表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
遅少年と早少女  作者: 粉巻 まひる
ゲーム開始
6/25

その少年、感激。

ゲームが始まった。目の前には森が広がっている。街や家から始まるゲームはよくあるが、森から始まるゲームとは、なかなか珍しい。自分の着ている服を見てみる。ボロボロだ。腕につけている装置を使ってメニュー画面を開くと、装備のところには、はじまりの装備一式と書かれている。はじまりというところは、なんともオーソドックスだが、装備一式と表示するのは珍しい。というか、これ面倒臭かっただけじゃないのか?


ザクザクの森の中を歩いていく。植物を踏んでいる感触がする。

「マジでリアルだな」

人類の技術が発達していることに喜びを感じるが、同時に恐怖も感じていた。ベルトにかかっている剣を手に取る。その軽さに驚いた。剣を叩いてみる。見た目がとても木に似ていたから気が付かなかったが、プラスチックだ。俺は、作者と気が合うかもしれないと思った。

最初に装備されている剣は、何かと木が多い。木というのは、ボロい雰囲気がするが、それよりも脆いものがある。プラスチックだ。あれは、頑丈に見えて思いっきり振り回すと、すぐに壊れる。その壊れやすさは、木にも勝る。だから、いつもプラスチックすればいいと思っていたのだ。まさか、実現する人がいるとは、嬉しい。

そんなことを考えているとモンスター的なものが出てきた。見た目は、初期のポケモンとスライムを混ぜた感じだ。敵が近づいてきたため、身構える。そして、足に力をいれて、飛び上がる。


空中で剣を抜く。敵は俺の行動に驚いており、あまり反応できていない。クルッと身体をひねり、敵の背中を剣で斬る。プラスチックだから、威力は高くない。だが、防御をしていなかった敵は大打撃を受けたようだった。敵が攻撃を仕掛けてくる。俺は、バッとバク転をして、さっきと同じ場所に攻撃。すると、敵が消滅した。メニュー画面を開くと、レベルが上がっている。……分かりにくいな。そう思いつつ、森を歩いていく。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ