【-シナリオ構築/シナリオ決定-】~『ゲーム内の時間管理』
【-シナリオ構築/シナリオ決定-】
本項ではシナリオ構築とシナリオの種類の決定によるPL間におけるスムーズな進行を行うべく、電源ゲーム中で言うところのゲーム設定コンフィングを行う。誰でも自分に合う環境でなければ、ゲームは進め難い。多人数で遊ぶ場合は自身の意見を反映させ辛いのはどのようなゲームでも同じであり、個人毎に環境を構築出来るわけではないので事前の擦り合わせが必要であろう。この摩り合わせが以下に出て来る複数の項目である。これを説明していこう。
『シナリオタイプ決定』
シナリオを遊ぶ際、重要な事はそのゲーム内において何が出来て、何が出来ないかを知っていて、どのようにPLが情報を受け取り、どう行動するかというものである。此処で示す二つのシナリオのタイプは言わば、主にシナリオをどう見聞きして進めるかの違いである。
【ノベル】
このタイプのシナリオは基本的に視覚情報よりもGMなどの能力、主に語り聞かせたり、間を持たせたり、演出であったり、そういった部分で頼りながら進める方式である。この方式を取る場合、GMの処理に依存するところが大きく、こなれたGMならば、ゲーム進行もスムーズであろう。だが、同時にこういったノベルを主とするシナリオは初心者には理解する為の取っ掛かりに乏しい場合が多く、自身でメモを取ったり、覚えておく事が多いと途端に途中でストップする可能性が大きいものである。慣れが必要と言えるかもしれない。
【ボード】
このタイプのシナリオは基本的に視覚情報を用いてGMのゲーム進行中の負担を軽減し、初心者などにも理解出来る情報が多くなる事で比較的GMの能力に依存しない方式である。ボードとはそのままに地図と読み替える。シナリオ中の現場となる地域もしくはその限られた領域を視覚化する事で何が出来て、何が出来ないのか、あるいはその何処に行けて何処で何が出来るのかという疑問が出易く、質問も容易であり、GMは語り聞かせるよりも少ない負担でゲームを進行出来るだろう。その代わり、聞いて考えるという部分に視るという行動が入る為に時間が長引く事が多い。しかし、それに勝るのはとにかく分かり易いという事である。地図の上に自身の駒や相手の駒が置かれただけでも自分達がどのような状況にあるかは一目瞭然であろう。敵が増えたとか。味方が減ったとか。そういうのがすぐに理解出来るのはボードの方式ならではである。このゲーム内では電源ゲームのターン制バトルを模して戦闘が行われる為、戦闘中に距離という概念は用いられないが、マス目のある盤と駒を用意すれば、戦闘中にどの駒にどれくらいの攻撃が行われたかとか、回避されたか、HPはどれくらいか、というのが敵が視覚化された事で覚え易いはずである。また、戦闘中にどれくらいの距離があるのかのようなものをGMが演出する事も可能だ。敵を挟み撃ちにしているとか。位置関係も重要な情報としてゲームに組み込む事が出来る。それそのものがゲーム内のデータとしては反映されない場合でもGMによる演出や裁量で出来る事が増える場合も考えられるだろう。
『RPタイプ決定』
ロールプレイタイプ決定は呼んで字の如く。このセッションにおいてどういったRPが推奨されるかという事である。多くのTRPGにおいてそのセッション参加者のゲーム中に行うRPの幅が違い過ぎるというアンマッチがセッションに不協和音を奏でるというのはよくある事だ。例とすれば、良いRPをすれば、PCが有利になるというような差を付けるGMはよくいる事だろう。ただ、TRPGをしているからと言って、コミュニケーション能力やTRPGの経験が個々人で大体同じくらい、RPも互いに噛み合う、合致するというのは稀である。RPが出来なくて古参のPLから新規参加者が指導を受けるというのも新規参加者が求める事かもしれないが、新規参加者にとってソレ自体がウザい面倒やりたくないという動機にも成りかねない事も考えられる。RPは人其々だが、根本的にはコミュニケーション能力が一気に伸びたりする事は殆ど無いのは常識的に考えれば理解の範疇であろう。故にこのTRPGにおいては最初にセッションを行う場合のコミュニケーション能力のアンマッチや不要な衝突などを避ける目的でセッションに必要とされるRPを計量的に見て、GMにこのような卓にしたいという最初期の指針をPLに提示する事を推奨するのである。以下の三つのRPをこのセッションで求めていますという事を先に示しておく事でPL側もこのセッションが自分に合うものかどうかを大まかにだが見分ける事が出来るだろう。勿論、これは指針であって、絶対ではないが、TRPGに参加する全ての人が“こういう指針でロールプレイを求められている”という共通の認識を持つ事は不要な衝突を避ける第一歩になる。RPを沢山したい人でも、この卓では控えめにしようとか、RPがあまり出来ない人でもこの卓に参加したからにはRPをもう少し頑張ろうという認識が生まれるはずだ。他者とコミュニケーションを行いながらするゲームである以上、最初からロールプレイの量を選り好み出来るというのは初心者にも難易度を見極める指針として活用出来るものである。GMは指針で以下のどのRPタイプにするか決めた場合、そのセッションにおいてはそのスタイルを貫いて欲しい。途中で変えるというのならば、それはそのセッションに参加する全てのPLが同意した場合にのみ可能なものであるはずだ。セッション終了後、PLもこの卓のこのRPタイプならば遊べる、それ以外では無理かもしれないというような認識が出来たならば、その後にこのタイプのセッションでならばやれる、このタイプのセッションであれば、やらないと他の参加者へ事前に明示し易く、選択の自由も効くはずである。セッションがもし数回や長期に渡るキャンペーン・セッションであった場合でも途中でRPタイプの変更をするなら抜けるとか、そういう事をGM側に事前に通達も出来る。逆にPL全員の同意の下にこのRPタイプを変更して、これからはこうしたいという要望にも応え易い。時間を掛けてやりたい、演出を凝りたい、逆に時間を掛けず手軽に、程々のRPを挟みたい等々の要望をこのRPタイプで類型し、人数が纏まった数いるサークルなどでならば、其々のRPタイプにあった卓を立てるのは容易だろう(TRPG人口そのものが少ないとしても)。このRPタイプの選択とは要は卓を立てるGMが最初に明記するRP推奨とか必須とかあまり必要ないとか、そういった個々人で明示してきた卓の注意書きの具体化と言えるかもしれない。以下に三つのRPタイプを記していく。
【フルプレイ】
RP必須もしくはRPが推奨され、GMの能力を遺憾なく発揮し、演出などが吟遊などと称されても構わないような長時間のものだったり、またはデータを用いた重いシナリオをガッツリとやる場合のRPタイプである。役に成り切っての没入感などを感じたい、又はRPが長くなっても演出してゲームを進めたいという要望を持つPLなどならば、楽しめるものになるだろう。逆に時間が無いだとか、シナリオが長過ぎると集中力が切れるとか、そもそもそこまでRPを求めてないというPLなどには苦痛になるかもしれないので余程にセッションを重ねた相手とでなければ、上手く出来ない。そもそも日程や時間が限られる成人同士でならば、それこそ長期休暇や土日祝日などでなければ不可能という場合もあろう。気のおける仲間とガッツリとしたシナリオやギミックで遊びたいという方向けである。
【セミプレイ】
RPは必須ではないが、程々に求められ、同時にシナリオを回せる現実的な時間の猶予を考えたり、RPが得意ではない人物でもRPを少しずつ入れてデータやシナリオのギミックなども軽めに愉しみ行うRPタイプである。大半、オンラインセッションではこのような適度な重さで現実的なシナリオの長さを求められる為、それ程描写などは長くならないし、殆どのGMはコレが普通であろう。回すシナリオにしても、描写の濃さにしても、PLに求められるRPにしても、時間の制約一杯でやろうというGMは早々いないし、現実的に明日の仕事に差し障るから出来ないというのが社会人であったりする。ただし、GMの基準でRPの量が普通かどうかを決めると卓に集まるPLなどが基準になりがちであり、新規の参加者などにはどれくらいが“普通”なのかが分かり難い事もあるので新規参加者などはGMに目安となるシナリオの終了時間や卓のPLがRPをどのように行っているのかなど最初に聞いておくべきだろう。それでセッションを経験し、もしもこの卓の“普通”では自分がやっていけないと感じたら、その卓から離れたり、別の卓を探したり、またはもっとRPの少ない卓を要望する事をお勧めする。無論、それが受け入れられるかどうかは別であるが、少なくともRPタイプが“程々”としながらも、大いに推奨されていたりして上手くゲームに溶け込めなかったりするのならば、その卓のそのRPタイプのセッションには参加しないのが賢明であろう。楽しめないゲームをする意味は無いのである。
【アンプレイ】
基本的にRPは最小限度にしてゲームとしてのギミックや演出などを適度に受けながら、物語を追っていく、ゲームを攻略していくというような感覚で行うRPタイプである。GMにばかり喋らせたり、描写を任せ切りになりがちなる可能性もある為、注意するべきであるが、本ゲームは基本的にPCにはその役割として行う事が幾つかある為、GMの作業量は基本的にPCが表で出した結果への総合的な演出や戦闘に比重が置かれる。RPを少しずつ増やす努力などを行いながらやるとしたら、初心者には一番適していると言えるだろう。最初からRPドントコイというPLならば、物足りなく感じるかもしれないが、何もRPをするだけがTPRGではない。物語をGMに聞かされながら、謎解きやゲームのギミックやデータ、ダイスを振っての表の結果に一喜一憂し、RPとは違うところで雑談をしながら進める……そんな緩い雰囲気を楽しみたいのであれば、これくらいのRP量で構わないというPLもいる事だろう。厳密なRPを求められても困るというPLもいるだろうし、まだPCのキャラを掴み切れていないというPLだっているかもしれない。そのような場合はとりあえずこのRPタイプでシナリオを回してみる事をお勧めする。
『シナリオ作成とPLへの明示』
このような上記のシナリオタイプ決定、RPタイプ決定を経て、GMはシナリオを制作するのが望ましい。これらは根本的な指針であり、PLへの明示によってシナリオへの要望を募集するべきである。PLの実情にあったシナリオへの変更が加えられれば、それはPLにとって遊び易くなったという事であり、GMもまたどのような条件ならPLがセッションでRPや役割を果たし、輝けるかを知る事で単発でもキャンペーンでもセッションをより面白くするシナリオ作成へ繋げる事が出来るだろう。
『シナリオ作成/具体化』
シナリオの指針が決まったところで作成時に必要な基礎的な要素を見て行こう。シナリオタイプにおいて【ノベル】【ボード】があったのは覚えているだろう。ここでは主にそのシナリオの具体化に付いて述べていく。
『ノベルでの利点』
シナリオタイプ/ノベルでの利点は基本的にボードよりも時間を短く、その上で慣れたGMやPLがどうシナリオを回すかで時間の長さが大抵決まるという事である。読み聞かせるという部分において視覚情報無しのノベルは分かり難いという欠点こそあるものの、参加者の技量によってはスムーズに進行する。此処にGMは空いた時間を演出などに使う事が可能であり、比較的描写を多めに進行出来れば、PLもまたゲーム全体をストーリーとして楽しめる。此処でシナリオの描写などをGMが重点的に行う事はGM冥利に尽きる場合もあろう。
『ボードでの利点』
シナリオタイプ/ボードでの利点は前述したようにとにかく分かり易く初心者向け、初心者教育がやり易いという事に尽きる。GMの負担が減るばかりではなく。視覚化された情報を用いる事で初心者のTRPGの難易度を下げる。このアクト・オブ・エブリシングは主にシーン制で自分のシーンに場所を移動しながら、特定の場所をPCが訪ね、出来る事を表やルールから選ぶようなシステムになっている。地図を用いたゲーム進行とは相性が良い。此処で移動先を印した地図を用意する事は極めて簡単な事である。
『シナリオの類型の決定』
このゲームでは先人のTRPGのように以下の4つのシナリオの類型を用いてシナリオ構築する事となる。
【ハック・アンド・スラッシュ】
戦闘を主にシナリオの主題とする連続戦闘や大規模な集団戦などを表現するシナリオ。
【ウィルダネス・アドベンチャー】
自然のフィールドにおいて野外における危険や冒険を主題とするサバイバル要素などを含めた非文明圏的な場所でのシナリオ。
【シティ・アドベンチャー】
都市部などのフィールドにおいてNPCの集団や組織、様々な人間関係や陰謀などを絡めて現代の市街地での冒険を表現するシナリオ。
【ダンジョン・アドベンチャー】
TRPGとしてファンタジーものならば、よくあるだろう迷宮探索であり、罠や迷宮の怪物達と対峙し、その結果として宝物を手にするというような冒険を表現するシナリオ。
『ゲーム内での表現』
このゲーム内で上記のカテゴリをどう表現するかは基本的には超能力バトル的な作風で以下のようになる。無論、これは基本的な扱いであってGMの創作の指針で有り、まったく別のストーリーラインで造っても何ら構わない。
[ハック・アンド・スラッシュ]
大規模な組織の偶発的な衝突によって拡大した抗争、もしくは敵対組織同士の抗争の激化による被害の拡大に対して当事者組織またはその抗争を止める組織の所属者としてPC達が立ち上がり、その抗争の元凶となる者を捕縛もしくは打倒するシナリオ。
[ウィルダネス・アドベンチャー]
重要な遺跡や過去の大戦に用いられた希少アイテムの発掘、嘗てあった旧い研究所や組織の重要施設、危険な能力者が山林地帯や山岳部に構えた拠点への調査・強襲・討伐の為のパーティーに編成されたPC達が野外で様々な困難や敵の妨害に合いながらも相手の元へと到達し、目的を達成するシナリオ。
[シティ・アドベンチャー]
日常的に暮らすPC達が陰謀や事件に巻き込まれ、街中で戦闘を行いながら、その問題の原因を突き止め、最終的にその問題を解決する方法を見付けて、共に戦っていく事になるシナリオ。
[ダンジョン・アドベンチャー]
超古代の遺跡や軍や組織の研究所跡地、ESPの生み出した物理法則が変質した異様な空間やSFが構えた複雑怪奇な機械に溢れた拠点、MWが構えた市街地の軍事拠点化された建造物や市街地の野外キャンプ、JCの能力によって日常的な街並みがトラップのように襲ってくる都市凶器化型拠点やGNによる様々な組織の掌握によって乗っ取られた公共施設、娯楽施設、その他の千差万別な施設群を攻略していくシナリオ。
『非戦闘型シナリオの導入』
このゲームは基本的にリソースを得て、アイテムを補充し、能力を拡充して、敵を倒して、ゲームの目標を達成し、自身が生き残るという6つの主な要素から成るが、非戦闘型のシナリオも導入出来るようにしている。このようなシナリオを創る際の簡単な指針としては複数のゲーム内での利用出来るルールや施設などに制限項目を設けて、PCをデータ的に成長させる時は一律に行う。このようなサブシナリオのようなものを想定している。また、この非戦闘型シナリオにおいてはクローズド型の閉鎖環境、閉鎖状況型シナリオを基準として作成するものであり、主にその事件の原因は高階梯NPCやそれに準ずるエネミー、神の戯れや謀略である事が望ましい。
[非戦闘シナリオにおける制限]
以下の条件を満たしたものを非戦闘シナリオとして定義する。
1.日常的に生活する空間とは隔絶されるか、または目的を満たすまで通常の領域や世界、日常に戻る事が出来ない環境及び状況型クローズド環境。
2.利用出来る施設は存在しないか、GM側が置いた場所のみ。
3.アイテムは自身に装備している物のみで人材アイテムの持ち込み不可、アイテムの取り出しも不可、能力によって得る事も不可(人材アイテムの工作判定不可、工作判定などは可)。
4.シナリオ内でのPCの非ロスト(そのシナリオ内でロストさせる緊張感を持たせたい場合は次のシナリオには参加出来るが、ペナルティーが科されるという形でロストした事実を引き継がせてもよい)
5.ワールドヒットポイント、能力開放率合計数はラスト判定で上昇させない(戦闘がメインではない為、ロストに直結する要素は凍結し、神の仕業や特殊な技術や能力のせいという事にしてもよいし、能力を本格的に使う程でも無かった話だった、という形にしてもよい)。
6.主に戦闘では安易に解決出来ず、RPやPCのフレーバー的な行動で解決出来る事件である事(あくまで戦闘がメインではない事が重要であり、戦闘そのものが入っていても構わない。PC達がリソースを確保出来ない事を念頭に戦闘する場合はエネミーの強さは下方修正などで調整する)。
[非戦闘系シナリオ・フック]
このゲーム内で非戦闘シナリオを作る場合のストーリーラインと出来る内容を一部置いておくが、必ずしもコレに従う必要はない。
[神々の遊び]
此処は何処? PC達は見知らぬ間白い部屋に飛ばされた。次々に襲い来る同じ境遇の被害者達!! 補給の当てもなく彷徨う施設の中で彼らは襲われた理由を声を聴く。誰が一番強いのかな? 1人になったら出してあげるよ♪ 相手を下さなければ出られない世界で仲間同士の戦いを始めるか。それともこの世界の謎を解き、脱出するか。それはPC達の選択に託された。
[太古よりの声]
PC達は太古の能力者達の遺跡に閉じ込められた。全てのアイテムを失い、能力では破壊不能の迷宮に錆びれたユーレイの声が響く。奥へ奥へと導かれる彼らの前に現れるのは白骨化した死体、巨大なシステム、無数に落ちている朽ちたアイテムの山……声は言う……早く破壊しなければ、この世の全てが無に帰すと。太古の遺産を止める為、PC達は朽ちたアイテムを拾い集め、超兵器の起動阻止に立ち上がる。
[祝福されぬ子らへ]
戦いの最中、PC達は幼い大量の人材アイテム達を拾った。しかし、所属組織はこれ幸いにと彼らにアイテム達の引き渡し要求を行う。だが、今の所属組織は抗争前夜。このままでは人材アイテム達が辿る末路は一つだろう。繋がりのある安全な組織や民間に彼らを預ける為に必要なのは金、金、金……アイテム達の養育費(RD)を稼ぎ出す為、彼らはあらゆる仕事に手を出すのだが……それを元々の持ち主は見逃さなかった。
[破壊者の憂鬱]
永久吹雪は迷っていた。自身の噂をどうやって消すべきか。人類を抹消するべきか。それとも……そうだ!! あの近頃話題のPC達に任せればいいんだ!! あ、失敗したら死んでもらうから。嘘か真か。彼らの元に舞い込んだ依頼を機に彼らの日常はゆっくりと変貌していく。この世のルールが変更されたものか。噂が蔓延る場所はどんどんと荒廃して見る影もない。もうやるしかない……PC達の攻撃は全て相手の記憶のみを破壊する力となった。彼女への風評被害を吹聴する者達の記憶を消去り、日常を再び取り戻す為、人知れずPC達の奮闘が始まる。
[カジノで遊ぼう]
とある任務で助けた老人に招待状を貰ったPC達。向かった先にあるのはお礼参りの嘗ての強敵達でも無ければ、単なるパーティー会場でも無かった。豪奢絢爛、諸行無常、博徒乱舞の大カジノ。一夜限りの不夜城で彼らは老人の秘書に言われる。もし、このカジノで最も稼いだならば、世界的な富豪たる老人はコレクションを一人一つ進呈するつもりのようだ、と。伸るか反るかの大博打、素寒貧なら御愛嬌、陰謀渦巻く夜宴に咲くは大輪の花火か。それとも……今、彼らの戦いが始まる。
[能力者バイト募集中]
PC達は偶然にも仕事先で顔を合わせた。副業的に能力者募集の超高額バイトに応募して合格通知が来た彼らは市街地の小さな研究所前で首を傾げる。出迎えた白衣の男はニコリと微笑んで彼らに言った。あ、治験の方ですね。彼らはもう一度バイト情報誌を読み直すだろう、極々小さなkarma能力者にも見難い文字で『SFの治験です』の文字があるのを……逃げ出そうにも、もう遅い。サインは有効、違約金も有効……後は野となれ、山となれ、彼らのバイトが始まる。
[ヨット安心宇宙旅行]
能力者にもお休みは必要だ。彼らは格安のヨットで出掛ける旅行ツアーに申し込んだ。しかし、当日。PC達は集った地方の小さな港から出たヨットに乗っていて驚く。目が覚めるとそこは宇宙。どうやら……月航路周り、火星行き、一泊二日の絶対安心宇宙旅行だったようだ。月面裏の大帝国を抜けて紅き星に向かう波乱万丈な船旅……しかし、そこには宇宙海賊よろしく月面を監視して飛行物体を撃墜するARTER宇宙軍もいるそうで……彼らの決死の帰還が始まる。
[幼女ですが何か?]
今日の晩御飯……世界最悪のHENTAI集団にジャックされた豪華客船に今、悲鳴が轟いている。所属組織より事件解決を言い渡され、ヘリから突入したPC達が見たのは夥しい幼女の群れだった!!! 船を人身売買の隠れ蓑とした強欲なる大人達は消え去り、今や天駆ける変態、地を奔る変態、海泳ぐ変態達のサーカスに子供達は大はしゃぎだ。だが、このままでは子供達が変態の魔窟へ連れ去られ、HENTAIになってしまう?! 然るべき公的機関に子供達を引き渡す為、彼らも道化へと身を転じた……未来を救う為のサーカスは既に始まっていたのだ。
『ボード/地図作製』
このゲームで地図を作成する場合のスタンダードな方法を記しておく。基本的には上空から見た街の画像や実物の地図、方眼紙などを用いて作成され、単発のセッションの場合は5つ、連続したキャンペーンセッションの場合は7つの移動先、つまりは“PCの行ける場所”を作成する。作成時にはその場所を色の違う円で囲ったり、あるいは地図に場所の名前を書き込んだりして対応する。主な移動先は以下の通りとなる。
単発
1.所属組織の支部/本部/出先機関/集合場所
2.事件発生現場
3.特定物品購買施設/情報収集現場/PC要望施設/PC要望組織施設
4.ミドル戦闘現場
5.クライマックス・シーン現場
キャンペーン
1.所属組織の支部/本部/出先機関
2.事件発生現場
3.情報収取現場
4.PC要望施設
5.PC要望組織施設
6.ミドル戦闘現場
7.クライマックス・シーン現場
『ボード/戦闘』
戦闘においてこのゲームでは距離の概念を用いない。また、基本的にはRPGのターン制バトルに準拠した構成で戦闘は進行される。しかし、ゲーム内におけるフレーバー要素としてGMが使えるボードを用いた戦闘を行う事は分かり易さの面では必要な事もあろう。基本的にこの場合、PC達がどの相手にどのような位置から攻撃を仕掛けるか。それをボード上で再現する事となる。ただし、それはあくまで視覚化しただけであって、この位置からこの距離は攻撃出来ない、と言うようなゲーム上の制限があるわけではなく。あくまで演出用の小道具だと割り切って欲しい。戦闘用のボードとして活用出来るもので最も簡単なのはチェス盤とチェスの駒を用いたものであろう(将棋盤や将棋の駒でもいい)。其々の駒を役割的に配置して、それをPC達が倒す様子を愉しむ為の道具として用いるのである。キングはセッション・ボス、ポーンは雑魚、ルーク、ナイト、クイーンなどが強い強敵のように使うといいだろう。また、エネミーやNPCの管理、人材アイテムであるNPCや重要なフレーバーNPCなどがどのような状況になっているのかを顕す上でもボードの上での戦闘は効果的である。視覚効果を付けた戦闘は卓上でも注目を集めるのに良いので出来れば使用していくといい。
『場所の解説』
ゲーム内において行ける場所の明示は重要である。GMは予めシナリオ上定めた行ける場所には誰がいて、何が出来て、PCはどうするべきなのかという具体的な情報を持っている必要がある。一つずつ場所に関する解説をしていこう。
1.所属組織の支部/本部/出先機関
このゲーム内では全てのPCは何処かの組織の所属、もしくその組織に雇われた人物という事になる。支部/本部の場所は日本国内に明示されているものを使っても良いし、逆にオリジナルの支部などを創っても良い。此処では所属組織内で売っている物は全て揃う購買の現場としても使用される。出先機関は支部では無いが、支部に準じる場所という意味であり、支部が運営している何らかの施設という扱いになる。喫茶店や料理店、人が集まってもおかしく思われない小さな個人経営店舗等々、隠れ家的なものから街の風景に溶け込んだ穴場のような場所が望ましい。
2.事件発生現場
このゲームでは事件が発生し、それをPC達が解決するというのが大きな目的としてゲーム進行上必要とされる。事件の現場はそのセッション中に演出やNPCを登場させる場としては適している為、出来ればイベントと共に用意しておく。それが何処だろうとPC達が関わらなければならないような事件ならば、異常性を際立たせる事で導入や序盤のシーンにPC達を誘導する事は難しくないだろう。事件のヒントや序盤の情報収集のテコとなる情報を置いておく事は事件解決の助けになる。
3.情報収取現場
事件発生現場で得た情報を元にして何があったかを知ろうとするPC達にはPCが情報を得られる現場が必要である。それが無ければ、PC達はネットなどを頼るかもしれないが、それだけで全てが分かってしまう事は決してない。情報収集現場を分散させるとこのゲームでは1セッション12~18くらいにシーンを収めなければならない関係上、PC達が自分のシーンでやりたい事を出来なくなる可能性や時間が余計に掛かる事も考えられるので最高でも2つくらいまでにしておくのが望ましい。情報収集現場ではGMが設定した情報をPCが得られるよう目的判定を設定し、更にクライマックス・シーンの場所の手掛かり、ミドル戦闘現場へ続くヒントなどが置かれている事が望ましい。その現場そのものをミドル戦闘現場としてセッション中の雑魚戦を仕掛けるのも良いだろう。この場所は事件に関係ある場所が望ましいが、図書館や支部、病院や研究所、事件関係者の家や仕事現場、事件現場周辺の区域などをシナリオを勘案しながら適宜設定すると良いだろう。
4.PC要望施設
このゲームではPCが自分の能力を高めながら、クライマックス・シーンでの戦闘に勝利し、EDを迎える事を想定している為、それに必要なアイテムの購入が出来る場所、特殊装備が貰えたり、RDを強化したりとゲーム内のリソース、資源を得る場所を設定しておかなければならない。ゲーム内のルールに則ってPC達が必要とする施設は全てPC要望施設としてゲーム内に配置するべきだが、個別に幾つも最初から施設を設定してもPC達に余計な時間を食わせかねない。なので、このようなPCの要望する施設は他組織のものでもその理由をGMが設定するならば、所属組織の支部などにこの組織とは協力関係にあるから使える、というような理由付けで大半は複合して設置されているものとして扱う事が出来る(GM裁量)。工作判定をする為に支部や出先機関の地下や施設奥で怪しい材料を弄繰り回したりするかもしれないし、人材アイテムを工作する為に商談をするスペースが必要かもしれない。このような事をする現場は支部内の施設として扱われてもよいという事である。
5.PC要望組織施設
このゲームでは所属組織毎に仕えるリソース、資源、アクセス出来る情報にある程度の差がある。これらを超えて真実を見付けたり、本当の事を知るのがPC達の仕事の一つであるが、それにしても難しいか簡単かくらいの差はあるのだ。なので自身の所属組織以外の組織、派閥の施設を求める事は何ら不自然ではない。他の組織でしか出会えないNPCなどもいるかもしれない。GMは事前にPLなどには軽くでもいいのでどんな人物が登場して欲しいかくらいのリサーチはしてみるとよい。無論、GM側がシナリオに沿ってNPCなどを配置してもいいが、その現場にNPCがいる合理的な理由は必要であろう。その為に事件現場がある街や村、市などの単位で別組織の施設を置いておくというのは然して不自然ではない。PCの所属組織の支部に複合されていない他組織の施設が良いだろう。ただし、そこに各組織の表向きの顔やPCが利用出来る施設能力を置くかどうかはGM判断である。高階梯にならないと使えないなどの強く成ると使える敵な制限を設けたりするのでも良いだろう。所謂、ゲームで言うところの早くあの施設が使えるようになりたいという欲求をPL達に持って貰うのである。あまり、勿体ぶる必要はないが常設の施設はGMが管理出来る個数である事が望ましい。
6.ミドル戦闘現場
情報収取現場などで戦闘を発生させても良いが、長い時間が取れそうなセッションならば、個別に雑魚戦の現場を造り、PCに活躍の場を設けるのも良いだろう。その現場は街の路地裏や山林、山間部、ビルの屋上など人目に付かない場所でも良いが、人気の多い大型ショッピングモールだとか、街の雑踏、店舗の中、歓楽街のど真ん中等々でもいいだろう。その時、PC達は不利な戦闘を強いられるかもしれないし、エネミーを倒さなければ、多くの被害者が出るような演出を加える事も考えらえる。あまり多用するべきではないが、セッションでPC達が何とか戦って被害を最小限度に抑えたが、それでも死人が出た、というような描写によってエネミーの強大さや邪悪さ、あるいは恐ろしい能力を表現するのはこのゲームの設定上は何ら間違っていない。
『戦闘時の具体的な被害』
一般人に被害が出てしまうギミックを組み込むのは演出としては妥当という話は前述したが、被害を出したくないPCがいたとしても、事件の内容によっては市街地の戦闘になる。この時、PC達に対してどれくらいの被害が出るかを教える目的で簡易に算出する方法として以下の表を置く。
『被害表』
*この表の適応はPCとエネミーとの戦闘が市街地において行われた最終的な経過ターン数で決まる。この表を適応するかどうかはGMの裁量となり、被害の規模もGMが任意に変更して良いものとする。無論、人気が無い場所での戦闘ならば、これには当て嵌まらず、ディメンジョン系の能力によってシーンが封鎖されている場合は被害が少なくなったり、まったく出ない事もあるだろう。
1T.フレーバーNPC、1D6人が負傷する。
2T.フレーバーNPC、1D6人が死傷する。
3T.フレーバーNPC、1D10人が負傷する。
4T.フレーバーNPC、1D10人が死傷する。
5T.フレーバーNPC、1D50人が負傷する。
6T.フレーバーNPC、1D50人が死傷する。
7T.フレーバーNPC、1D100人が負傷する。
8T.フレーバーNPC、1D100人が死傷する。
9T.フレーバーNPC、2D100人が負傷する。
10T.フレーバーNPC、2D100人が死傷する。
以下、ターン経過で1D100を追加し続ける。
到達階梯数が平均5以上のPCとエネミーでの戦闘における被害は以下のように処理する。
到達階梯数5~6
1T毎に村の1D10%の人口が死傷する。
到達階梯数7~8
1T毎に街の1D10%の人口が死傷する。
到達階梯数9
1T毎に都市もしくは県、国家の1D10%の人口が死傷する。
この表を用いてPC達のやる気を奮起させて欲しい。外連味が欲しいなら一般人に○ターン分の被害が出た後、その悪党をPC達が叩きのめすという形で戦闘を組んでもいい。このようなPCに戦闘の理由付けや戦闘の要領を掴ませる雑魚戦などを行わせるのはゲーム中の進行で重要な意味を持つ。もしPCに好意的で非力なNPCが死んでしまったりすれば、それこそPC達が事件を積極的に解決する理由となるだろう。無論、そんな事ばかりではPC側のやる気を削いでしまうが、此処でNPCが浚われたとか、エネミーとして出て来るラスボスのせいで昏睡してしまうだとか、直接的な死以外にもPC達に理由を与える方法は幾らでもある。軽めの戦闘であってもイベントの組み方や登場NPC次第では十分にストーリーとして楽しめる展開に出来るだろう。時間があるなら、ミドル戦闘も是非セッションの起承転結の転辺りの部分として活用、マップ上で設定して欲しい。
7.クライマックス・シーン現場
セッションにおいて最後に赴くのがクライマックス・シーンの現場である。此処には雑魚エネミーと共にラスボスとなるNPC/エネミーを置く事になる。それがどのような現場なのかはシナリオ上の設定によるが、基本的にはこのゲーム内のラスボスの持つメインオーダーの影響を受けた領域という設定にする。ESPならば、超能力に関連して様々な物が念動力で浮いているだとか、SFならば研究施設や異様な地下研究室の内部だと、MWならば要塞のような迎撃設備が置かれた建造物や基地化された拠点だとか、JCならば街でも山間部でも万能に場所は問わず、その持っているオーダースキルなどから考えて、異常な状況が起こっている場所であるとか、GNならば社会的な地位のある会社の社屋やセキュリティーのしっかりした自宅、支配された公的機関の現場などでもいい。こういった普通ではない場所でPC達が事件を解決する為に倒さねばならない敵としてセッションのボスを倒し、EDへと向かうわけである。
『シナリオ作成/配置用施設一覧』
シナリオを構築するに辺り、各組織の施設を下記に提示する。これは各組織の表の顔などに当たる施設である。シナリオ作成者はこの施設を任意にシナリオに組み込んで運用し、PC達に最初から明示出来る施設は全て明示しておく。この点でボードで地図を作製していると、とても進行は楽になるだろう。一目見て何が何処にあるのか分かれば、PC達は自身の設定に従い、其々の役割を果たすべく動き出してくれるのである。現代では場所ではないネット世界に本拠地というようなサイトを置く組織もある。それらは場所には入らないが、途中から場所が出来る、仕方なく発生するというよりは違和感なく出す事が出来るかもしれない。無論、途中でとある組織の施設が地図に生えた程度の事はアドリブで何とかなる。最初の内はRDの確保用施設と特殊装備の貰える施設などを事件現場となる街や都市に用意しておくとよいだろう。
[国内組織]
1.神処
『支部内施設:購買所[買い物処-神船-]』
[効果 所属者のRDでの買い物時、此処でならば、RD-1個値引き(人材アイテムは取引出来ない)]
・ランクBまで消耗品、武器、防具カテゴリのアイテムを買う事が出来る。
[解説 神処の支部は須らく支給品だけでは足りない装備や消耗品に関して独立採算制の購買を儲けて所属Discoder達に提供している。これは予算の圧縮と同時に何かを買う、消費するという意欲、能力者となっても人間らしい生活を送ってもらう為の一種の社会生活のリハビリに近い。能力者は能力者を死ぬまで止める事が大抵出来ないが、人間らしい生活をする為に糧を得ようと努力する事は一般人と同様に出来る。能力に重点されてしまう生活に対して最低限の生活をさせながら、人らしくある事を忘れないで欲しいという神処の方針は所属能力者の大半に好意的に受け入れられている。ちなみに神船内部は殆どコンビニであり、普通と違うのは壁に能力者用の武装や防具、アイテムがズラリと並んでいる事くらいである]
『支部内施設:工作室[実験室-神奉工房-]』
[効果 使用時、所属者の工作判定の指定値+5 血縁、親族、人形、汎用人型、学校カテゴリ以外のランクBまでの人材アイテムを工作する時、最終的な指定値に+15出来る]
[解説 能力者にしか出来ない秘密の工作活動をする為に支部が用意してくれる特殊施設。大抵SFなどが大げさな武装や人倫に悖る悍ましい何かを生み出している。基本的には支部内で管理される薬品保管庫、武器庫、モルグ、パニック・ルームを兼ねている。その為、SFが多い支部などでは此処こそが支部の中枢というところもあるくらいだが、基本的にSFの独壇場な場所なので大抵、他のオーダーの者達は寄り付かない事が一般的である。内装は普通の実験用施設なのだが、置かれている何の生物かも分からない標本やおドロおドロしい色の薬品や怪しげな武装やアイテムなどが散らかっていたりするので入るには勇気がいる]
『支部内施設:商談室[恋愛厨房-ふぃーりんぐっど-]』
[効果 使用時、所属者の恋愛判定の指定値+5]
[解説 能力者達は大抵、精神的に不安定というのが一般的な認識である。精神的なストレスの軽減は重大な支部の任務であり、精神的なケアマネージメントの出来ない支部は大抵すぐに機能しなくなる。大きな支部にいるキマイラなどは家庭環境のせいで精神的にボロボロだったり、人格が歪みまくりだったりするし、他の能力者も親類縁者や知人友人恋人が死亡したり、酷い目にあってダウナー系能力者と化している事が多い。結果として、殆ど洗脳みたいな精神ケア事業が支部専属のGNやJCなどによって行われるのが常である。近年は増加した若年層の為に○○室という方っ苦しい名称を改めて、何故か微妙に信用出来そうにない施設名へ改名された。週4くらいで支部所属の能力者へレクリエーションやカウンセリングを行っており、他にも能力者同士の恋愛用に専用の個室の開放や守秘義務の課されたお悩み相談も行っている。変わったところでは所属GNの人材アイテムの勧誘などの現場にもなっており、実験室と同じように支部の中枢と言える場所である]
2.金融連合
『-RDバンキング(RD貸付)-』
[効果 RDをセッション終了時まで自身の到達階梯数×2個まで借り受ける事が出来る。此処で得られたRDは消費出来るものである。セッション終了時、自身の持っているRDから借りたRD+1個の利子を付けて返さねばならない。もし、返し切れなかった場合、次のセッション終了時、残りのRDが同じように回収される]
[解説 RDのご用命ならRDバンキングへ。という触れ込みで業界のRD流通を手掛ける金融連合はRDを込められる保存用品。RDセーヴィングツールの開発後、各組織との間でRDの貸付業務を行い始めた。結果として大当たりした彼らは現在、多くの組織の末端人員に大量のRDを貸し付け、利子として得たRDを更に増やしながら今現在所属するJC達などに貸与して回っている。RDが異常に豊富なJCを見掛けたら金融連合関係者と疑うのが近頃の常識である。ちなみに普通の小規模な貸金業者を表の顔としており、入っていく人物が容易には能力者かどうか分からないというのも受けている理由の一つであるという]
『-地下闘技場-』
[効果 RDを5個支払う事で現在の自身と同じ階梯までのNPCエネミー1体と戦闘を行う事が出来る。エネミーとの戦闘終了条件はPCもしくはエネミーのHPが0になる。またはPCがHP0のエネミーに“トドメを刺す”である。ただし、この戦闘に際して人型機動兵器アイテムを装備してはならず、武器カテゴリ、防具カテゴリのアイテムしか自身に装備出来ない。エネミーとの戦闘終了条件を満たした場合、以下の手順に従って結果表1D10を振る(結果表の効果は以下に書かれた手順以外でこのゲーム内の能力、表、オーダー特性などの効果で変更されない)]
手順 以下の条件をクリアする毎に出目の結果に+1出来る
*エネミーのHP上限から1撃でHPを0にした。
*エネミーに“トドメを刺す”の宣言をした。
*戦闘中1度もHPを回復しなかった。
*自身の階梯よりも低いエネミーと戦闘しなかった。
*状態異常になりながらも戦闘終了条件を満たした。
*能力を使わずに勝利した。
結果表
1.最低の試合だ!!! [次のセッション終了までこの施設に出禁となって使用出来ない]
2.何だこのクソ試合? [何も得られない]
3.ブゥウウウウウウウ!! [物が投げ込まれ、HP-1 アイテム『ジャンク』を入手する]
4.殺せぇええええ!!! [RDを+5個する]
5.へ~誰? [RDを+8個する]
6.まぁまぁだな!! [RDを+3D10個する]
7.アイツやるじゃん!! [自身の到達階梯数×4個のRDを入手する]
8.これからはアイツに賭けるわ!! [次回この施設を使用した場合、どの結果でもRD+25個する]
9.オイあいつヤベェッて!? [RDを3D10個+自身の指定数合計分入手する]
10.ファンなんです!! [この戦闘で条件をクリアして出目の結果に+1した回数分×10個のRDを入手する]
11.奴こそ地下闘技場のエースだ!! [RDを+35個するか、ランクSSまでの任意の武器、防具カテゴリのアイテム1個を入手する]
12.あいつの事を見ると明日からまた頑張れそうだ!!! [RDを+45個するか、順化数を永続的に+4する]
13.今日オレは賭け事を止めて働きに行こうと決めた……[あなたの輝く姿を見て、賭け事を卒業する事にしたという手紙が大量に届く。あなたが望むなら、このPCがロストするまでに1回だけ、自身に対する?トドメを刺す”の宣言を無効にしてよい。その時、攻撃を受けるのは名も知らぬあなたのファン達の願い、あなたに不屈の雄姿を望む人の心である]
[解説 金融連合の鎬の一つというか。JCの市場操作を小規模に行い、実証する為の実験施設兼実益を兼ねたシステム。それが地下闘技場である。この闘技場はRDさえ支払えるならば、誰でもウェルカムな代物であるが、PC達が訪れた場合は-神の御心-によって絶対に賭け事で勝つ事が無い。その為、PC達はこの施設でRDを稼ぐには根本的に戦うしかない。金融連合のみならず多くの組織が出資しており、新規製造された兵器やアイテムの実験場として使用したり、戦力の訓練、デモンストレーションなどにも使う為、正しくアングラな闘技場そのものである。此処では各種アイテムの取引や飲食店、観戦用のグッズ、飲食物まで何でも揃っており、VIPは個室などが用意される。主にARTERやNAMEDを始めとしてSF同好会などがよく人員を派遣しており、アングラな小規模組織は出入り自由で神処や教王会などは苦い顔をしながらも実質取り締まりを控えている]
3.教王会
『-教王セキュリティー・サーヴィス-』
[効果 RDを5個支払う事で自身の拠点に保持された全てのアイテムをセッション終了時まであらゆる能力、表、イベントの効果による破壊から守る。RDを追加で15個支払えば、影からの支援によってセッション終了まで自身の装備、指定したアイテムは5つまで破されない]
[解説 教王会の表向きの顔はセキュリティー関連業者である。近年、数多くの能力者が覚醒している事から、裏の業務として能力者の拠点の安全確保が内容に加わった。RDを支払えば、安心してアイテムを任せられる事から、需要は高く。高階梯能力者などにはよく利用されている。ただ、自前の能力でどうにかする人物もいるにはいる為、必ずしも誰もが利用しているわけではない]
4.SF同好会
『-株式会社SF-』
[効果 RDを15個支払う事で会社に隣接する専用工房を使用出来る。この工房内で1セッション1回、自身の工作判定時、最終的な指定値に+55する]
[解説 SF同好会の悪名は世界規模であるが、同時に彼らの超技術を求めて、彼ら同好会の表向きの会社へ出向く者は多い。主に学会開催地域確保用のペーパーカンパニーなのだが、移動式店舗となっており、SFの超技術で電話1本、忽然とその人物のいる街に現れるビル型施設である。その工房を用いれば、大抵のアイテムを創る事が出来るとされる。ちなみに中にいる人員の半分はアンドロイド。更にその半分はメイド型、もう半分は猫耳型である。生きてるSFの人員の半分はサイボーグ、もう半分は人間を止めたナニカ別の……話が通じる生命体となっている]
5.紳士淑女同盟
『-紳士淑女のお悩み相談所-』
[効果 RDを10個支払ってカウンセリングを受ける。そのセッション中、1度だけ恋愛判定の最終的な指定値に+35する]
[解説 恋愛モンスターしかいない同盟の表の顔が実はカウンセリング技能のある医師免許取得済みな人材の多数入った有限会社の類である事を知る者は少ない。彼らは大抵の街に支部を置いており、お悩み相談室という形で市街地にひっそり居を構えていたりする。近頃はお悩み相談室に若手のJCが詰めており、親身になって同じ若年者達の悩みを聞きつつ、恋愛判定で相手を落しつつ、相手の問題を解決して手切れ金的に金銭を受け取って相手の記憶を消すという手法が取られているらしい。それでも相手の問題の殆どが解決する為、悪徳な詐欺商売とは言えず。また、相談者の大半が活力を取り戻した様子で生活している様子から、大手組織からは胡散臭いが面倒事にする程の事でもないと見逃している]
6.グリーンネバー商会
『-グリーンネバー○○支店-』
[効果 ランクAまでの消耗品カテゴリのアイテムをランクと効果を任意に引き上げて買う事が出来る。ただし、ランクAまでしかランクと効果は上げられない。アイテムの効果の上昇に付いてはアイテムの品質に関連する項を参照する]
[解説 グリーンネバー商会はそのままのネーミングで日本全国に支店を出している。その中でも好評なのは田舎や中々人がいない区域や市町村を回る移動販売式の車両型支店である。彼らは僻地や田舎の能力者からは神様より神様してる人々として名高い。理由は単純に足が無い田舎の能力者や高齢な能力者達の負担を減らしてくれているからだ。殆ど儲けらしい儲けが無い商売らしいのだが、このような地道なルートの開拓から、グリーンネバーにならばと自身の遺産を寄付する高齢なSFや彼らの困っている事件を解決しようとする慈善活動的な能力者は後を絶たない]
『-ハーヴェスト・バザール-』
[効果 目的判定時、指定値に+35する。人材アイテム、人型機動兵器、乗り物カテゴリ以外のランクCまでのアイテムを全て買う事が出来る。GMはこの場所でDiscoder達が買い物をする際、必要RDを-3する(1個以下にはならない)。また、ランクEX、SSS、SSのアイテムを一つずつ掘り出し品として置いておかなければならない。この掘り出し品は次のセッション終了時まで品揃えはそのまま置いておき、2セッション目に品揃えを変える事とする。この掘り出し品は通常価格よりRD-10個で売られている事とする]
[解説 グリーンネバー商会が主催するkarma能力者達の為の闇市。闇市と言ってもビル街などの一角にある地下フロアを貸し切って行われている代物で自身の所属する組織の偉い人からの推薦状さえあれば、誰でも参加する事が出来る。基本的に使い終わったアイテムや使わずに消費期限が切れそうなアイテムなどが並んでおり、もう使わなくなったアイテムの処分という面から幾分か通常よりも安い値段で売買されている。日本各地に存在しており、多くの能力者が集まる場所だが、此処では組織間のいざこざはご法度であり、迷惑を掛ける者はいない。基本的に露店や店先に商品を雑多に積んだり並べたりしながら売っているが、五感マシマシな能力者相手に万引きも何もあったものではないし、そんな事をして組織の評判を落とした人物がどうなるかを理解している人物しか買い物していない為、問題が起こっている事は殆ど無い。雑多で猥雑な空気に飲み屋やバーの看板がネオンで光っていたりする場所であるが、基本若年層か老人しかいないので中年などは逆に浮いたりするようだ。近年はお洒落なカフェや甘味専門の店なども出て来て、更に混沌としている。ちなみに飲み屋ではアルコール飲料よりも子供相手のジュースや甘目なおふくろの味的な惣菜が人気であり、バザールで客商売をしている人物の大半が組織に貢献し終えて“余生を過ごす極めて優秀な能力者”ばかりなので彼らの話を聞いたり、情報収集にやってくる組織のエージェントも多い。中には恵まれない家庭環境の幼年者達の人生相談や組織への勧誘、居場所のように集まる溜まり場として店を開放しているところもあり、どちらかと言えば、アットホームな雰囲気の店が多いとされる。このような状況から此処そのものや近くに拠点を置く者もいるらしい。店主が苦労をした人物ばかりという事もあってか、誰もが若年層の能力者達を気に掛け、様々なアドバイスをしてくれるだろう。その為、アウトロー能力者や初心者達のkarma業界関連のノウハウを教える研修に使われたりもしている]
7.冥王を見守る会
『-冥王日記(サイト掲示板)-』
[効果 目的判定で情報を収集する場合、その最終的な指定値に+35する。この判定で収集される情報は全てGMの裁量で内容を決める]
[解説 冥王を見守る会は基本的に全国での活動はしていないが、各地に会員を持っている。故に横の繋がりを専門のSNSや一般のSNS、掲示板、チャットなどを用いて繋いでいる。そんな彼らの集う掲示板は1晩で1スレが消費される程度の賑わいがあり、多種多様な話題が話されている。それらの情報の中には他の雑多な能力者の噂話や実話なども含まれており、能力者界隈の実情が知りたい人物は大抵このサイトを見ている]
8.黒の一睡会
『-黒咲商店○○支部-』
[効果 RDを15個支払った場合、黒の一睡会所属の公式NPCを1人GMは助っ人として派遣しなければならない]
[解説 テロ組織が商店を開いているなんて冗談だろ、と思う者もいるようだが……ディープウェブより下の深層域に通常のクローラーのようなプログラムでは引っ掛からない彼らのショッピングサイトが確かに存在する。しかし、彼らの経営するサイト内容を見て困惑する者も多いだろう。何せ武器一つ売っていないどころか。売り物になりそうなものと言えば、ほぼ全て人材派遣サーヴィスだけなのだ。もっとテロ組織らしく、能力者や一般人を奴隷のように売り飛ばしたり、違法薬物をバリバリ売っていたり、重火器や危険なSFのアイテムを売っているに違いないと思っていた殆どの人々はガッカリだろう。ついでにその人材派遣サーヴィスに付いても内容を見当後に通知するとして、どんな仕事でも受けてくれるわけではないようなのだ。その上、このサイトでサーヴィスを頼んだ人物などの話を聞くと非合法な人身売買をしてたら、いきなり後ろから撃たれて商品を持っていかれたとか。突然、非合法活動(裏切り者の粛清)中に子供には手を出すなと敵対し始めたとか。何やらテロ組織らしからぬ事をし始めた体験談が悪評?のように広がっている。結果として彼らのサイトに仕事を依頼する者は殆どなく。物凄く限定的にテロ組織でもいいから、ちょっと人命の為に戦ってくれない?という系統のものしか舞い込んでいないらしい]
9.白の一水会
『-白の一水会○○県連支部-』
[効果 RDを3個支払った場合、白の一水会所属の到達階梯数4以下の公式NPCを1人GMは助っ人として派遣しなければならない]
[解説 名前もそのままに活動する彼ら白の一水会は嘗ては各県にそれなりの勢力を持ち、GNを主流として一般人を用いた政治団体の側面を持っていた。しかし、黒の一睡会の分派後はその殆どが解体。もしくは休眠状態で活動は行われていない。だが、テロ抑止の名目で近年は嘗ての協力者が一般人として資金提供や人材の確保に動いてくれており、少しずつ草の根的に活動は増加しているようだ。能力者の事を知っている者も実はそれなりにおり、その伝手を用いて能力者が連絡を取り合ったり、組織力によってサポートされる事も増えてきている。まぁ、神処の方針とは食い違うところが多い為、一般人の能力者界隈への干渉は殆ど黙認されているだけに過ぎないのだが、黒の一睡会の事もあり、大手は見て見ぬフリを続けている]
[国際組織]
1.国際組織ARTER
『-ARTERS・MOTOR(新興発動機事業母体)-』
[効果 RDを8個支払う事で1セッション1回、ランクSSまでの乗り物カテゴリ、もしくはランクAまでの人型機動兵器カテゴリのアイテムを借りる事が出来る。この効果で得られる乗り物や機動兵器はセッション中、任意のタイミングで屋内以外の場所でしか装備出来ない。自身の下に届いて装備するアイテム保持枠が無い場合、自身の拠点に届く。そのアイテムはセッション終了時に返却される。アイテムを破壊された場合、セッション終了時にそのランクの価格分のRDを支払わねばならない。もし、支払えなければ、次のセッションの終了時に同じように残りの分のRDを支払わねばならない]
[解説 ARTERは表向きは発動機を売る会社という地味な立ち位置で世界各地に拠点を持っている。米軍及びNATO同盟国の用いる発動機を有名企業の協賛企業として引き受けている体なので目立ち難い。ただ、その拠点が米軍基地でもそう怪しまれない為、基地の整備業者の一覧にはARTERの部隊長や司令の名が適当な役職で乗っている事だろう。アイテムを届ける彼らの部隊は専属で仕事をしており、時にバイク、時に軍用車両、時に装甲車でお届けしてくれる。]
2.総合国際研究機関NAMED
『-NAMEDS・AIR・LINE(新興国際航空会社)-』
[効果 RDを8個支払う事で1セッション1回、ランクSSまでの武器、防具カテゴリのアイテムを借りる事が出来る。この効果で得られるアイテムは任意のタイミングで屋内以外の場所でしか装備出来ない。自身の下に届いて装備するアイテム保持枠が無い場合、自身の拠点に届く。そのアイテムはセッション終了時に返却される。アイテムを破壊された場合、セッション終了時にそのランクの価格分のRDを支払わねばならない。もし、支払えなければ、次のセッションの終了時に同じように残りの分のRDを支払わねばならない]
[解説 NAMEDの表向きの顔はユーラシアの各地域を結ぶ新興の航空会社であり、その空路は東南アジアから欧州までと幅広い。主に長大なユーラシアで迅速に戦力を展開する為の表向きの顔であり、彼らの運搬する貨物には勿論自分達の非合法な荷も存在する。彼らが運ぶ荷に付いて、各国はARTERからの要請が無い限りは干渉しないとしており、その場合は事前にNAMEDへ通知される。極めて広い範囲を移動するNAMEDのエージェント達は大抵高位階梯者程、一国にいる時間より空路で運ばれている時間の方が長く。それを嫌う者はテレポーターなどを雇ったりして西から東からと一日で数万kmもの距離を移動する事もある。アイテムを届ける彼らの部隊は専属で仕事をしており、近年はドローン便でお届けしてくれるが、時々攻撃で撃墜されて請求書が山のように送られてくる事がある]
3.財団
『-サイトJP○○○○-』
[効果 RDを10個支払う事でランクSSまでの非常識カテゴリのアイテムを自身の登場するシーン中、任意のタイミングで装備する事が出来る。自身の下に届いて装備するアイテム保持枠が無い場合、自身の拠点に届く。そのアイテムはセッション終了時に返却される。アイテムを破壊された場合、セッション終了時に自身のRDを全て消費する]
[解説 財団は世界各国に支部を持っているようなのだが、それを実際に見た者は殆ど居らず。また、彼らが何をしているのかも知られてはいない。ただ、彼らの支部らしき場所はサイトと呼ばれているらしく。電話一本で非常識なアイテムをいつの間にか届けてくれる。具体的には気付いた時には装備している状態となるのできっと高階梯の空間転移能力者でもいるのだろうと言われている]
4.黒幇
『-中華飯店・回鍋肉-』
[効果 RDを20個支払う事でランクSまでの消耗品カテゴリのアイテムをランクCにして3個まで自身の登場するシーン中、任意のタイミングで入手する事が出来る(事前に届け場所と時間をして注文していなければ、ケータイかスマホで連絡する。戦闘時はメイン行動を消費する)]
[解説 黒幇の表向きの顔というか。大抵の日本での活動拠点は中華飯店のような飲食店である事が大半である。その店独自に上手い料理がまったく違っており、ホイコーローやチンジャオロース、ユーリンチー等々の名前を冠した店が都内だけでも数十店舗存在する。彼らの商品の届け方は基本的に人力である。出前の宅配用バイクに乗ったオッサンがダイナミックに戦場に乗り付けて商品をバシィィツと的確な角度でサーヴィス使用者のポケットや胸元や手の中に投げ入れる様は曲芸染みており、実際職人芸である。『○○受け取るアル!! 新しいアイテムアルよ!!』とやってくるオッサンがどうやって戦場から離脱するのか。その瞬間を目撃した人物はこの世に存在しない]
5.覇堂財閥
『-覇堂文化研究所○○市分室-』
[効果 街中の施設内で一般人に見咎められないで行える目的判定時、自身のRDを任意の数だけ支払って、その最終的な指定値にRDの数×20の値だけ+修正する]
[解説 覇堂は日本国内にも幅広くグループの系列会社などが文化会館や市民ホールなどに併設する形で文化研究というお題目を掲げる分室を儲けている。実際にそういった文化的な活動を支援している覇堂は多くの都市で受け入れられており、その協賛を得て祭典を行う市町村は数多い]
6.白欧主義連絡会
『-欧州鳩の会-』
[効果 1セッション1回、RD10個を寄付する事により、その場に来た全てPCのHPを専属の能力者の手でHP上限まで回復する事が出来る。ただし、この能力を受けた直後に会の建物内に据え付けられたTVから国外で起こる暴動や争乱、無辜の民の死亡などのニュースが流れて来て、HPを回復したPCは特殊装備『摩耗する心』『残酷な現実』のどちらかを取得する]
[解説 この欧州鳩の会を見掛ける事は日本国内ではほぼ無いと言える。何故ならば、この会が存在する都市は例外なく欧州からの移民者が多い地域だからである。基本的に日本国内での活動は移民者のモラルやマナーや法律に関するレクチャーに限られ、現地住民との間に軋轢を生まぬよう相談所の役割をしている。これは彼らの母体がその軋轢によって出来たものだからであり、自分達はそうならぬようにという自戒を込めた業務と言えるだろう。そのせいか欧州での問題とは裏腹にこの会がある周辺地域での外国人の犯罪発生率は極めて低い。実は連絡会の幹部の家族などを欧州に置いておくと差別や国家規模での弾圧、検挙、更には移民からの襲撃を受ける可能性がある為に一時避難する受け皿として整備された。しかし、日本への長期滞在は極めて難しい為、一時的な就労ビザの取得などの他は神処が行っている国外能力者の親族保護プログラムを受けて国内に滞在している者が大半である。国から能力者に関する専権事項を与えられた神処だからこその処置であり、国際的に神処が能力者関連の人権団体から『差別主義の犯罪者を匿っている!!』という非難を陰口で受ける事もある。が、表立って神処に異議を唱え、日本製の能力関連アイテムが輸出制限された場合の事を考えると何も言えないという組織が大半でもある]
7.世界邪眼愛好会
『-○○市郷土資料蒐集センター-』
[効果 1セッション1回、RD10個を寄付する事により、その場に来ていた全てのPCは熱く日本の熱血ロボアニメを語る正義漢に絆されて『正義の心』を取得する]
[解説 多くの人々が事実を知ると吃驚するのだが、邪眼愛好会の日本にある各支部はとてもまじめな郷土資料を収集する外国人や文系な日本人の巣窟と化している。彼らは日本製のアニメや漫画をこよなく愛する半面、日本に来てから自分達の住まう事になった黄金郷の現実に触れて、ただ娯楽のみ追い求めるのではなく。それ以外の文化にも興味を持つらしい。日本語も勉強熱心であり、日本人以外の所属者の大半が歴女になったり、日本史や郷土史から面白そうな歴史を掘り起こす事に嵌る者もある。中には大学で考古学や民俗学を専攻するツワモノもおり、彼らは帰国までに大抵は充実した様子で成果を纏め、帰国後は自身の国家での郷土資料の研究に従事したりする者もあるようだ。まぁ、その上でやっぱり漫画とアニメ好きなのだが……]
8.火星自治独立共栄圏
『-元祖火星タコ焼きの店/マルス○○支店-』
[効果 乗り物カテゴリ、人型機動兵器カテゴリ、人材カテゴリ以外のランクS以下のアイテムをランクBで売ってくれる。また、非常識カテゴリのアイテムも同じように売ってくれる。自身の到達階梯数が6以上ならば、ランクをそのまま売買可能。また、1セッション1回、RDを40個支払えば、支払った時点でその場にいるPC全員を月面第四帝国もしくは火星自治独立共栄圏の月面基地まで数時間の遊覧飛行を店舗であるUFO型宇宙船で行ってくれる。このような非常識な体験をしたPCは以下の中から一つ特殊装備を取得する。月面裏の大都市を見てしまって、こんな事絶対言えないと『鋼の倫理観』を取得するか、もう二度と地球に帰れないかもしれないという気持ちから『永いお別れ』を取得するか、このまま真空の海に放り出されたらという不安から『臆病風』を取得するか、人類がやがて知る事になる真実を前にして『初めての絶望』を取得する]
[解説 火星自治独立共栄圏の表の顔と言えば、元祖火星タコ焼きの店である。大阪近辺から関西、名古屋、関東までの幅広い地域で店舗を展開しており、日本の都道府県全てに全国展開する日も近いと囁かれている。そのタコ焼きは外はカリッと油で揚げたかのようなサクサクさで中は程よくドロリとした濃厚な出汁の効いた生地と何の種類か分からない正体不明の蛸の切り身がミッチリ入っている。本部店舗すらも実は殆どがアルバイト店員ばかりで本社の人を見た者は誰もいないのだとか。能力者もそれなりの数が雇われており、こっそり店舗の奥で能力者用アイテムを売買してくれる。この店に寄る能力者の大半がタコ焼きを喰ってからアイテムを売買するか。アイテムを売買してからタコ焼きを喰うかの二択を選ぶ。ちなみに高階梯になると本部の人が現れて、よりランクの高いアイテムを売ってくれるらしい]
9.月面第四帝国
『-レッド・パージ・ブックス-』
[効果 1セッション1回、RDを10個支払う事で1D10を1回振る事が出来る(この判定に能力やオーダー特性による直接的な出目の操作は出来ない)。この時、自身のオーダーの指定数が出た場合、人材以外の全てのカテゴリのランクS以下のアイテムを任意に1個入手する。それ以外の数だった場合、ランクB以下の消耗品カテゴリのアイテムを任意に1個入手する。この効果を適応した後、PCはセッション中、恋愛判定の最終的な指定値に+15する]
[解説 月面第四帝国は多くの場合、拠点の表向きの顔を書店の形態で展開し、世界各地に浸透している。彼らは基本的に思想書や哲学書、魔導書、古書などを扱っており、極めて価値の高い稀覯本なども取り扱う。そこには彼らの思想を反映する本もあるが、逆に彼らの思想を弾劾する本もまた並んでいる。その理由を訊ねたビブリオ・マニアなどに店員はどちらも見比べれば、その価値と恐ろしさと正しさがよりハッキリと理解出来ると、そう言って笑うらしい。果たして彼らの言っている事が本当か否か。それは入り浸る程に金のある本好きにしか分からない。ちなみに書店で最も高い本は神を召喚する手順が書かれた魔導書とされる。それがkarma能力者界隈で言う神なのかどうかは買わなければ何とも言えない]
『-ビッグ・チェスト-』
[効果 非常識カテゴリのアイテム『虚船』『嬌星円盤群』を使用しなければ、利用出来ない ランクSSSまでの消耗品、規格外品、非常識カテゴリのアイテム、ランクAまでの人型機動兵器カテゴリのアイテムを購入出来る ただし、アイテムをRDで購入する場合、無事に地球へと帰る為にランク品質を参照して、そのアイテムのランクの最高値を指定値にし工作判定を行う この判定に成功しなければ、購入者は次の自身のシーンを放棄して、更に次のシーンで地球に辿り着く(クライマックス戦闘には2回目の自軍ターン開始時に参加出来る)]
[解説 ARTERが便宜上そう呼んでいる月面裏の巨大な箱型をした40km四方の大商業圏。特定のアイテムを入手して使用しなければ、行く事が出来ない。基本的にはテレポーターが地球上との間に定期的な物資の仕入れを行っており、地球産のありとあらゆる物資が商店や個人間を通して売買され、ほぼ何でも揃う。月面裏ではこのような場所は今現在そこしか確認されておらず、軍営国家としての経済原理の全てがそこに集約されていると見て良いだろう。その品々の大半は普通に現地で売買されたものであるが、一部は盗品なども混じっており、盗まれて行方の分からない有名な芸術品やkarma関連企業やkarma結社などから盗まれたものが高値で売られている。これらは月面裏の共有財産と見なされており、どうやら買った者達は基本的に第四帝国から優先的に使う権利を買っているだけのようだ。もし国家が必要になった場合はすぐに徴用される為、そういった高額なアイテムに手を出す者は多くないらしい。現在、ARTERでは一部実験部隊として宇宙軍指揮下の数隻の衛星軌道艦隊に宙間戦闘部隊が3ユニット程存在し、これらが月面裏の重要拠点、重要施設への侵入、破壊工作、強襲などを複数案計画している。ただ、それがいつの事になるのかは外部に漏れ伝わって来ない。が、その時には正しく月面裏は大規模な争乱に包まれる事となるだろう]
10.今日の晩御飯
『-HENTAI・CULTURE-』
[効果 このサイトを利用するにはPCに性癖の項目を設定しなければならない。また、その性癖を他のPC達にも暴露しなければならない。その上でこのサイトは利用する事が出来る。1セッション1回、PC全員の総意として情報を一つ指定する。その情報をGMは開示しなければならない(ただし、シナリオの都合上開示出来ない情報であった場合、代わりにPC全員にRDを+5個する)]
[解説 世界的に悪名高い今日の晩御飯に本部というものはないが、一応は横の繋がりを維持する為に匿名性の高いダーク・ウェブのSNSサイトが存在する。彼らの大半は性癖的に必要なものが画像や映像でも良かったりするので現物を手に入れるよりは安上がりなSNS界隈での活動が専らという者もいる。ただ、そういった連中に限って、電子世界でもSF同好会に告ぐ技術力を持つ人物が集まっていたりして、容易に国家規模の力を持つ人物達でもその内実を覗く事は出来ない。専用の通信衛星やら極秘回線やら極秘サーバーやらが世界各国に配置されているのだから、彼らを検挙しようという側が難航するのも無理は無い。ただ、そこには各国の政治家や経済軍事にも詳しい連中が揃っており、かなりの情報が手に入る事は間違いない。高位階梯者御用達で自身の性癖を暴露して初めて一人前とか言われるコミュニティーに入りたいかどうかはさておき。彼らがまず一定の力を持つ勢力である事は認めねばなるまい。それは大規模な組織にしてみれば、正しく最悪の思想集団である事だろう。この世に性癖を持たない完璧超人がいない限り、彼らのシンパは何処にでも入り込める可能性があるのだから……]
11.光導黄昏教団
『-光導く黄昏の会-』
[効果 1セッション1回、RDを10個支払う事でセッション終了時まで神と名の付いたNPC/エネミーに対する判定の全ての指定値に+35する]
[解説 光導黄昏教団は表の顔として、そのまんまなネーミングの自己啓発セミナーを行うNPO法人を主催している。彼らの多くは新興宗教らしからぬ側面を有しており、御布施を貰うどころか。逆に施す側である事が圧倒的に多い。彼らの下に集まる自己の不始末や精神的な脆さ未熟さ邪悪さの為に破滅寸前の人々に未来予知に等しい啓示を与えては彼らの生活の立て直しや一時的な扶助まで行う。その姿は半ば慈善団体と揶揄される程であり、教会より教会してるどころか。人を救いまくりの真に人を導くに足る導師達とか……物凄く胡散臭い褒め言葉をTVで頂くような団体でもある。このような経緯から本体であるカルトの役満みたいな主張をする教団に入団希望する人々は多いのだが、その全てをお断りしているようだ。挙句、国家機関と連携して犯罪者更生の為にその筋の人達の働ける作業所を開設したり、人間の屑呼ばわりされる人材を改心させたりと福祉活動団体としての名声は極めて高い。特に老人介護職では表向きのものが有名だが、昨今はkarma能力者用の老人ホームの解説も手掛けているらしく。その働きを一部の業界人などは期待しているという。その奇蹟染みた手腕は宗教界では胡乱な瞳で見られているのが大半だ。能力者の事を知る者はどうせ洗脳だろうと思い、何も知らない一般人はテレビ局のスタッフやプロデューサーや番組制作会社にどれだけ握らせたんだろうと思う。しかし、それらが全て誤解であると理解した時、彼らが本当の恐怖に襲われるのだ。こんな事をする、出来る宗教団体がもしも本格的にその規模を拡大させるに至ったら……この国の宗教界は果たして今までのような環境を保てるだろうかと。今現在、彼らから献金を受けたり、彼らをリスペクトすると公言する一般的な政治家は増えている。結果として、彼らは日本国内で最も政権与党に近い新興宗教と目され、現在の与党と連立を組む党の背後にいる宗教などには極めて警戒されているという]
12.コモンズの護り手
『-コモンズ募金-』
[効果 1セッション1回、RDを10個支払う事でセッション終了時、自身の所属する支部や本部周辺にある悪徳企業もしくは環境破壊を推進する企業体の拠点が1つ潰される(GMはシナリオ上、出す組織をこの条件に該当するものであるという情報を後から用意してもよい)]
[解説 環境テロリストの主な資金源と言えば、基本的には善意の募金である。だが、それは同時に大国の諜報機関にリストアップされる危険性を伴い。団体規模で行うとICPOなどから国際的な監視を受けてしまうくらいの危険性を孕んでいる。しかし、それでも彼らに資金を送る環境問題にとても敏感な人々というのは世界中に存在しており、コモンズの護り手が悪徳環境破壊業者を倒す度に拍手喝采が送られ、多くの国家では環境破壊する企業=国の重工業の稼ぎ頭という事実から物凄く憎まれている。結果として工業化が遅れて資本が蓄積されず、いつまでも貧しいままという国も多いのだが、それは大抵がその国の本質的な問題であって、コモンズの護り手の影響というのは殆どない。しかし、第三国でよくある環境破壊する企業というのは賄賂攻勢やら真っ黒な業務形態が問題になるようなところばかりであり、彼らは政府の政治家や役人とパイプが深い故に恨み辛み満載でコモンズの護り手を暗殺しようとしたり、下っ端を拷問に掛けようとしたりする。だが、そのような非道な行いに対して事前防衛なのかどうか。それを指示した人間が必ず南米の麻薬カルテルも真っ青な拷問で殺され、肉片として彼らの関係者に贈られる事実は表に出て来ない話であろう。結果として自身の探られて痛い腹のある人間も自分の身がカワイイ人間も彼らを必要以上には攻撃しようとしない。それに末端を締めたせいで組織の頭が潰されるというのだから、政治家や企業体にとってみれば、冷や水ものなのは間違いなく。結局はぐぬぬと言いながら、その案件から手を引く者が大半なのだ]
13.シャンバラ技研
『-S技研分室-』
[効果 1PC1セッション1回、RDを10個支払って人材アイテム以外のアイテムを1つ預ける事でクライマックス戦闘開始前にランクが上昇し、能力が+1されたそのアイテムを入手出来る。ランクEXのアイテムはランクはそのままに設定されている能力値全てに+2する]
[解説 シャンバラ技研は世界中に多くこそないが協賛する技術者や科学者をそれなりの数抱えている。分室という事で多くても5人を超えない程度の研究室が日本国内にも存在しており、彼らの大半は認められれば、そのままシャンバラ技研へと引き抜かれていく事もある。SFのみならず一般のkarma研究者というのもいるわけで正しく彼らは技術の申し子と言って良いだろう。それもSFのような浪漫よりの人物ではなく、本当に科学者で技術者で研究者なのである。そんな彼らの分室にアイテムを持っていくとランクの高い品に改造してくれると予約は大抵何処の組織かも関係なく能力者の名前で一杯である]
14.ニューオーダー・ゲームス
『-RDカジノ(パチンコ店)-』
『RDカジノのルール』
このゲームでは自身のRDを必ず5個から賭け金として支払わなければならない。1D100を振り、出た数によって結果表に従って効果を適応する。この時、ダイスを振る前に自身のオーダーの指定数3つの中から1つを選択し、その数を宣言する。ダイスを振った後、最終的な数に宣言した数を必ず+修正する。この修正時、修正した値だけRDを支払わなければならない。ただし、JCのオーダーを持つ者は自身の指定数を-修正として適応する事も出来る。賭けたRDは表の効果で掛け金が失われない限りは払い戻される。このカジノでの判定は表の結果以外で振り直す事が出来ない。また、この判定に各メインオーダーの能力などは用いる事が出来る。また、ニューオーダー・ゲームスのNPCがRDカジノにいる時、彼らはPCが操った最終的な数字を1D10の出目分だけ+修正して結果表に適応させる事が出来る。PCが能力で出目を操作し始めたら、GMはこのようなNPCを出して結果表の数字を自身からも操作してよい。
注意事項
*1シーン1回しかカジノを利用する事は出来ない(ナラティブ数が増加した場合はそのナラティブ数分だけ振る事が出来る)。
*賭け金=RDと読み替える
*消耗品カテゴリのアイテム【パスカード】を消費しなければ入場出来ない。
*JCは【パスカード】が無くても入場出来る。
*消費出来るRDが0となったPCは強制退場させられ、好きな場所にそのシーン中に到達した事にしてよい。
[結果表]
00.あなたが望むなら、このPCが経験してきたセッション中にロストしたPC/NPC/エネミー、破壊された人材アイテムの中から1人を生き返らせて良い(GM裁量) もし生き返らせたい人物がいないなら、このシーン中に結果表を4回振るという効果に変える事が出来る。
01.ドラゴンが飛来して財宝を授けてくれる[RD+100個]
02.病弱な妹と名乗る謎の人物から融資を受ける[RD+50個]
03.犬が追い掛けて来てぶつかった台がジャックポットした[RD+30個]
04.爆乳美女に見とれていたら財布をスラれた[自身のRDが0になる]
05.美人が優しく手解きしてくれた[セッション終了時まで恋愛判定の最終的な指定値に+50する]
06.のじゃロリババア属性の人物が探偵の事件に巻き込まれたところを目撃する[汎用人型カテゴリのランクSS以下の人材アイテム1個を得る]
07.メカが暴走してジャックポットしまくる[自身が現在持つRDが2倍になる。ただし、セッション終了時、自身のRDは0となる]
08.アラフィフなダンディーと愉しい一時を過ごす[RD+20個]
09.ヲタクとの連携プレイによって儲ける[賭け金×3個の払い戻しを受ける(賭け金も戻る)]
10.腐女子のBL本配布を手伝わされてバイト代が出る[RD+3D10個]
11.ロリの穴を覗いてしまう[このセッションでの自身の経験値+11]
12.ヤンデレ気味の女と意気投合してバカラに勝ち続ける[RD+3D10個]
13.貴族の子女とお近付きになる[自身の順化数を永続的に+5する]
14.アルビノの少女を謎の組織から守り抜く[特殊装備『正義の心』を取得し、NPC『アルビノの少女』と恋愛関係になる。また、あなたの拠点に彼女は同居する(GMはシナリオフックとして、この状況を用いて良い)]
15.催眠術によって他組織の人員から財布を巻き上げる[このセッションに登場する敵対する組織のNPCをGMはこのPCに教える。そのNPCのRDは0になる(この時、GMはこの効果を全PCのセッション終了時の経験値+5点とする事が出来る)]
16.褐色のショタとデュエルして神のカードを巻き上げる[玩具(大人)カテゴリのアイテム『神のカード』を入手する]
17.借金を背負った美少女の自由を買って解き放つ[掛け金を失う。しかし、あなたの心は清々しい。自身の順化数を永続的に+7する]
18.オッサン相手にグニャァァッと顔が歪みそうな麻雀を行い勝つ[RD+3D10個]
19.オバサンとの世間話で勝機を逃す[RD-1D10個するが、特殊装備『ナイトメア』を取得する]
20.JSと戦ってイカサマで負ける[掛け金を失うが、特殊装備『鋼の倫理観』を取得する]
21.ナースに医務室で手厚い介抱を受ける[セッション終了時まで自身の最終的な恋愛判定の指定値に+21する]
22.クーデレな蒼い髪の少女と遊戯に興じて有意義な時間を過ごす[RD+3D10個する]
23.弟を探す自身をハンターと呼ぶ兄とデュエルする[どうやら魂までは取られないようだ。掛け金を失うがもう一度、1D100を振る。シーン終了時、その1D100で最初に出た目分のRDをハンターから得る。さっき助けたショタが弟らしい]
24.マッチョな元軍人と意気投合する[セッション終了時まで攻撃力を+10する]
25.異世界でスライムになった……という白昼夢を見た[掛け金を失うが、1セッション1回、自身の状態を戦闘準備開始時に状態:【吸収】永続にする]
26.ケンタウロスの幼女が駆け込んできて、去って行った[手元のカードが揃っている!! 自身の賭け金×5個分のRDを得る]
27.サムライ的な美少女が突如として攻撃を仕掛けて来るも撃退して半脱ぎにさせる[周辺の目が痛い……掛け金を失うが、RD+3D10個する]
28.馬に蹴られて地獄を見たと思ったら閻魔の沙汰も金次第[RD-1個する。ただし、アイテム『馬』を装備していれば、閻魔が馬に蹴られてRDを+5D10個落していく]
29.全裸の変態がフィーバーしていたが、臆せずに隣でスロットを回した[掛け金を失うが、今日の晩御飯の施設を一度だけ無料で使える]
30.眼鏡っ子の鮮やかなイカサマに引っかかる[掛け金を失うが『眼鏡』もしくは『メガネ』と名の付いたアイテムを任意に1個入手する]
31.スク水の少女と水鉄砲で遊ぶ[水圧カッターの餌食になったが、どうやら生き残れたらしい。賭け金を失うが、特殊装備『浄化されし者』を取得する]
32.蟲に集られた幼女を蟲ジジイをぶっ殺してから奪取し、お家にご招待する[掛け金を失うが、特殊装備『護るべきモノ(真)』を取得して、幼女を指定する。幼女はその後、お家に帰るが、彼女はゲーム内の効果でロストせず、失われる事もないフレーバーNPCとなる]
33.妹が出来る[血縁カテゴリの人材アイテム『妹』を入手する。ただし、その妹が偽物だと思うならば、そのアイテムは親族カテゴリの人材アイテム『義妹』となる]
34.ジャッジメントという二つ名の百合百合しいツインテール少女と知り合いになる[掛け金を失うが、彼女に絆されて特殊装備『正義の心』を取得する]
35.快楽天を名乗る中国人美女と飲み比べで対決する[どうやら引き分けのようだな……良い勝負だったぜ……不適切カテゴリの人材アイテム『花魁』が2名派遣されてくる。どうやら詫びのつもりらしい。彼女達はあなたが望むなら仕えてくれる(取得出来る)が、望まないなら解雇する事なく任意の数だけ帰ってくれる]
36.カジノの個室でデリヘル呼んだら君が来た[自身のRDを全て失い特殊装備『叶わぬ恋』『叶わぬ約束』『叶わぬ願い』を取得するか。自分の初恋の人と添い遂げて『護るべきモノ(真)』を取得し、彼女を指定する。彼女はこのゲーム内の効果でロストせず、失われる事もないフレーバーNPCとなる]
37.JCと一緒にワイワイお酒や学校の話で盛り上がる[近頃の学校勤めも大変らしいと染み染み……掛け金を失うが、このセッション中1回だけJCの能力を使う時、【UP↑】扱いとはならず、数えなくてよい]
38.ギャングと指を掛けてポーカーをする。[ファイブカードを前にロイヤルストレート・フラッシュを華麗に決めて見せる……掛け金×3個のRDを取得する]
39.制服を着た賭け狂いの女とルーレットを回してみた[自身のRDを-4D10個するも、最後に相手のメールアドレスをゲットする。連絡するとランクSSSまでの商売カテゴリの人材アイテムをこのセッション中、任意のタイミングに1つ入手する]
40.中二病と高二病談義で盛り上がる[自身のRDを-1D10個する。しかし、自身の属性が『中二病』であった場合、その後、自身の保有する消費出来るRDを倍にする]
41.アイドルの卵がステージで熱唱している[自身の順化数を永続的に+4する。ただし、自身の属性が『アイドル』であった場合、次のシーン中もこの場で熱唱するならば、自身の人材アイテムの保有数×3個分のRDを入手する]
42.ツンデレの幼馴染がこんな業界から脚を洗えと涙ながらに訴えて来た[あなたがこのゲームからこのPCを引退させるならば、名前のみが違う新PCを仲間達に合流させられる。その後、そのPCは名前の横に(偽名)と書き加え、特殊装備『護るべき者(真)』にその幼馴染を指定する。幼馴染はこのゲーム内の効果でロストせず、失われる事もないフレーバーNPCとなる]
43.奴隷を開放したら異世界転生した本物だったらしい[魔王の呪いも解かなければならないらしいのでちょっと異世界で冒険し、世界を救って戻って来る。防具カテゴリのアイテム『魔王の鎧』と不適切カテゴリの人材アイテム『愛妾』を入手する。ただし、あなたが望まないならば、どちらかを1つを置いてくる事が出来る。『愛妾』を置いて来た場合、属性『異世界転生者』を取得した扱いとして能力値の増減を行い特殊装備を取得する]
44.異世界に迷い込み助けた姫騎士とエロい事をしてしまう[異世界に骨を埋める覚悟をしたPCは幸せに異世界生活を送って引退するか、クライマックス戦闘開始時までシーンに登場する事が出来ない。ただし、そのPCが属性『異世界転生者』『夢追い人』『都市伝説』を取得している、またはしていた事があるならば、現世に即座帰還し、不適切カテゴリの人材アイテム【姫騎士】を入手する]
45.何処かの国の王女様と愉しく遊ぶ[掛け金とRDを全て失うが、一夜のお礼にとRDを+45貰う]
46.悲鳴が上がった部屋に飛び込んで銃を構えるもプレイ中の女王様に鞭で叩かれてしまう[掛け金を失うが、武器カテゴリのアイテム『鞭』を入手する。ただし、鞭を要らないと突っ返した場合、女王様の怒りを買って、特殊装備『ナイトメア』を取得するような目に合う]
47.ヤマンバ・ガール(50代)にメイク濃過ぎと指摘したら、殴られる[掛け金を失う]
48.ニーソ姿の女性とガチンコ脱衣麻雀を行う[く、まさか……中身が着ぐるみ《《野郎》》だったとは……掛け金を全て失い特殊装備『ナイトメア』を取得する]
49.獣っぽい姿のJKと何故かガチンコ殺人バトルに巻き込まれる[しょうがない……オレの能力を少し見せてやろう……普通に敗北して掛け金を失う……だって、カワイイから!! 仕方ないね!!! 順化数を永続的に+8する]
50.アラフィフ女子?と婚活サイトで魚が喰い付かないという話題でお茶会をさせられる[RD-1D10個するか、今の属性から経験値を使わずに属性『メンヘラ』に変更する]
51.おねにーさまと世界を救う[自身の装備を全て外した時、永続的に-となっている項目の数値を全て0になるまで+修正する。その後、0にするまで+修正した値だけRDを得る]
52.喪女との遭遇[自身のRDを-52個するか、自身に装備している人材アイテムを1個相手に渡して逃げ帰る。その人材アイテムは次のセッション開始時にヨレヨレで戻って来る]
53.ショタコンの兄が叫んでいる場面に遭遇する春斗って誰?[兄の熱い叫びにちょっと共感してしまうRD+1D10個する]
54.OLとフォーリンラブとか言い始めるドラマを連続視聴してしまう[掛け金を全て失うが、不適切カテゴリの人材アイテム『二号さん』もしくは『不倫相手』を1個入手する]
55.ブサメン達と和気藹々とした趣味の話に没頭する……良い奴らだ[RDを+2D10個する]
56.イケメン達から和気藹々とした女の話を聞かされる[いいんだけどね……いいんだけど……此処でする話じゃねぇんだよなぁ……RDを-1D10個するか、特殊装備『残酷な現実』を取得する]
57.ダメ男と互いに泣きながら罵倒し合う[RDを-1D10個するか、特殊装備『摩耗する心』を取得する]
58.メンヘラとボクシングで殴り合う[PCがもしもメンヘラと和解するならば、相手を理解した事により属性『メンヘラ』を取得した扱いで能力値を増減させ、特殊装備を取得してよい]
59.電波ちゃんと最恐電波バトルを繰り広げたが、そろそろ頭が痛くなってきた……もしやこいつ金星人なのでは?[掛け金を全て失うが、政治カテゴリの人材アイテム『元金星人総理』が次のセッション開始時に入手出来る]
60.キ○ガイと使っている電波の周波数帯を賭けてバトルする[あなたがPCを狂人にしても良いならば、属性『狂人』を取得した扱いで能力値を増減させ、特殊装備を取得してよい]
61.チャイナ服という服はねぇんだよ?という衝撃の事実を服飾業界の人物から訊かされてしまう[掛け金を全て失うが、防具カテゴリのアイテム『チャイナドレス』を自腹でRDを払って買ってしまう(支払えない場合、セッション終了時毎に足りないRDを支払う)]
62.景品の巫女服を見て、巫女さんてエロいよねと隣に話し掛けたら、本業の巫女さんでドン引きされる[自身のRDを全て失う。しかし、施設の人が御情けで防具カテゴリのアイテム『巫女型ナース服』をくれる]
63.姉より優秀な妹などいねぇ!!![姉と妹の熾烈な序列争いに巻き込まれるが、何とか生き残る。賭け金を全て失うが、お姉さんが付けていた防具カテゴリのアイテム『インテリメガネ』?を入手する]
64.アマゾネスの腹筋に惚れて筋トレする羽目になる[素手の攻撃力へ永続的に+5する。ただし、このセッション中、自身が登場するシーンが終わる前にこの効果を受けたPCは筋トレをする描写もしくは演出を入れなければならない]
65.芸能人の浮気現場を目撃して、即SNSにアップする[RDを+10個する。もし、情報カテゴリの人材アイテムを自身に装備していれば、得られるRDは10×自身に装備している情報カテゴリの人材アイテム個となる]
66.薄幸の少女と寿命を賭けて賭博する[自身のRDを全て失うか、もしくは自身の順化数を0になるまで-もしくは+修正する。薄幸の少女の寿命は残り1年だが、あなたが失ったRDの数、もしくは修正した順化数の値×4の年月だけ寿命が延びる。あなたが望むなら、特殊装備『護るべき者(真)』を取得し、その薄幸の少女を指定する。彼女はゲーム内の効果でロストせず、失われる事もないフレーバーNPCとなる]
67.異世界から現れた騎士と一騎打ちする[やるじゃねぇか……自身の素手の攻撃力と攻撃力をどちらも永続的に+5する]
68.処女廚の変な髪型の紳士服な若者と戦う……残機無限なら無限に遊べるじゃん!!![あなたが望むなら属性『狂人』を取得した扱いとして能力値を増減させ、特殊装備を取得後、NPCを一気に10人同時に倒した扱いにしてよい(トドメを刺す扱いで構わない)]
69.マザコンで眼鏡のとっつぁん坊やと飲み明かす[どうやら束縛がきついらしい。賭け金を失うが、順化数を永続的に-3するか、RDを+2D10個する]
70.王子様と恋をしたいという少女(65歳)と夢幻の旅に出て二時間で帰還する[どうやらお姫様にはなれなかったようだが、現実は観れるようになったらしい。順化数を永続的に-4するか、お礼にRDを+4D10個貰う]
71.主募集中の従者を名乗る相手とのラブロマンス[順化数を永続的に+3する]
72.メイドは言う[エッチなのは健全だと思います。自身の順化数を永続的に-15して特殊装備『鋼の倫理観』を取得するか、RDを+12する]
73.最強のビッチ達と共に荒稼ぎした金をその場で使い果たして意気投合する[掛け金を全て失うが不適切カテゴリの人材アイテム『ビッチ』を任意の数だけ入手する]
74.異星人との遭遇を果たしてしまい、何か埋め込まれた[順化数を永続的に+5するか、RDを+3D10個する]
75.エイリアンに卵を産み付けられるが、何とか全て抉り出す[自身は状態:【欠損】2となり、二部位だけ欠損した四肢を指定する。更に順化数を永続的に-13してRDを-12個した後、特殊装備『予定された未来』『摩耗する心』『残酷な現実』『ナイトメア』を取得する]
76.元兵士のコックからキッチン戦闘術を伝授される[素手の攻撃力を永続的に+5する]
77.戦争返りの傭兵達とポーカーで大戦争を繰り広げる[自身のメインオーダー1つにセットされたRDを×2倍にする]
78.スパイとカジノで大立ち回りするが、何故か惚れられる[RDを+3D10個する]
79.幼稚園を経営する組長と一杯やる……気付いたら、眼鏡だけが落ちていた[どうやら飲み過ぎたようだ。RDを+3D10する]
80.足の臭いサラリーマンとカジノ付きの食事処でラーメンを啜る[良い家族に恵まれているらしい。迷い込んだ一般人として送り届ける。順化数を永続的に+3する]
81.死んだはずの武将のユーレイとチンチロリンで勝負する[満足して戻っていくようだ。RD+2D10個するか、順化数を永続的に+4する]
82.異世界から来た巨乳エルフとアイテムを賭けて勝負する[勝ちは逃したが存分に眺めたので順化数を永続的に+5する]
83.英霊と名乗るオッサンや美女達とワイワイ卓を囲んで麻雀をした[魔力代わりだと何故か点棒の代わりにRDを+4D10個貰う]
84.狂人達のハイレートな賭け事に参加する[1D10の結果、7以上ならば1D100個分のRDを得る。5以下ならば1D100個分までのRDを自身が失う。6だったならば、6D10個分のRDを得る]
85.突如として沸いた大型G級モンスターを討伐する[店側から感謝されてRDを+5D10する]
86.大富豪との息を付かせぬ超高レート賭博へと突き進む[1D100の結果、100だったならば、自身の持っているRDを10倍にする。それ以外なら自身のRDを0にする]
87.女神様が聞いてくる[落したのはこの100個のRDですか? それともこの1個のRDですか? 前者と答えたならば、10D10個分のRDを得た後、自身の速度、攻撃力、防御力を永続的に-4する。後者と答えたならば、RDを+1個した後、セッション終了後まで自身は終焉表以外の効果でロストしない]
88.隻腕の格闘家と闘技場で殴り合う[RDを+1D10個する。ただし、自身が特殊装備『隻腕』を装備していれば、更に素手の攻撃力を永続的に+2D10する]
89.魔法少女のカワイイ白いマスコットと遊ぶ[どうやら主への復讐に燃えているらしい。その復讐の為にRDを30個貸すならば、ラスト判定前に自身のRDに+1D100個する。貸さないならば、マスコットの中身に絶望して順化数を永続的に-4する]
90.人間のクズと人生について語り合う[どう呼ばれ様と相手にも相手の言い分と人生があると知る。順化数を永続的に+1するか、属性『人間の屑』を取得した扱いで能力値を増減させ、特殊装備を取得する]
91.作家先生と薄い本の内容で盛り上がったら、周囲から白い目で見られる[順化数を-3して、お詫びにとランクSS以下の消耗品カテゴリのアイテムを任意に3つ奢られる]
92.力士とのパワーファイトに向かう[どうやらパワー負けするようだ……彼らも能力者なのだろうか? 素手の攻撃力を永続的に+4する]
93.何処かの田舎出の先住民を見付ける[カモにするならば、RDを+4D10個する。もし見逃して相手に最低限のテクニックを教えるならば、順化数を永続的に+5する]
94.仮面を被った紅い大佐と人型機動兵器で世紀のマッチを行う[エネミー『紅い流星』に単独で勝利したならば、RDを+3D100個得る。敗北したならば、自身のRDを全て失う]
95.玩具(大人)が大量に転がっているところに遭遇する[回収していくのならば、ランクS以下の玩具(大人)カテゴリのアイテムを任意に3つ入手する。もし見て見ぬフリをするならば、玩具の持ち主に感謝されてRDを+3D10個する]
96.今時の娘に誘惑される[あなたが男性なら、断れず、このシーン中、もう何も行動する事が出来ない。あなたが女性ならば、自身の能力によって追い払う事が出来る]
97.妖怪の仕業だ[自身のRDを全て失う]
98.最強の一般人を目撃する[あんなのに勝てるわけない……帰ろう。このシーンを終了する]
99.犯罪者なテロリスト達がカジノを襲撃してきた……運悪く全賭けしたルーレットが破壊される[RDを全て失った後、怒り狂ったあなたの攻撃によってフレーバーNPCのテロリストが5D100名だけ血祭に上げられて処理される(トドメを刺す扱いとなる)]
100.偶然にも神様と相席してしまう[自身の能力開放率合計数を3D100の値だけ上昇させる。この結果、能力開放率合計数が1000を超えた場合、神様は詫びとして能力を引き上げてくれる。そのPCはセッション終了まで、HP上限、順化数、速度、攻撃力、防御力を+35する]
[解説 表向き、ニューオーダー・ゲームスの能力者用カジノは錆びれたパチンコ店に偽装されている。その地下では所属組織を問わず、多くの能力者達がRDを用いて遊んでいる事だろう。中には今日の糧の為にRDを現金化している者もあろうし、稼いだRDを持って戦闘へ赴く者もいるに違いない。一つ確かなのはこのカジノの中は聖域であり、例え倒すべき宿敵だろうが、殺すべき組織の頭だろうが、グッと堪えて他者の安全を尊重せねばならない事であろう。此処で問題を起した組織の話はトンと能力者達は聞かないし、もし聞いたならば、その能力者の所属組織は大きく評判を落す事になるだろう。RDカジノではPC達が大きく儲けられる賭博は限られており、RDを用いてRDを増やすという錬金術師染みた行為が可能である。しかし、スル可能性もある為、JCなどの能力は必須とされている]
15.ラスト・パーティー
『-古典映画研究会-』
[効果 1PC1セッション1回、RDを15個支払って自身の素手の攻撃力をセッション終了時まで+5する。また、この会に参加した場合、特殊装備『偉業を為す者』を取得する]
[解説 ラスト・パーティーの表の顔を見付けるのは極めて難しい。理由は単純である。古典の映画を研究する会なんて何処にでもありそうな会を見付けるのは砂漠に落ちた針を見付けるようなものだからである。当たりを引く確率は奇蹟でも祈った方が速いだろう。何故に映画研究なのかは謎とされているが、彼らの見ている映画の大半が彼らそのものみたいな武侠ものだったり、カーボーイものだったり、爆発する基地から脱出する戦争ものだったり……要は自分達のイメージ作りをやらされているようなのだ。やらされている、という表現はオカシイと思うかもしれないが、それは事実らしく。殆どの参加者はぶっちゃけ、酒のツマミに映画を見ているくらいで然して真面目でもない。なのにソレを見ている。その理由は彼らが組織と言われ始めた頃から、組織の中でも一際影響力の強い人物が、他者の目くらいは気にするべきだろうと元々《《そのもの》》であった所属者達にソレっぽい映画を見せて、権威付けする時の演技程度はヤレとやらせたのが始まりなようだ。以後、彼らは適当に映画を見つつ『……コレになるのかぁ……やだなぁ』とか愚痴りつつもそれっぽく演出して、組織のアピールに不真面目ながらも取り組んでいる]
16.カノッサ機関
『-カノッサ機関/○○市派出所-』
[効果 1セッション1回、PCがこの施設を訪れた時、このセッション終了まであなたが自身のPC名ではなく『PC/カノッサ機関エージェント』として活動している事を認めるならば、自身のPCのRPは変えずに自身のRDに+20個する。この能力を用いたPCは次のセッション開始時に正気に戻るが、このセッション中に自身が何をしていたのか思い出せなくなり、特殊装備『記憶消去』を取得する。また、この効果が発動された場合、GMはクライマックス戦闘終了後、追加でマスターシーンを入れて、思わせぶりに演出してよい。全ては組織の為に。ラ・ヨダソウ・スティアーナ]
[解説 謎の秘密結社と名高いカノッサ機関であるが、都内の本部以外にも日本各地に神出鬼没の派出所が出現する事が時折、確認されている。決して長い期間そこにあるわけではないのだが、とにかく大きな事件のあった都市、または起こる都市にひっそりと拠点が設置されていたりするらしい。一体、何をしているのかと内部を覗いた人物の話に寄れば、小さなケータイが一つ置かれた学校にありがちそうな木製の椅子が置かれており、それを取ると声が聞こえて来るらしい。その声を聴いているとやがて意識が遠くなり、気付いた時には自分の部屋に戻っているのだという。その光景を目撃した事のある人物曰く。ケータイを取って耳に当て、数秒後にはいつも通りの笑みでオカシな事は何も無かったから帰ろうと言われるらしい。その様子もまるで本人にしか見えず。最終的に彼らは何事も無く帰還したとか。しかし、その帰って正気に返った人物がよくよく何かオカシな事が無いかと確認してみると、自分がケータイに耳を当てた日から7日も経っていた事が判明するようだ。その間の事を自分の近しい人々に聞いてみても、全員がいつも通りに過ごしていたとしか言われず。その人物は困惑と自分ではない何かが自分を操作していたのではないかという疑念に取り憑かれるとか。結局、派出所の謎は未だに解けていないが、一つ確かな事があり、その人物がケータイを取った日以降に何か大きな事件が市内では起こるらしい。以上の出来事からカノッサ機関が特殊なGNか何かで相手を乗っ取って行動し、他人に成り済まして活動しているに違いないと推測する者達もいる]
[シナリオ導入]
シナリオにおいて全てのPCの導入をkarma能力者に目覚めてから事件との出会いまで行うというのは現実的には大きな時間の消費であろう。長くなるとセッション中に他のPCが暇を持て余す事となってしまいかねない。なので、一律にPCの導入を詳細に行うのではなく、シナリオ中にセッションでのハンドアウトに沿った流れでPC達が事件に出会う。つまり、もうPC達が能力者として覚醒し、覚醒後にkarma関連組織に属しながら事件に出会った、という状況でセッションを始める事が望ましい。無論、セッションにおいてPCとして覚醒するシーンを行いたい、という者が要れば、それを止める理由は無いが、1セッションでそのシーンを演出する者は1人ないし2人くらいに留めておくのが賢明だろう。その場合にしても他のPC達がやりたいと言うかもしれず。その場合は別のPCでのセッションや過去の回想シーンという体で連続したセッション(キャンペーンという)中にという話になる事も十分に考えられるべきである。なので、此処にそういったPCの覚醒時の状況としてスタンダードなもの、読み物として汎用の導入を置いておく。大抵PCはこのような状況からkarma能力者としての人生をスタートさせている、という一つの指針として読み込んで欲しい。勿論、スタンダード、基本的なものでしかないのだから、自分のPCがどのように能力者として活動する事になったのかを詳細に設定したり、自分がセッションを引っ張る中心人物、つまりは物語の主人公枠の役目を負ったセッションなどがあれば、そこでGMと共にPCは自分の覚醒シーンを演出しても良いだろう。
[スタンダードな導入]
あなたは覚醒した時の事を覚えていない。
だが、あなたは日常的に住まう場所ではなく。
気付けば、白壁の天井の部屋で窓の外に空を見上げていた。
何故か、もう自分が昨日とは違うナニカなのだと理解しながら。
―――そうして、あなたの人生は突如として陰りを帯びる。
気付けば、拉致同然。
前日の記憶も定かではないままに起きた部屋であなたが見るのは慇懃無礼なサラリーマンとしか見えないグレーのスーツに身を包んだ複数人の人々。
あなたをその場所に拘束し続ける彼らリクルーター達は《《善意の説明》》によって能力者なんて戯言を、事態を上手く呑み込めてもいないあなたの頭に無理やり詰め込み、絶望的な現状を納得させるだろう。
その心の隙間に巣食うような言葉はあなたの世界にもう昨日のような平穏は無いと知らせる……奇妙な機械による幾多の検査を受け、力の覚醒を自覚させられれば、それが事実だと誰もが認めざるを得ない。
そして、目に見えて異常な事象……己の意志の結果を目の当たりにし、最終的に己を救った集団へ……あなたは所属するしかなくなるだろう。
あなたは彼らとの繋がりが出来てしまったという事実を以て、その組織以外で生き残るという道は残されていない……そう教えられる。
人材が他の組織に流れぬよう、後戻り出来ないよう……その相手の日常へ工作するのはkarma関連組織の常識的な業務であり、あなたはその餌食となった。
具体的な事など彼らリクルーターが語るDiscoderのありがちな死に方やありがちな生活の崩壊の仕方を聞けば、沢山だろう。
それは悍ましいばかりで人間の最期とは思えない流血と吐き気を催すような事実に満ちていた。
こうして、僅かばかり過去と同じだけの生活を保証しようと手を伸ばす悪魔のような指先が契約書を差し出せば、あなたはその悪徳商法をやる詐欺師染みた手からペンを取り、日常を護る最後の希望だろう儚い約束にサインするのだ。
[シナリオの流れ]
基本的にシナリオはこのようにして進行していく。途中の1.1~1.4までは相互や交互に入り乱れてPC達のシーンに基いて行われていくと考えて良い。情報収集に回る者やゲーム内でチームの強化に必要なリソースを確保するする者。更に全員か個人でイベントが発生する者やミドル戦闘に入る者もいるだろう。その後、クライマックスが始まる場所へと移動する事で戦闘が始まり、それを制した後にPC達はエンディングを迎える事になる。時間関係で押している場合は合同でも良いし、個別に出来そうならば、個別にEDを演出してもよい。そうしてED後にラスト判定を行い、現在の能力開放率合計数を算出し、暴走階梯表、もしくは終焉表を振る。この時、セッションが単発ならば、暴走階梯表も終焉表も振らなくてよい。だが、続けて行う事を望むのならば、振らなければならない。この時のPC達は次のセッションの導入を行っているに等しいと考えて欲しい。また、彼らの暴走階梯表の結果をシナリオフックとして活用する事も大いに考えられる。その場合はPCと相談する。PCの成長は全てセッション終了後に行うか。次のセッション開始前に行う。
[シナリオ導入]
↓
[PC合流/チーム結成]
↓
[事件捜査開始]
↓
1.1[情報収集]
or
1.2[リソース収集]
――――――――――――――
1.施設利用
2.RD確保
3.アイテム購入
4.恋愛相手確保PC/NPC
5.工作判定
6.人材アイテム確保
7.リソース確保用の戦闘
――――――――――――――
↓
1.3[イベント発生]
↓
1.4[ミドル/戦闘]
↓
1.5[情報収集]
↓
[クライマックス/戦闘]
↓
[エンディング]
↓
[ラスト判定]
↓
[暴走階梯表/終焉表]
↓
[PCデータ処理]
↓
[セッション終了]
[シナリオ上のシーン関連]
『シーンへの入り方』
基本的に導入後、PC達は合流してから各自其々に動くか。もしくは合同でシーンを演出していく事になるが、この時PCはPC1から順に個人用のシーンを行っていく。この最初の部分が以下の一連の流れで行われるシーン内容である。
[情報収集]
or
[リソース収集]
――――――――――――――
施設利用
RD確保
アイテム購入
恋愛相手確保PC/NPC
工作判定
人材アイテム確保
リソース確保用の戦闘
――――――――――――――
其々のメインオーダーに出来る事は主に以上の7つに分かれる。
この7つが其々に与えられたシーン内で行うべき事である。そして、基本的にこのゲームではシナリオ上のボスと戦う為の準備期間として4名のPCに対して其々3シーン与えている。つまり、4×3=12シーンが基本的にPC1234の順で回って来るのである。これに導入と合流、イベント、ミドル戦闘、クライマックス戦闘を合わせて17シーン程あるが、基本的に他のPCのシーン内に登場する場合や合流した後に共に共同作業を行う時は合同シーンとしてシーン数は減じる。ただし、元々1セッションのシーン数は経験値の点から12~18程度を想定している為、12以下になったらGMはアドリブで新たな追加シーンやマスターシーンを自分で入れるか。もしくはPC達に好きなシーンをやらせてもよい。逆に18以上のシーンになりそうならば、PC達を強制イベントや合流させてシーンを削減する。
『オーダー毎の分業制』
このゲームは基本的にメインオーダー毎の分業が推奨され、SFはアイテム工作枠、JCはRDの確保やアイテム購入枠、GNは人材アイテムや恋人となるNPCの確保枠として働かねばならない。だが、基本的に戦闘に重きが置かれるESPやMWは手が空いている事が多く。彼らや仕事が終わって手隙になった人物、ハンドアウトなどで設定が盛られたPCが基本的に情報収集や事件の本筋をを追う事になるだろう。無論、メインオーダーの取り方によってはモブ、キマイラもあり得るし、能力によっては出来る事は千差万別である。なので、各自の出来る事、最優先でしなければならない事、などを事前にすり合わせて行動し、相手を手伝ったり、一緒に情報収集以外の演出に参加したりという事も考えられるべきである。PC達に方向性を示すハンドアウトに付いて以下で説明する。
[ハンドアウトとは?]
ハンドアウトはそのシナリオを遊ぶ際にPC達にGMが事前にして欲しい立ち回りや追加の経歴、現在の状況などが掛かれた代物である。PCはこれを必ず守らなければならないという事ではないが、重要な役割を与えられた場合はその書かれた内容の方向性に従ってRPする事でシナリオが進んでいくと考えて良い。このハンドアウトには2種類あり、PC全員への代物とPC毎の個別がある。GMはPCに示すハンドアウトにおいて重要なもの、比較的自由なもの、シナリオの本筋とは関係ないものなどの重要度を示すべきである。ただし、PCにRPを必ずこうして欲しいと強要するものではなく。あくまでこういう役回りで立ち回って欲しいという演出上の協力者である事を忘れてはならない。PCも重要なハンドアウトを渡されたり、あるいは自分で選ぶ事になったなら、どうすればいいのかを事前にGMなどに訊いて、軽く打ち合わせなどをしておくとよい。GMはシナリオを進める上での協力者であるPCには口頭で大体はこう立ち回って欲しいという要望をしっかりと伝え、意思疎通しておく事でスムーズに話を進行出来るだろう。
『ハンドアウトの内容』
ハンドアウトの内容はそのシナリオにおけるPCの役割である。その中でも個別の代物は単発セッションもしくはキャンペーンセッションとなる複数回のセッションの最初となる回に取るべきメインオーダーを其々に1つだけ指定しておく事とする。これはこのゲームにおいて偏ったメインオーダーばかりだと途中でゲーム進行に支障を来たす可能性が高いからである。出来れば、ゲーム参加者はどんなオーダーが取りたいかは事前に他のPCと摩り合わせ、一部は被っても良いのでメインオーダーを4つから5つ必ず誰かが持っているよう計らって欲しい。また、ハンドアウトによってはそのハンドアウトの人物しか知り得ない情報などが追加で最初から貰えたり、アイテムを優遇されたり、何処かの組織と関係があって施設を使えたりという優遇を行う。ファンタジーなゲームに例えるなら、最初に貰えるアイテムやお金のような最初期の必需品といったところだろう。GMは序盤などの立ち回りなどから逆算して、後述するPCへの個別ハンドアウトへ効果を付属させた代物、“アルカーヌム”を作成する。ただし、情報などはゲーム内でその情報を最初から持っている個人が開示するまでは非開示として個別に別の紙などで渡すべきである。後、基本的にハンドアウトは2~4行程で纏めておく程度で良く、あまり長々と書くべきではない。
『ハンドアウトの重要度』
このゲームにおける個別ハンドアウトの重要度はPC1→PC2→PC3→PC4の順で下がっていくものとし、基本的にPC1がシナリオにおいて重要な立ち回りを要求され、それ以降が情報を持っていたり、サポートを行ったり、事件に偶然巻き込まれたりという役柄となっていく。これは重要度:高、重要度:通常、重要度:低というように分けるものとする。ハンドアウトは初回以外は基本的にオーダー毎に推奨されるハンドアウトか、もしくは自由に選んでよいハンドアウトかでGMは別けて、キャンペーンの場合は参加者のPC達に必ず1回はセッションでPC1のハンドアウトを渡し、主役の役回りが回って来るよう計らうべきだろう。
『個別PCハンドアウト/アルカーヌム』
このゲームの個別のPCへのハンドアウトに効果を付属させた代物をアルカーヌムと呼ぶ。このアルカーヌムは占いなどに使うタロット(絵の描かれたトランプのようなもの)をモチーフとしている。何処かでアルカナという言葉は聞いた事があるだろうか? アルカナはタロットの内容と考えて良い。その内容、其々の寓意的な象形に即してハンドアウトの内容を肉付けし、ゲーム上の様々な効果を受けられるようにしたのがアルカーヌムである。以下の大アルカナ、小アルカナの付与属性毎に以下の効果を得られる。GMもしくはシナリオ制作者は適当だと思う役割のアルカーヌム効果表の大アルカナから選んでPC番号に付与して欲しい。大アルカナはその能力よりも効果の後に書かれる役割を参照してPC毎のアルカーヌムに込めるストーリー性の構築参考とする。そして、更にそのPCに必要だと思う小アルカナの属性グループ1と2から1つずつ属性と数字を付与してPCに与えたい効果を付与すれば、完成である。
*現在、大アルカナは10まで実装されており、22まで実装予定。
『アルカーヌム効果表』
大アルカナ
【0】愚者
[効果 このセッション終了時までに1度だけ、任意のタイミングで対象を選択して、その相手の能力を1つシーン終了まで効果を無効にする(能力取得枠の増加や階梯毎基礎能力データに干渉する能力は無効に出来ない)]
役割:あなたは何者にも囚われず、己の目的の為に全てを乗り越える愚かしくも儚い夢を者として、これより出会う事件において重要な役割を果たすでしょう。
【1】魔術師
[効果 このセッション終了時までに1度だけ、判定を成功扱いとする]
役割:あなたは自らの意志と手腕で他者との交わりの中から大きな結果を得る事になるでしょう。
【2】女教皇
[効果 このセッション終了時までに1度だけ、失敗した判定をもう1度判定する]
役割:あなたは秘密に惹かれ、真皮に惹かれ、その叡智へを以て、如何なる壁の前にも立ち向かう事となるでしょう。
【3】女帝
[効果 このセッション終了時までに1度だけ、ナラティブ数を+2する]
役割:あなたはその行動を以て実り豊かなる日を結び、その未知なる道程の先にある結果へ手を伸ばす事になるでしょう。
【4】皇帝
[効果 このセッション終了時までに1度だけ、シーン内に発生したダメージを0にする]
役割:あなたはその自らの堅固さを以て人々を導き、その内に多くの人々を救おうとする事でしょう。
【5】教皇
[効果 このセッション終了時までに1度だけ、味方に装備された人材アイテムの全ての設定された項目の能力に+1する]
役割:あなたは世の誰かの繋ぐ恵みとなって、己と周囲の人々を和とし、その中にこそ自らの力を知る事でしょう。
【6】恋人
[効果 このセッション終了時までに1度だけ、恋愛判定が発生した場合に成功とし、互いに恋愛関係を結ばせる(判定のダイスは振らない)]
役割:あなたは二つの道を一つとなす鎹となって、世の愛し合う者達に結果を導く事でしょう。
【7】戦車
[効果 このセッション終了時までに1度だけ、攻撃判定を成功とする(判定のダイスは振らない)]
役割:あなたは勝利し、自らの威を示す事によって、己の求めるところに進みゆく事でしょう。
【8】力
[効果 このセッション終了時までに1度だけ、任意のタイミングで対象を選択し、その相手の攻撃力を倍にする]
役割:あなたはその自らの勇気を以て、自らを尽くす事により、その目的への力を顕す事でしょう。
【9】隠者
[効果 このセッション終了時までに1度だけ、判定時にその判定に使われる最終的な指定値に自身で同じ判定を行って出た指定値を加算する]
役割:あなたはその深謀遠慮を以て、深き迷いに彷徨う者へ己の力を授け、その道行きを照らし出す事でしょう。
【10】運命
[効果 このセッション終了時までに1度だけ、任意の対象のロストを無効にする]
役割:あなたは自らの運命によって生き、自らの運命に拠って起ち、また運命に拠って没する覚悟と共に進む事となるでしょう。
小アルカナ
『グループ1』
【錫杖】
[効果 セッション開始時からセッション終了時まで、表示数×10の値だけ、工作判定の最終的な指定値に+修正する]
【聖杯】
[効果 セッション開始時からセッション終了時まで、表示数×10の値だけ、恋愛判定の最終的な指定値に+修正する]
【刀剣】
[効果 セッション開始時からセッション終了時まで、表示数×10の値だけ、攻撃判定の最終的な指定値に+修正する]
【硬貨】
[効果 セッション開始時、表示数×10の値だけ、RDを得る]
『グループ2』
【農民】
[効果 セッション開始時からセッション終了時まで、表示数×3の値だけ、目的判定の最終的な指定値に+修正する]
【騎士】
[効果 セッション開始時からセッション終了時まで、表示数×3の値だけ、速度に+修正する]
【女王】
[効果 セッション開始時、表示数×3の値だけ、順化数に永続的に+もしくは-修正する]
【国王】
[効果 セッション開始時からセッション終了時まで、表示数×3の値だけ、自身の攻撃力、防御力に+修正する]
『記述方法』
【愚者/硬貨1/国王2】
これでPCに与えられた効果は相手の能力の削除とRD10個、速度、攻撃力、防御力に+6修正というものになる。
『アルカーヌムの運用』
このようなハンドアウトに対して効果を付与するのは基本的にこのゲーム内ではルール的にはPC優先だが、ステータス的に高階梯ではエネミーやNPC優位という場合が多いからである。ゲームを連続したセッションで進める場合、このゲーム内のエネミーの戦闘のバランス調整、シナリオ上のリソース調整は難しくなる。戦闘面では全体的にインフレするPCの能力でも高階梯能力者に対して追い付けない場合が多い。そういった場合にはダメージを与えられなかったり、あるいは特定の能力などで戦略的に勝利するような方式が取られるかもしれない。だが、そういったパターンが固定化されるとそれ以外のPCの活躍を奪ってしまう事にもなりかねない。このアルカーヌムはPC達へ個別にストーリー上で活躍出来るだけの下駄を履かせる事を目的にしており、PC毎に活躍の機会を均等化する事を意図して導入されている。GMはPC達の情報をしっかりと把握し、アルカーヌムで与えられた効果が使用される場面を逆算しながらシナリオを作成する事をお勧めする。
『アルカーヌムはシナリオでどう関わる?』
このアルカーヌムはシナリオ上、全てPC達をkarmaの世界に巻き込んだ神による采配の一部として設定される。神はPC達の劇的な物語を望んでおり、それを面白くする為にこそ、その力によって知らぬ間に彼らの運命へ介入しているのだ。PC達の神が何者であれ、その力は絶大であり、それに逆らう事など同じ階梯の存在以外に出来ようはずも無い。PC達が知らぬところで物語は彼らを見降ろす者によって間接的に操られているのである。
例 *今回、以下にアルカーヌムの見本を置く。
『PC1:被害者のような加害者?』
【戦車/刀剣1/国王1】
重要度:高 推奨オーダー/ESP
優遇措置 RD+10取得
*あなたは極々普通の能力者で毎日が退屈なくらいに平和であった。しかし、それが正しく奇跡的な事だったのだと夕暮れ時の錆びれた路地裏で知るだろう。何者かの襲撃によって意識を失ったあなたが目覚めたのは宵の事。あなたの傍には……死体が転がっている!!!
GMからの口頭での注文:この事件を解決しないと神処に疑われたままとなる可能性がある為、身の潔白を証明する為にも積極的に事件の解決に向けて動いて欲しい。
『PC2:事件を追う猟犬』
【魔術師/硬貨1/農民3】
重要度:高 推奨オーダー/JC
優遇措置 ランクB以下の任意の消耗品カテゴリのアイテム3個取得
*あなたはこの街で起こっている能力者の連続殺人事件を追う神和の一人だ。そうして捜査を進めていた矢先、終に犯人らしき人物達に遭遇した。傍らに死体を転がして呆然とする人物が一人、それに近付いていく者が一人、そこから逃げ出そうとする者が一人……どう見ても怪し過ぎる!!!
GMからの口頭での注文:この事件の解決の為に他のPC達に身の潔白の証明の為、協力するよう働き掛ける。その為の動機になるなら、上司に報奨が出るよう掛け合うなどの方法を行っても良い。実際にGMがその辺りをセッション終了時にアイテムなどで補填する。
『PC3:逃げ出せない被害者』
【隠者/聖杯2/騎士1】
重要度:低 推奨オーダー/GN
優遇措置 重要情報/1取得
*あなたは事件に遭遇した。見付けてしまった死体、今起き上がったばかりの相手……ああ、面倒事になる前に逃げなければと思ったのも束の間……すぐ傍に足音が近付いている。だが、捕まると面倒事だとしても……逃げたらもっと面倒事になるのが目に見えている!!!
重要情報/1
あなたは知っている。この事件が起こり始めた頃から、この街に強力な能力者がやって来ている事を……耳にした名は『イスラフィール』……NAMEDから放逐された天使の一人。彼の者を相手に生き残った者はいないとされた『喇叭を吹く者』の異名を持つ能力者である。
『PC4:傍観せし超人』
【運命/刀剣1/女王1】
重要度:通常 推奨オーダー/MW
優遇措置 ランクB以下の任意の武器カテゴリのアイテム1個取得
*あなたは偶然にも殺人現場に出くわした。だが、此処で逃げるわけにもいかないだろう事は複数の足音で理解している。逃れられないのならば、身を任せてみるのも良いだろう。例え、それが自分の身に降り掛かる不幸の類であろうとも、あなたはそれを超える為の術を持っているのだから……。
『セッション・ハンドアウト』
セッション・ハンドアウトはPC全員に対して知らされるハンドアウトであり、個別のものとは違ってプロローグとしての意味合いがあり、基本的には物語のあらすじとなる。このあらすじは分かり易く物語がどのようなものであるかを知らせる目的があり、物語の焦点が何処に当たっているのかを示すものである。シナリオ毎に書き方はあるだろうが、基本的には解決されなければならないkarma案件の概要を仄めかしたり、PC1となる人物やエネミーやNPCに言及する事とする。
例 *上記のアルカーヌムに即したモノを用意した。
―――――――――
流れ出した茜射す色は宵に黒く塗り潰されていく。
街を覆い始めた暗雲は留まる事を知らず。
今、人々の上に覆い被さろうとしている。
今、あなたの目前に死体が有り。
今、あなたの目前に人影が有り。
今、あなたの目前に厄介が有り。
今、あなたの目前に事件が有り。
しかし、まだ答えだけは無く。
彼らは出会った。
神に選ばれし哀れな者達の幕が開く。
アクト・オブ・エブリシング―――観測せよ。
それは終焉に至るまでの物語。
―――――――――
『ゲーム内の時間管理』
このゲーム内では基本的に朝、昼、夕方、夜、深夜の5つの時間帯を用いてゲーム進行を行う。この時間帯1つの終了はPC達が其々のシーンで1順したら、次へ移り変わることになる。ただし、GMがシナリオをもっと短い時間で進めたいという場合は朝昼夜の3つに変更する。逆に長くしたいならば、1日2日3日のような日数で数えるように変更しても構わない。そのような長時間での1順の場合はPC達がすぐに終わるような行動を行っている場合、途中でシーンを挟んで演出を増やしたり、あるいはナラティブ数を進呈するのような優遇措置を行う事。PC達が1日何をしているのか端的にPLに説明してもらうというのでも良いだろう。能力の中には時間帯限定で効果を発揮する者もある為、そこはGMの裁量で決める部分なども出て来る。ちなみにこのゲーム内で能力者は数日睡眠を取らなくても能力が下がったりする事はなく。また、寝不足になるという事もない。どんなに弱い能力者も能力者として存在している時点で一般人から見れば、超人の類であり、その疲れる度合いはまったく普通の人間と比べられるようなものではない。




