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Lv99の魔物がいる異世界  作者: てすとす
序章 異世界
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森の異変

※メルを幼女から、少女にしました。(意味不明)

爺さんから剣を貰った俺は、村の近くにある大きい森にやって来た。森は日が落ちているためか、かなり不気味な雰囲気が漂っている。


さて……来たのはいいが、正直どこを捜せばいいのか見当もつかなかった。そこら辺をしらみつぶしに探索するか、それか森の奥まで行ってみるか、おそらく後者がアタリだと思うが、さすがにこの雰囲気で奥まで行こうとは思えなかった。


とりあえず辺りを捜してみる事にする。入口の近くには、木の実や枝が落ちていて、それ以外は何も無かった。


「やっぱり奥へ行ったのか……」


俺は意を決して奥へ進んでみようとした。

けれど、俺は足を止めた。


奥の方から何かがこちらに走ってきている。

早速この剣が役に立つかもしれない。俺は剣を抜こうとしたが、


「あれ?抜けねぇ……」


錆びているのだろう。どんなに力を入れても鞘から抜けなかった。


何かがもうそこまで来ている。もう頭が真っ白になってきた時、


「ワン!」


どこかから犬の鳴き声が聞こえた。よく目を凝らしてみると、こっちに走ってきたのは少女に懐いていた犬、タロだった。


「なんだよ、お前かよ。おどかせんなよ……」


「ワン!ワン!」


何だろう、タロは必死に何かを伝えようとしている、気がする。


「ワワン!」


タロは元来た道を戻っていった。ついてこい、って言ってるのか?


そう思い、今度はタロを追いかけていった。





どのくらい歩いただろう。歩いても歩いても木しか無い。もしかしてループしてるんじゃないかと不安になってきた。タロはどこまで行こうとしているのだろう。あの少女の元まで戻ろうとしているのだろうが、どれだけ奥へ行ったんだ?


それに………

さっきから何か別の視線を感じる。それも複数。

どうか何もおこらないでくれ、早くついてくれ……


タロが急に走りだした。タロが走っていった先には、小さな洞穴と、そこに倒れている少女、メルがいた。


「おい、大丈夫か?」


「………」


へんじがない、ただねむっているようだ。


ホッとした所で早く村へ戻ろうとメルを抱き抱えた時、


「グルルル……」


タロが唸っている。何だろうと思い、振り返ると。


草葉の陰からゾロゾロと何かが出てくる。

それは暗くてあまり見えないが、緑色で、丸っこくて、ゼリー状の何か。


それが集団を成して転がってくる。



この世界で初めての魔物、スライムが現れた。

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