表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Lv99の魔物がいる異世界  作者: てすとす
第1章 王国
17/25

這い上がり

戦闘シーンないじゃん!

どうしてくれんのこれ?(自問自答)



ヤバい。鉱石達の攻撃から逃れられたのはいいが、今度は溺れかけている。早く陸に上がらないと。


上まで泳ごうとするが、浮かばずに沈んでいってる。どうやら手に持っているロングソードの重さで沈んでいってるようだ。


(手放すか? でも銅貨70枚が……)


今はそんな所を気にしてる場合ではない。ロングソードを手放して水面まで必死に泳ぐ。


(あと少し……!)


溺れるのが先か上がるのが先か。





「ぶはぁ!」


ギリギリだったが間に合った。水面上に上がり息を吸い込み、陸に上がる。思考を整え、何がどうなったかを考える。



俺はおそらくどっかの穴から落ちてしまって、落ちた先が偶然にも湖だった。こんな感じか?


「うわぁ、全部濡れてる……」


そう呟きながら上を見ると、高い天井にぽっかりと小さな穴が空いている。あそこからここに落ちたのだろう。

辺りを見回すと、ここはさっきまでいた洞窟よりは狭い部屋で、大きな湖と天然の水晶が綺麗な雰囲気を醸し出している。


「何か不思議な場所だな。あいつらの本拠地か?」


もしかしたらあいつらがこの場所に来るかもしれない。代わりとしてフルンティングを構え、探索を始める。何か鉱石達の手がかりがあるかもしれないと願いつつ。







「特に何も無かったな……」


落ちていた水晶の欠片を弄くりつつ落胆する。見つけたものといえばこの小さい欠片だけだった。

それにどうやって洞窟から脱出するかも考えなくてはいけない。上まで行くことができるものがあるのか? だけどこの部屋には何も見つからなかったし…………



「そういえば…湖を探索してなかったな。」


ふと閃く。急いで上がろうとしてたから水の中を全然気にしていなかった。


「そうと決まったら……」



俺はビショ濡れになったシャツを脱ぐ。上半身裸となり、湖へダイブする。

意外と水の中は見えやすく、底に四角い物が落ちているのが目視できる。



(よっ…と………軽いな。)


四角い物を両手で持ち浮上する。四角い物を陸に置いて俺も陸に上がり、確認する。それは黒くて頑丈な箱のような物だった。


「開けられる所が無いな。だったらこれで……」


箱のような物に向かってフルンティングを振り下ろす。すると上部分が割れて中が見れるようになった。


さて、なにが入っているかなっと……




「ゲコッ。」



「……ゲコッ?」


入っていたのは10cmはある大きなカエルだった。カエルはゲコゲコ言って俺を見ている。

カエルでここから出れるか? いや出来ないだろう、こいつが何らかの能力が無ければ。


「ゲコッ。」


カエルがピョンと跳ねて箱から出る。そのままカエルは湖へ潜っていった。



「待ってくれよ! お礼もナシか!」


カエルに聞こえるように叫ぶ。するとカエルが顔を出し、手をクイックイッと曲げる。


「なんだよ、ついてこいって……言ってるのか?」


カエルが再び潜る。俺は急いでシャツを着て、カエルの後を追うべく湖に再びダイブする。

箱があった場所にはまだ深い場所へと行けそうな抜け穴がある。カエルはその抜け穴に入っていき、俺も抜け穴へと向かう。



しかし突然、強い水流が襲いかかり押し戻される。

カエルが水流に流されていくが、カエルが行く先には大きな水の柱ができていた。俺も水流に流されて、カエルが行く柱を昇っていく。


(このまま……あの場所まで!)


進む先は暗闇が広がっている。戻ってこれると確信した俺は、そのまま流されていく。


体が空中に投げ出される。どうやら到着したようだ。それはカエルも同様だったが、その時カエルに変化があった。


突如カエルの体が光りだしたのだ。カエルの光が暗闇を照らしていく。

明るくなり下を見ると、無数の鉱石の「魔物」がこちらを見ていた。


「キキキキキキー!」


鉱石達は俺に向かって威嚇している。俺は噴水のように出ている水に着地し、そのまま地面に足を着く。カエルは水の中に入っても光り輝いていて、鉱石達を認識できるぐらいの明るさはあった。


「さあ……来い!」


フルンティングを構えて集中する。

俺の言葉に鉱石達が反応したのか、襲いかかってくる。


そして鉱石との第二ラウンドが幕を開けた。


次は、次は戦闘シーン書きますから……!

どうか許してください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ