタイムを謳歌する[RDを+10個する]


2.衝撃の弁当爆散事件発生[犯人を追い詰める為、非売品カテゴリのアイテム『物理的証拠』を入手する]


3.猫と戯れる[順化数を永続的に+4する]


4.間に合え、間に合えぇええええええ[昼食確保の為に乗り物カテゴリのアイテム『自転車』を入手する]


5.ラーメン店で肉と背油と麺とキャベツの塊に挑戦する[魔法の呪文のような食べ物は美味しいが体重に優しくない……順化数を永続的に+3するが、PCの体重が2kg上昇する]


6.破壊衝動に駆られたのでプチプチを買って潰す[プチプチプチプチプチ―――このセッションが終了するまであなたは状態:【集中】永続になる]


7.颯爽と《《異性の美少女》》のピンチに駆け付けて事件を解決する[RDを+4個する]


8.巨大化したエネミーを3分で倒さなければならなくなった(らしい)[1D100を振って、50以上ならば、あなたはカップラーメンが伸びる前に倒し、RDを+8個する。50以下なら街が破壊された挙句に所属組織のETに嫌味を言われ、カップラーメンが伸びる。50ならば、あなたはエネミーを他者に任せラーメンを美味しく啜る]


9.缶コーヒーを奢られる[あなたがその奢った人物と昼食に行くならば、順化数を+2する。断って己の目的に取り掛かるならば、RDを+4個する]


10.SFとESPが悪巧みしているところに出くわす[あなたがその悪巧みを止めるなら、RDを-10個して、戦利品のランクSの任意の武器カテゴリのアイテム1つを入手する。もし止めないなら、SFとESPからランクAまでのSFとESP専用の武器カテゴリと防具カテゴリのアイテムを1つ入手する]


[今夜のイベント表]


1.見知らぬ美しい異性と一夜を過ごさないかと持ち掛けられる[PCがそれに同意するならば、次のシーン開始時まで他のPCとは連絡が取れなくなり、このセッションが終了するまで特殊装備『護るべきモノ(真)』を取得し、RDを+8個、順化数を永続的に+2する]


2.破壊された廃屋を見付ける[内部に誰のものか分からないランクBまでの任意の遠距離カテゴリのアイテムがランクFの状態で落ちており、入手する事が出来る]


3.道端に宝石が落ちていたので拾う[どうやらRDを結晶化した代物だったらしく、RDを+4個した後、消えてしまう……一体誰が何の為にあんなものを創ったのだろう……]


4.移動中、自動車事故が起こっている現場に出くわす[どうやらどちらも死亡しているようだ……能力者だったのか? ランクCまでの任意の消耗品カテゴリのアイテムが1D6個落ちており、入手出来る]


5.破壊された人材アイテムが満足そうな顔で事切れている[何かを成し遂げたのだろう……供養にRDを-1個捧げれば、フレーバーNPC(ユーレイ)とお近付きになれる。名前を決めれば、相手は記憶を失った存在としてあなたの背後霊になる(恋愛の相手にする事が出来る。また、このフレーバーNPCはゲーム内の効果では破壊されず、あなたがロストした時にロストする)]


6.美女がゾンビに襲われていたので助けてしまう[どうやら超能力者のようだ。このセッション中、人形カテゴリのアイテム『アリス』を入手するが、次のセッション開始時に彼女はPCの下から去っていく]


7.偶然出会った這い寄る神様を名乗る美少女とサブカルチャーを熱く語り合う[順化数を永続的に+3する]


8.吸血鬼とハンターの戦いに遭遇してしまう[HP-4した後、彼らの戦闘跡に落ちているランクBまでの遠距離カテゴリのアイテムを任意に1つ入手し、特殊装備『ナイトメア』を取得する]


9.化け物が跋扈する区域を抜ける為に忍ばねばならない[ニンニン……忍んでいたら偶然防具カテゴリのアイテム『ニンジャスーツ』をランクCの状態で手に入れる]


10.神と出会う[PCは―――れた為、―――を知らず、特殊装備『記憶消去』を取得し、RDを+10個する]


[追跡者のイベント表]


1.急いでいるなら乗れとグラサンの似合う早口なスピード狂の車に乗せられる[愉し気な良い速度の彼に当てられたらしく、永続的に速度へ+3する]


2.顔見知りのARTERの暇な部隊員に途中でバッタリ出くわす[追跡のコツを聞いたので試すと速度がこのセッション中+3される]


3.今日の晩御飯の能力者による無修正エロ本を用いた催眠事件に遭遇する[仕方ない……解決しなければ、日本の倫理がピンチだ……ランクB以下の不適切カテゴリの人材アイテムを任意に1個入手する]


4.歓楽街に迷い込んで客引きのおにーちゃん達に捕まりそうになる[PCが迷いを振り切ったなら、RDを+4個し、このシーン中そこに留まるなら、順化数にセッション中+1する]


5.黄色いTAXIに乗ってしまう[ロケット・ブースターによる加速を経験し、それが戦闘に活きる……速度に永続的に+2する]


6.スポーツカーに興味など無い[乗り物カテゴリのアイテム『ガジェット・バイク』を入手する]


7.オレ、実は重課金兵なんだ[このセッションの終了時までで良ければ、乗り物カテゴリのアイテム『戦艦』を入手する。この表で得たアイテムは破壊されず、工作判定の対象にならず、捨てる事も拾う事も出来ない。セッション終了時、このアイテムは元の海へと戻っていく。名前を付けても良い。もし、再び戦艦を買う場合、その戦艦はあなたが出会って名前を付けた艦になる]


8.豆腐屋の車両を拝借して追跡を継続する[何故か、力が溢れて来る……永続的に速度を+3する]


9.そして、何よりも速さが足りないッ!!! [あなたが乗り物カテゴリのアイテムを装備していない時、乗り物手カテゴリのアイテム『軍用車両』を入手する]


10.追跡開始[ランクSの近接カテゴリのアイテム『双刃』を入手する]


4.2『年齢表』


1D6で決定


1.幼年5~10歳

2.少年10~18歳 

3.青年19~30歳

4.中年30~65歳

5.老年65~上限無し

6.年齢不詳??


4.3『アイテムの基本ルール』


[購入制限]


このゲームにおけるアイテムの取得、購入は基本的にシーン内で出向いた特定の店舗などの場所でのRDによる購入。もしくはエネミーを倒した場合のドロップ表で出たり工作判定で入手出来る。アイテムは基本的に1シーンに1個しか購入出来ない。このゲームでは単発のセッションでない限り、アイテムには購入制限がある。ランクSは3セッション目、SSは4セッション目、SSSは5セッション目、EXは6セッション目で無ければ、購入する事が出来ない。また、人材アイテムは購入する事が出来ず、GNの人材アイテムの工作判定で通常は入手される。


[所持制限]


アイテム保持限度一杯でアイテムなどがドロップによって手に入った場合、これらは全て、他のPCが持つか自身の周囲にいる友好的なNPCや人材アイテムが持つか、あるいはその場に捨てる事となる。アイテムの保持制限は取得オーダーによって変動する。また特定の人材アイテムを保有している場合や、乗り物カテゴリのアイテムを装備している場合にもそちらに移す事で保持数は変動する。また基本的にアイテムの所持には高ランクだと其々のランク毎に持てる数に制限が存在する。Bは10、Aは8、Sは6、SSは5、SSSは4、EXは3しかPCは保有出来ない。これ以外のランクのアイテムは無制限に持つ事が出来る。


[装備制限]


自身に装備出来る武器カテゴリ、防具カテゴリのアイテム其々1個と基本的には7つのアイテム保持枠までである。また、乗り物カテゴリと人型機動兵器カテゴリは更にどちらか一つのカテゴリのアイテムしか装備出来ず、そのどちらも屋内に装備していく事は出来ない(そのアイテムが実際に屋内へ乗り入れられるかどうか決めるのはGMの裁量とする)。また、人型機動兵器カテゴリはSFのメインオーダーを持つ者しか自身に装備出来ない。


[乗り物アイテムetc]


乗り物アイテムは基本的にPCが乗り回しているか、もしくは人材アイテムが使用している事とし、学生などは資格が取れる年齢に達していなければ車の運転などは公的に出来ない。この乗り物アイテムにアイテムを格納する場合、一律に10個積める物とする。ただし、保有出来る乗り物アイテムは合計で3つまでの保有数制限を受ける。更に乗り物アイテムが建造物内に運び入れる事が出来ない場合、その中にあるアイテムは装備している扱いにはならない。


[取得アイテムetc]


乗り物や人材アイテムを保有し、入手現場の近くに待機していて戦闘が終わった後、そこからアイテムを持っていると判断出来るなら保持制限数は変わらなくてもアイテムは乗り物や人材アイテムが持って帰れた事にしてよい。


[人材アイテムetc]


人材アイテムはGNと一部の能力による人材の工作判定において入手出来る。しかし、血縁、親族カテゴリのアイテムは人材の工作判定においても出来ない。人材アイテムは保持していても、その場に連れて来るという宣言が無い限りは普段通りの日常を過ごしており、いないものとして扱う。人材カテゴリ内の血縁、親族、汎用人型、人形カテゴリのアイテムはPCの家や生活範囲圏内で仕事をしたり、学業をしていたり、遊んでいたりする事とする。それ以外の人材カテゴリは雇った存在であり、PCの言い付けを護り、特定の場所に特定の時間いたり、特定の生活圏内に存在している事とする。無論、連れて来るという宣言があれば、その人材カテゴリのアイテムはシーン内に登場している扱いでPCに所持され、効果があれば発揮される。


[戦闘中の装備制限]


戦闘中、アイテムを装備する場合は自身のメイン行動を消費して行わなければならない。全てのアイテムはこれを保持したり、取得したり、入手するだけならば、メイン行動を消費しなくてよい。


[戦闘中の人材アイテムの装備]


戦闘中、人材アイテムの装備と装備解除は基本的にメイン行動を用いて行われるが、単に入手して周囲にいるだけならば、装備する事にはならない。人材アイテムは専用保持枠がGMに存在するが、GNでなくても保持していれば、通常のアイテム保持枠に装備する事になる。戦闘中以外のシーンではこれを装備している扱いとするが、戦闘中では保持しているだけでは装備にはならない。戦闘開始準備時には装備されているものとして扱うものの、戦闘途中で新たに人材アイテムなどを入手した場合、メイン行動を消費して装備すると宣言する必要がある。その時、装備は個数に関わらず一括で行われる。そうでなければ、保持していても、その人材アイテムの効果を受ける事は出来ない。ただ、装備していなくても所有者であるならば、フレーバーとして動かす事は可能である(ただし、非人道的な命令や自身の人命に関わる事は出来ないとする。GM裁量)。


[戦闘中の装備解除]


全てのアイテムは攻撃判定、回避判定の宣言が行われ、ダメージ算出が終わるまでのタイミング以外のタイミングではすぐ装備解除する事が出来る。ただし、人材アイテム以外のアイテムは装備を解除した場合、その場に[捨てる]という扱いとなり、再び拾い装備する宣言とメイン行動の消費が無ければ、再装備出来ない。


[アイテムの装備解除のタイミング]


[戦闘準備開始]

[速度判定]

[味方への援護(自他PC/NPC/エネミーの攻撃回避判定以外のメイン行動時)]

[ターン終了時]

[ターン開始時]


[非合法活動/シーン移動制限=交通制限]


緊急時にPC達は非合法活動を迫られる事もあるだろう。そういう時、あなたのPCの所属する組織が[中]以上の規模であれば、途中で公的な権力に見咎められる事は無い。しかし、規模が[小]でそのPCがETを持っていない場合、その非合法な運転をした次の自分のシーンの間、何も知らない警察からの交通制限(1シーンの間、1シーン前のシーン場所に居場所が固定される)を受ける(1セッション1回のみ)。更にPCが街中で非合法活動を目撃されたとしても、所属団体のET達が隠蔽工作と証拠隠滅をしてくれるので死人を出したとしてもPCが警察などに連行・逮捕・拘留・裁判などに掛けられる心配もない。ただし、近辺に事情を知らない警察がいて、非合法活動中の現場をET無しに見られた場合はGMが何かしらの小さなペナルティーを科す事を見当してもよい(GM裁量)。また、シーン移動制限は交通制限とは関係なくシーンの封鎖を行う能力、もしくはアイテム、イベントなどによって行われる事がある。GMはこのような場合、クライマックスの戦闘にはPC達が間に合うよう調整するべきである。無論、遅くなって何ターン後に登場というような演出にする事もあるだろう。


[アイテムの出し入れ]


アイテムは自身の家、拠点(設定はPLが定めるものとする)に一律で10個、乗り物に10個、人材アイテムに指定された個数分入れられるものとするが、それの出し入れは戦闘中は行えない。それらは戦闘以外の自身の登場するシーンでのみ行えるものとし、その自身が持っていない保有アイテムに関しては何処に置かれていても共有されており、取り出せる場所や乗り物や人材アイテムからなら、全て取り出せるものとする。ただし、連れて行った人材アイテムのアイテム保持枠が埋まっている場合、他の場所から取り出す事は出来ない。また、現在アイテム保持枠数が空いている分の数しかアイテムを取り出す事が出来ない。つまり、アイテム保持枠が四つで二つアイテムを所持した人材カテゴリのアイテムがいれば、残り二つの枠から別の場所にあるはずのアイテムを2つまで取り出す事が出来る。それ以降はアイテム枠が埋まっていなくても取り出せないのである。


[アイテムの取り出せる場所]


1.自身の拠点 2.自身の装備する人材アイテム

3.自身の保有する乗り物アイテム 4.自身の所属組織の支部/拠点 


[アイテムのクラスタ化]


このゲームでは消費カテゴリのアイテムのみ、クラスタ化。つまりはまとめて所持する事が出来る。これはどのPCにも共通である。つまり所持する場合、【アイテム名×保持数】と記入する事になるわけである。この時、クラスタ化したアイテムはアイテム保持枠を1枠しか使用せず、アイテム1個としてデータ上は扱う。ただし、このクラスタ化は10個までとする。同じアイテムでも100個持ち歩くというような非常識な事態は起こり得ない。


[アイテムのAD(アドバンス)化]


このゲーム内にあるカテゴリの付いたアイテムは全て既存品が存在し、その知名度はさておき一部認知されている事を想定している。その為、元からあるアイテムを強化して使うというのは極めて一般的な発想である。このアイテムの強化・再開発をアドバンス化と言う。人材アイテム以外のアイテムはこのアドバンス化を行う事でその設定された項目のデータ全てに+1の修正を受ける事が出来る。この際『アイテム名(AD)』と表記する。また、このAD化の最にはアイテム名を任意に変更する事が出来る。アイテム名が変更された場合は元アイテム名が何かを忘れぬようキャラクターシートの欄外などに書き加えておく事。ただし、このゲーム内に存在する別のアイテムの名前を直接付ける事は出来ない。このAD化はそのアイテムのランク毎の購買価格を参照し、そのアイテムの入手に必要なRD÷2(端数切り上げ)を自身の所属する組織にアイテムと共に渡して2シーン後に受け取る事が出来る。この際、名前を変えるならば、RDを更に+1個支払う。そうするとアイテムの何処かにPCが望んだ通りの言語で刻印が打たれ、それはPCだけのオリジナルの名前付きアイテムとなる。名前を変更しても、ゲーム処理上はそのアイテムは記載されている元々のアイテムとして扱う。


[アイテムの使用/対象/タイミング/宣言]


このゲームにおいて全てのアイテムは使用する対象を指定しているモノ以外と戦闘中以外はいつ使用してもよい。持っているだけで効果があるもの以外は宣言すれば、その効果が表れるものとする。基本的に戦闘中以外1シーンに1度しかPCはアイテムを使用出来ない。消耗品カテゴリのアイテムは宣言して効果が表れたタイミングで基本的に消費されたものとして扱う。常識的な話となるが、ロールプレイに使う以外で不適切なタイミングでアイテムを使っても良い事はない。街中で敵もいないのに怪しげなアイテムや武器を使ったりすれば、ETの記憶を弄る能力を持っていなければ、公僕から逃げ回る事にもなりかねないし、そういった所属集団に理由もなく不利益を与えるような行動をすれば、PCは所属しているところで肩身の狭い思いをする事になるだろう。非日常的な事件や異常な状態が続く場所、所属組織の施設などでならば、存分にそういったアイテムを使えるが、あくまでそれはその行為が必要であるからだ、という事をPLは覚えておかなければならない。


[戦闘中の使用タイミング/宣言]


アイテムは戦闘中、指定されたタイミングで原則自分のメイン行動を消費し、1回しか使用する事が出来ない(オーダーの能力の中には複数回アイテムを使えるようになるものも存在する)。SDを持つ者はアイテムを使用し、尚且つSDの能力を宣言、もしくは能力を使った攻撃判定やメイン行動使用する能力を使う事が出来る。それ以外にもアイテムは戦闘中、フレーバーで使用したり、もしくは自PCのメイン行動などでRPで使う事が出来る。戦闘中に使われるアイテムは主に武器、防具、消耗品カテゴリに属するアイテムか。持っているだけで効果があるアイテム。もしくは特殊な能力を持ったアイテムの何れかに別れる。


[戦闘準備開始]

[速度判定]

[味方への援護(自他PCのメイン行動/NPC/エネミーのメイン行動)]

[攻撃判定時]

[回避判定時]

【ダメージ算出時】

―――――――

[ダメージ直前]

[ダメージ直後]

―――――――

[ターン終了時]

[ターン開始時]

[任意のタイミング]


[近接カテゴリのアイテム]


近接カテゴリのアイテムは全て自身の素手の攻撃力+攻撃力+アイテムに設定された攻撃力で基礎的な攻撃力として見なす。素手の攻撃力は最初期+1あり、攻撃力+2の近接カテゴリのアイテムを装備していれば、攻撃力+3と自身の攻撃力を合計した数値が判定時に用いる攻撃力として利用される。武器カテゴリのアイテムを装備しないで攻撃判定を行う場合、素手の攻撃力を用いる事は原則出来ない。これは不自然に思われるだろうが、素手の攻撃力とは筋力が主となる要素であり、能力者の攻撃の多くは純粋に自身のkarma能力による攻撃力を用いているからだ。近接カテゴリの武器はその能力で強化された筋力を攻撃力として余すところなく使う為のツールなのである。


[遠距離カテゴリのアイテム]


遠距離カテゴリのアイテムは自身の攻撃力+アイテムに設定された攻撃力で基礎的な攻撃力として見なす。これに素手の攻撃力は加算されない(一部のアイテムは加算される事もある。素手の攻撃力を攻撃力に加える事が出来る遠距離アイテムはアイテム【二挺拳銃】や能力によって1つにする事が出来ない)。また、遠距離カテゴリのアイテムは判定に使用する時、弓や弾体のようなものを必要としないが、自身のオーダーにセットされたRDを必ず1個消費する。更に遠距離カテゴリのアイテムはその攻撃力分だけ相手の防御力を差し引いて攻撃判定する事が出来る。つまり、攻撃力8の遠距離カテゴリのアイテムを装備して相手にダメージを与える時は相手の防御力が12有ったとしても差し引き防御力は4として、4ダメージを与える事が出来る(この時、相手の防御力は0以下にならない)。近接カテゴリのアイテムには無い利点であるが、相対的に近接カテゴリのアイテムの方が攻撃力的には優遇されているので状況に応じて使い分ける必要に駆られるだろう。


[防具カテゴリのアイテム]


防具カテゴリのアイテムは人型機動兵器カテゴリのアイテムを装備時、装備出来なくなる。また、遠距離カテゴリのアイテムによってダメージを受ける際、PCはその自身に装備した防具カテゴリのアイテムを破壊する事によって1度だけダメージを半分(端数切り上げ)にする事が出来る。ただし、破壊された防具カテゴリのアイテムは効果を失い、防御力は0になる。


[人型機動兵器カテゴリのアイテム]


人型機動兵器カテゴリのアイテムはSFしか装備出来ない。また、武器、防具カテゴリのアイテムの装備覧を使用して1つだけ自身に装備する事が出来る。つまり、武器であり防具という二つの特性を合わせたアイテムとして扱う。この時、そのアイテムは遠距離カテゴリのアイテムとしても扱う。このアイテムを装備している時、自身に人材アイテムを装備する事は出来ない(アイテム保持枠に保持する事は出来る)。更に人型機動兵器カテゴリのアイテムを装備中は人材アイテムなどからアイテムを取り出す事は出来ない。自身へ装備中にその人型機動兵器カテゴリのアイテムが破壊された時、その装備していたPCはロストするが、人型機動兵器カテゴリのアイテムには必ず破壊耐性が存在し、その回数分だけ破壊に耐える事が出来る。


[不要アイテムの処分]


不要となったアイテムはその場に捨てる事も出来るが、仮にもPC達はkarma能力者であり、特別なアイテムを使用している。また、特別には思えないアイテムにも実際にはkarma使用者が使っていた、という事実や能力の残滓が残留している事もある為、karma能力者関連で出て来たゴミの処分方法は業界で喫緊の課題となっている。此処でSF同好会が提案し、世界的に取り入れられた処分方法が一般化した。全てのkarma能力者が持っていたランクS以下のアイテムはSFの能力者が登場するシーンにおいて工作判定で特定の指定値を達成する事で以下の欄のアイテムに変換される。


[処分リサイクル方法]


指定値

[25]消耗品以外のアイテム10個=RD1個

[50]消耗品以外のアイテム15個=ランクA以下の消耗品カテゴリのアイテム1個

[75]消耗品以外のアイテム20個=ランクA以下の武器、防具カテゴリのアイテム1個

[100]消耗品以外のアイテム25個=ランクS以下の規格外品カテゴリのアイテム1個

[125]消耗品以外のアイテム30個=ランクSS以下の非常識カテゴリのアイテム1個

[175]消耗品以外のアイテム40個=ランクSSS以下の人材アイテム以外のアイテム1個

[200]消耗品以外のアイテム50個=ランクEX以下の人材アイテム以外のアイテム1個


*以下と表現される場合、その指定ランクのアイテムを含む。

*人材アイテムを処分する事は出来ない。

*アイテムを捨てる場合、そのPCは恋愛判定で一律-5の修正を永続的に受ける(この固定値の-修正は個別に累積する)。


[アイテムの破壊]


アイテムはエネミーのスキルや自身の手で宣言のみで破壊する事が出来る。ただし、破壊されたアイテムは元の効果や設定された数値を失う。また、この宣言はシーン内なら任意のタイミング、戦闘中なら、戦闘中に定められたタイミング中の何れかに行う事が出来る。


[アイテム表の見方]

【集+-○】*集束回数の数値増減数を現します。

【順+-○】*順化の数値増減数を現します。

【速+-○】*速度の数値増減を現します。

【素攻+-○】*素手の攻撃力の数値増減数を現します。

【攻+-○】*攻撃力の数値増減数を現します。

【防+-○】*防御力の数値増減数を現します。

【破壊耐性○回】*そのアイテムが破壊に耐えられる回数であり、そのアイテムのランクの最高品質の指定数以上の工作判定に成功すれば、回数を1回復出来ます。

[能~~~]*数値の増減と特殊能力の説明です。

[解説~~~]*そのアイテムの解説です


*○には数字が入る。

*重複可は個別に自身へ複数装備しても効果がある事を示す。

*重複不可は個別に自身へ複数装備しても効果が無い事を示す(1PC1個しか効果を受けられないと考えて良い)。


[アイテム値段(消費RD個数)]


『消耗品カテゴリのアイテム値段』


[F]5個 [D]7個 [C]9個 [B]11個 [A]13個

[S]15個 [SS]20個 [SSS]30個 [EX]40個


『他のカテゴリのアイテム値段』


[F]7個 [D]9個 [C]11個 [B]13個 [A]16個

[S]19個 [SS]25個 [SSS]35個 [EX]45個


[アイテムのまとめ買い]


1回のアイテムの購入において消耗品カテゴリならば、同じアイテムを複数個買う事が出来る(同ランク品のみ)。この時、他のアイテムと一緒に買う事は出来ない。JCのオーダー特性や能力による購入RDの低下などの効果は一括で受ける事が出来て良い。ただし、まとめ買いは10個までしか買う事が出来ない。


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