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Lv99の魔物がいる異世界  作者: てすとす
序章 異世界
4/25

行方不明

その後朝メシを食べ終えた俺とヤサンは、村の畑仕事を手伝った。畑を耕す事なんて初めてだったが、意外と楽しく、気がついたらもう日が落ちはじめていた。


「よし、今日はもう切り上げるか。しかしサカザキユウ、あんた中々上手いじゃないか。才能あるぜ。」


「ははは……それはどうも。」


二人で話していると、畑の持ち主のお爺さんがニコニコしながら、


「二人とも、手伝ってくれてありがとな。これは小遣いとしてとっておきなさい。」


500円玉よりちょっと大きいコインを渡してきた。


「おい爺ちゃん!これ銀貨じゃねぇか!こんなに貰えねぇよ。」


「いいんじゃよ。老いぼれが持ってても何の得も無い。未来ある若者にあげるのが一番じゃて。」


な、なんていい爺さんなんだ。しかもヤサンの反応からして、この銀貨は結構な価値らしい。

ありがたく貰っておく事にした。


「まったく、爺ちゃんはなんでもかんでもあげすぎなんだよ…………ん?」


ヤサンが辺りを見回して何かを探している。


「おっかしいな。メルの奴がいねぇ。いつもなら暗くなる前に帰ってくるんだが。」


「なんじゃと?またメルちゃんが迷子になってしまったのか?」


「そうかもしれないな。ちょっと行ってくるよ、爺ちゃん。」


そう言ってヤサンは走っていってしまった。


「お主」


追っていこうと思ったら爺さんに話しかけられた。


「ヤサンだけじゃちと危険じゃ。ワシの家に来なさい。」


ヤサンを追いかけたがったが、仕方なく爺さんの家に行く事にした。




爺さんの家に来たが、爺さんが床下から何かを探している。早く森へ行きたかったので、もう行ってしまおうかと考え始めた時。


「おおあったあった。これじゃ。」


爺さんは床下から古そうな剣を取り出した。

素人の目からしても、剣はかなり古くて、鞘がところどころ欠けていた。


「ワシのお古じゃが、何も無いよりはマシじゃろう。危なくなったらそいつを使え。」


そう言い、爺さんは剣を差し出した。初めて持った剣はかなり重かったが、確かな感触を感じた。

爺さんにお礼を言いつつ、俺はヤサンが行った森へと走って行った。




「しかし、本当に渡すときが来るとは……」


あの青年に渡した剣は、かなり使い古した剣じゃが、青年があの力が発揮することができれば、あの魔物をなんとかする事ができるかもしれぬ。


「もし言い伝えが本当じゃとしたら………」


爺さんは床下の物に目を向ける。

そこには緑色の輝きを放っている、薬ビンが置かれていた。



お金の単位はこんな感じです。

銅貨100枚→銀貨1枚

銀貨100枚→金貨1枚


銅貨や銀貨などは500円玉より大きめ


お金に関しては何も思い浮かびませんでした。

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