事件の始まり
これは、3年前、俺がある事件に巻き込まれたときのことだった
「はぁー、部活疲れた~」
「なんか飲むか」
俺がまだ、中学1年生だったときのことだった
ここですごく大きな爆音が俺の耳に入った
「な、なんだ!?」
「すげぇー音だな、ん? 俺ん家のちかくじゃねぇーか!!」
ビビりながら、炭酸ジュースを落としそうになる
サイレンが鳴り響く
近くで、テロが起きました、繰り返します、近くでテロが起きました、直ちに避難してください
「この音マジでビビるからやめろよな! とりあえず避難だ!!」
足を震えながらも、すたすた走る
「よし、とりあえず避難できたな、ふぅ~」
俺は冷や汗をかきながら、少し安心する
数十分後
「ふぅ~、避難終わりっぽいな よかった~」
その瞬間ある人が俺に訪ねてきた、黒いジャージを着ていたゴツい感じの人だった
〖······これを〗
「え?」
突然すぎて何も言えなかった
見ると、ゲームソフトのようだった
「突然すぎるし、何でゲームソフトなんだ!?」
「てかこれ、家のゲーム機に対応してんじゃん」
俺は怪しみながらも、家に帰ってやることにした
俺はドアを開ける
ガチャ
「つけてみるか、絶対怪しいけど」
タイトルのサウンドが流れた、だが······
ジラジラジラジラ
画面は真っ暗だった
そしてつけたとき、自分の視界も真っ暗になった
「な、何も見えない!」
もうそこは部屋ではなかった
「一体、どうなってるんだ!? 画面が真っ暗になっかと思えば、なんか違う暗いところにいるぞ!」
「え? ノイズ音? え、なにこれ、普通に怖いんだけど」
「関係ないけどゲームってやっぱりRPGだよな、これはなんのジャンルなんだ? 全然予想つかないな」
[RPG]といった瞬間、ファンタジーな音楽が流れ、草原が広がるところにとばされた
「なんだ? 真っ暗だったのが急に変わったぞ!」
「まるで、ゲームの世界に入ったみたいだ! みたいというかそうかもしれないな! でもそうだとしたら、どうやって戻れるんだ?」
しばらく考えこむ、するとまた人が訪ねてきた
[えーと、そこの人、一体何を考えこんでいるんですか?]
「え? いや、特に何も」
とりあえず悩んでいることを隠した
訪ねてきた人は30代後半ぐらいの人だった
[でも、何か考えこんでいましたね、そういうときは心を落ち着かせ、リラックスして下さい]
「あぁー、はい」
「そいえば一つ聞いていいですか?」
[でも、何か考えこんでいましたね、そういうときは心を落ち着かせ、リラックスして下さい]
「え? この人続けて同じこと2回言ったぞ!? 大事なことなので2回言いました的な?」
俺はすぐに察しがついた
「なんとなく分かったけど、多分、ゲームの世界に入ってる感じだな、あの人の対応から考えて、だけど不思議なんだよな、真っ暗だったのが急に草原······うーん、まだわからないな」
とんでもなくすごいゲームをもらってしまったことを俺はまだ知るよしもなかった